美人ジャーナリストは虜の身がお好きのようで-第7話 2020文字 邪道

美人ジャーナリストは虜の身がお好きのようで-第7話

大手新聞社を退職した佐藤郁子はヒマと美貌と豊満な肉体を持て余す、フリージャーナリスト。
恋人の猛のツテを頼り、彼の先輩高見から依頼された仕事。
それは政界の性事情をスクープするための潜入取材、いわば密偵だった。
SM嬢に扮し、裏社会の面々と対峙する郁子だが敢え無く捕まってしまい…。
窮地に堕る郁子だが、秘めたるマゾヒスティックな性癖を存分に満たされる淫靡な調教に加え、政界のプリンスとのハードなプレイに酔いしれる羽目に…。
果たして郁子の運命はいかに?

作家名:邪道
文字数:約2020文字(第7話)
管理番号:k140

第八夜:郁子はSMチックな拷問に歓喜の悲鳴を上げる!!

「アァッ…」
十の字に拘束された裸体が、磔板をぎしぎしと軋ませる。
脂汗を光らせた額が左右に悩まし気に揺れ動く。
へその穴がいやらしく上下運動し、ウエストの柔肌が波打つ。
SM用の蝋燭で勃起した乳首を炙られ、ひりひりとした刺激が新鮮だ。
「いや、やめて…堪忍して」
そう、宣いつつ、心にもないことだ、と郁子は思う。
松宮という男は女を責め慣れた様子で、郁子の性癖に気が付いているらしく、彼女を追い込み切ることなく、さりとて悦楽に浸りすぎることなく、適度にその肉体を責め苛んでくる。
「あうぅ…」
郁子の大きな乳房の間から、汗の雫がしたたり落ちる。
先ほど受けた電気ショックの折檻より、はるかに刺激的で女芯を燃え上がらせる郁子だ。

「拷問には蝋燭と、鞭…。お決まりですな、お嬢さん」
松宮は、蝋燭を左右のシモベたちに預けると、革製のパドル鞭をシュッと空打ちしてみせる。
(ああ、スパンキングね…初体験だわ…)
「さあ、強情を張るのも、そろそろ終わりにしてはいかがかね、郁子さん? あんた、誰に頼まれてここに来た?」
「あぁ、私…ほんとに知らないんです。ただ…知り合いに頼まれて…SMの真似事のお相手をするだけで…お給料がもらえるって…」
蝋燭責めを一旦中断された郁子は、艶めかしく項垂れつつ、白い肩と乳房とを妖し気に震わせながら、責め手を焦らすように言葉を紡ぐ。
「その知り合いが誰かと聞いているのだ!」
狩野の強い詰問口調に続き、乾いた鞭が柔肌を打つ。
左肩から乳房にかけて、乾いた痛みが走る。
「ひぃ―――ッ!」
郁子は悲鳴を上げた。
が、ソレは痛みによるものではなく、待望の仕打ちを体験できたという秘めたる性癖を完全に剥き出しにされた歓喜の嬌声でもあった。

松宮は二回、三回と鞭を振る。
「いやッ、あひッ、くうぅ~~~ッ」
郁子は、磔板を激しく軋ませながら、裸体を反り返らすようにして、女体を責め苛む鞭の舞に酔いしれる。
(鞭・ムチ・むち…。コレよ、コレ…。まさしくお仕置きね…。責め手は強し、身は弱し、ですもの…。責められっぱなしの女がどれだけ妖しく見悶え、喘いだって、無理はないわ…ねえ、そうでしょ、猛)
こんな時だというのに恋人の名を持ち出し、自分の性癖を肯定してみる郁子。
既に恐怖の嫌悪感も皆無で、虜の身、責められっぱなしの女スパイという状況に肉体は火照りきり、秘所はベトベトという具合に愛液が滴り、太腿の間で粘着質な音を漏らす始末だ。
(あぁ、もう駄目、これ以上虐められ続けたら、私どうにかなっちゃうかも…。性欲がどんどんたまってくるみたい…ヤダ、私ってば、こんなにエッチで変態女だったの?)
愛液を淫唇から噴き出しつつ、郁子は恥ずかしげもなくその痴態を披露するかのように仰向けに天を仰いでみせる。

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「フフフ、本当に強情なお嬢さんだ。それとも、根っから責められるのがお好きなのか? …女スパイとしても、俺たちみたいな‘黒幕連中’から虐められるばかりじゃ、面白くないでしょ、郁子さん」
松宮という男は郁子の願望を、すでに嗅ぎ付けている様子で、何事かを狩野に耳打ちしている。
「それは面白いな…」
狩野は卑し気にほくそ笑む。
郁子は憧れた男に陶酔感と、女体を責められる甘い痺れに、悦楽のトランス状態のまま磔板を激しく軋めさせるばかりだ。
「さあ、言え、この女!」
郁子の顎を乱暴につかみ、その美貌を歪めながら責め立てるのは、そう、大海紳一郎だ。
松宮は、大海に狩野への忠誠の証を立てる、いわば禊の行為として郁子を折檻させたのだ。
「お前という女に嵌められたせいで、僕は!」
政敵に屈服させられた自分の間抜けぶりを、あたかも郁子のせいであるかのように罵りながら紳一郎は郁子を詰り、乳房をわしづかみにし、乳首を扱く。
常日頃マスメディアを通して定着しているイメージとは裏腹の、卑怯な小物でしかないことを露呈する青年議員。

だが、女とは異なものだ。
いざ、本格的に虐められてみると、己の性癖を満たしてくれる上に、ソレが惚れ惚れするようなサラブレッドのイケメンとあって、たちまち郁子は心地好くなる。
彼にはサドの趣味はないだろう。
が、こけおどしや、慣れ合い、忖度のない折檻が逆に刺激的なのだ。
おっぱいをぴちゃぴちゃと張り手打ちにされるだけで、異常なまでに神経が昂り、脳天から爪先迄、じんじんと津波のように性欲が解放を望んで感極まってくる。
「ああ、か、堪忍して下さいッ…。わ、わぁ…わかりましたぁッ、知っていることはすべて申し上げますぅッ、で、ですから…お願いです…」
郁子は白旗を上げつつ、本能に負け、世にも卑猥な願望を吐露し、男たちから洪嗤が漏れることとなった…。

再びベッドルームに連れ戻された郁子は、またも縄を打たれ、逃れることも抵抗することもできぬ状況に陥れられた。
そして、激しい凌辱に晒される運命となるわけだ…が、ソレをレイプとは言えまい。
何せ、郁子自身が望んだシチュエーションだ。
それも、自分を犯す男を彼女自身が指名しているのだから…。

(続く)

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