性エネルギーは地球を救う-第8話
ナオミは地球人、セイヤは金星人、二人はツインレイ(この世に存在するたった一人の運命の相手)の関係にある。
ナオミの住む地球が、温暖化の影響で気温上昇が急激に進み、人類が滅亡する危機を迎えた。
ナオミは性エネルギーを金星に飛ばし、セイヤに救いを求めた。
性エネルギーはナオミがオナニーして激しいオーガズムに達した時、ナオミの下半身に沸き起こる。ナオミは性エネルギーを会陰から金星に飛ばし、セイヤとコンタクトを取ることができるのだ。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ナオミの住む地球を救うことができるのだろうか?
作家名:城山アダムス
文字数:約1610文字(第8話)
管理番号:k141
8.最後の身体接触
セイヤは、プレアデス星人に信号を送った。
セイヤとナオミが身体接触するためには、再びプレアデス星人の精密検査を受けなければならない。
二人は金色の光に包まれた。
セイヤとナオミは、プレアデス星人の宇宙船に瞬間移動した。
宇宙船の中で二人は別々の部屋に入れられた。
ナオミの前にプレアデス星人の男性検査官が現れた。
「ナオミさん、あなたは金星人のセイヤと身体接触したいのですね。」
「はい、セイヤと身体接触したいです。」
「あなたは性エネルギーを70エナジー消費しています。今回の身体接触で性エネルギーをすべて消費することになります。二度と、セイヤと身体接触できなくなります。
それでもいいのですね。」
「はい、今回セイヤと身体接触できれば私は満足です。今回の身体接触が最後になると覚悟しています。」
「了解しました。では、そこの椅子に座ってください。」
プレアデス星人の前に椅子があった。ナオミは椅子に座った。
「では、精密検査を始めます。第1ステージです。」
プレアデス星人は、ナオミの精神状態や思想、考え方を調べるために、次から次に質問した。
ナオミは質問に一つ一つ丁寧に答えた。
7年前に検査を受けているので10分ほどで質問は終わった。
「ナオミさん、あなたは精神状態が安定し、宇宙の秩序と平和を守る思想を持ち合わせていると判断しました。第1ステージは通過しました。」
プレアデス星人はナオミに近づき、第1ステージ通過の印であるチップをナオミの後頭部に埋め込んだ。
「第2ステージに進みます。服と下着を脱いでください。」
ナオミは服と下着を脱ぎ、全裸になった。
「ウイルス検査を始めます。」
ナオミの全身にブルーの光線が当てられた。
ウィルスの反応は見られなかった。
光線の照射は止まった。
「ウィルスは検知されませんでした。」
「次は、これまでの性交渉の履歴を調べます。ベッドに仰向けに寝てください。」
ナオミはベッドに仰向けに寝た。
「足を開いてください。」
ナオミは足を開いた。
「これから内診をします。膣に指を挿入します。」
検査官はナオミの膣に指を挿入した。
検査官の指はGスポットと子宮に触れた。
初めての内診の時は、思わず声を出してしまったが、今回のナオミは性器を触られる刺激に耐え、声は出さなかった。
検査官の指は、膣の入り口、Gスポット、ポルチオ、子宮まわりを愛撫するように触診する。
膣は愛液が溢れ、指が動く度にチャプチャプ音がする。
ナオミは声を出さないように必死に耐えた。
「内診を終了します。」
検査官はナオミの膣から指を抜いた。
「これで精密検査は終了します。服を着てそこの椅子に座ってください。」
ナオミは急いで下着と服を身に付けた。
検査官の前の椅子に座った。
「ナオミさん、あなたの身体は清潔に保たれ、ウィルス感染は認められませんでした。挿入履歴も調べましたが、あなたの膣と子宮の筋肉からセイヤ以外の男性の挿入の痕跡は認められませんでした。第2ステージも通過しました。」
「私はセイヤと身体接触できるのですか?」
「セイヤさんも7年前ナオミさんと身体接触して以来、他の女性との性交渉の痕跡は認められませんでした。お二人とも精密検査を通過しました。これから身体接触してください。」
検査官が壁のボタンを押した。
突然ナオミとセイヤの部屋を隔てていた仕切りが消えた。
ナオミとセイヤは向かい合って立っていた。
「ナオミ。」
「セイヤ。」
「ナオミ、無事でよかった。」
「セイヤのおかげよ。私も、セナもあなたに救われたの。私たちだけでなく、多くの地球の人々も救われたのよ。」
「ナオミが性エネルギーで連絡してくれたおかげで、地球は救われたのだよ。」
「セイヤ、会いたかった!」
ナオミはセイヤの胸に飛び込んだ。
セイヤはナオミを抱き寄せた。
唇を合わせ、ギュッと抱きしめた。
ナオミとセイヤの身体接触はこれが最後だ!
セイヤはナオミの身体をもう一度しっかり見たいと思った。
「ナオミ、君の身体を見たい。」
(続く)
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