性エネルギーは地球を救う-最終話 2990文字 城山アダムス

性エネルギーは地球を救う-第9話

ナオミは地球人、セイヤは金星人、二人はツインレイ(この世に存在するたった一人の運命の相手)の関係にある。
ナオミの住む地球が、温暖化の影響で気温上昇が急激に進み、人類が滅亡する危機を迎えた。

ナオミは性エネルギーを金星に飛ばし、セイヤに救いを求めた。
性エネルギーはナオミがオナニーして激しいオーガズムに達した時、ナオミの下半身に沸き起こる。ナオミは性エネルギーを会陰から金星に飛ばし、セイヤとコンタクトを取ることができるのだ。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ナオミの住む地球を救うことができるのだろうか?

作家名:城山アダムス
文字数:約2990文字(第9話)
管理番号:k141

9.愛してる

ナオミはセイヤの目を見て、ゆっくりうなずいた。
「セイヤ、私の身体、しっかり見てね。」
ナオミはワンピースを脱ぎ、ブラジャーを外した。
セイヤはナオミの形の整った乳房をじっと見つめた。
ナオミの体はセイヤの視線を受けて、桃色に染まっている。
そして、ゆっくりとパンティを脱いだ。
腰のくびれ、きれいなヒップライン。
ナオミの一糸まとわぬ肢体に、たちまちペニスは硬く勃起した。
「ナオミ、綺麗だよ。」
ナオミは思わず右手で胸を、左手で陰毛を隠した。
「手をはずしてごらん。」
ナオミが手を外すと、陰毛が露わになった。
7年前の20歳の時よりナオミの陰毛は黒く、濃くなっていた。
セイヤはナオミの身体をじっと見つめた。
透き通るような白い肌。
形よく盛り上がった乳房。
つんと尖った乳首。
黒々と茂った陰毛。
細くすらりと伸びた足。

「セイヤ。そんなに見られると恥ずかしい。」
「ナオミの身体。もう二度と見られないから、しっかり目に焼き付けておこうと思って・・・」
ナオミの目から、一筋の涙が流れた。
セイヤはナオミの涙をそっと拭いた。
セイヤはスマホを手に取り、ナオミに向けた。
「ナオミの身体、思い出に残したい!」
「本当?嬉しい!」
「じゃあ、撮るよ。」
「きれいに撮ってね。」
セイヤは何枚も何枚もナオミの写真を撮った。

「セイヤも脱いで!」
セイヤも服と下着を脱ぎ、全裸になった。
セイヤの胸は引き締まり、筋肉質の腕と足が伸びていた。
足の付け根には、赤黒いペニスが勃起していた。
ナオミもスマホを取り出した。
「私にも画像撮らせてね。」
ナオミはセイヤの全身。
胸。
腕。
背中。
お尻。
足。
そしてペニス。
何枚もスマホでセイヤの身体をスマホで撮影した。

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撮影が終わると、セイヤはナオミを優しく抱き寄せた。
ナオミは手をペニスに伸ばした。
「セイヤのペニス、欲しかったの!」
セイヤはナオミをぎゅっと抱きしめ、激しく唇を吸った。
ナオミの陰毛を優しく撫でた。
陰毛は愛液で濡れていた。
ナオミはペニスを握る手を激しく動かした。
ペニスから体全体に電流のような快感が走った。
セイヤはナオミの膣に指を入れた。
指は愛液でびっしょり濡れた。
セイヤは濡れた指でクリトリスに触れた。
クリトリスは勃起した。
ナオミの息が荒くなる。
膣から愛液がトロトロ流れ出してくる。
「イキそう!」
膣がピクピクとリズミカルに動き出した。
「もうだめ・・・イッちゃう・・・」
膣がリズミカルに収縮を始めた。
「イグ イグ・・・イッタ・・・」
ナオミはオーガズムに達し、その場にしゃがみこんでしまった。

セイヤはナオミを抱き上げてベッドへ運んだ。
ナオミはそっと目を閉じて仰向けに寝ている。
まだ余韻が残っているのか、荒い呼吸をしながら乳房が上下に動いている。
ナオミの足首を持ち、左右に広げた。
陰毛の奥にサーモンピンクの膣がパックリ開いている。
セイヤはそっと口を近づけた。
舌先がクリトリスに触れた。
「やん・・」

ナオミの身体が小さく跳ねた。
舌先で、クリトリスを優しく舐めた。
ピチャピチャと湿った音が部屋に響く。
「セイヤ。お願い。」
「お願いって、何?」
「ペニス欲しい。」
セイヤは硬く勃起したペニスをナオミの膣口に当てた。
「入れて。はやく。」
セイヤはペニスを挿入した。
柔らかく温かな膣がペニスを包み込む。
「あああん・・・セイヤのペニスが入ってる!」
ナオミの腰が動いている。
「お願い!動いて!」
セイヤは挿入したペニスを前後に動かした。
「もっと。強く。激しく突いて。」
セイヤは腰の動きを加速した。
膣がペニスをぎゅっと締め付けてきた。
ナオミの顔が歪んだ。
「イキそう イク イッチャウ・・・」
膣が激しく痙攣を始めた。
ペニスも限界に達し、痙攣し始めた。
ペニスはビクビクと脈打ちながら膣の中に大量の精液を撒き散らした。
ペニスを包んでいる膣も激しく痙攣している。

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二人の激しい痙攣は20秒ほどリズミカルに続き、やがて静かに治まった。
セイヤとナオミは、しばらく挿入したまま上下に重なっていた。
二人の荒い呼吸が落ち着いた頃、スルッとペニスを抜いた。
膣から白い精液がトロリトロリと流れ出してきた。
「セイヤ。最高に良かったわ。」
「ナオミ。とっても気持ちよかったよ。」
「これが最後の身体接触なの?」
「これが最後だよ。」
「私、我慢できるかな?」
「我慢できなくなったらどうする?」
「どうしよう?・・・」
ナオミはペニスを右手でぎゅっと握りしめた。
「ねえ、このペニス、私にちょうだい!」
「そんなことできるわけないだろう。」
ナオミは、セイヤに抱きついてきた。
ナオミをギュッと抱きしめた。
二人の唇が重なり、激しく貪り合った。

「もう二度とセイヤと身体接触できないから、今日は、いっぱいいっぱい楽しまなくちゃ。」
ナオミはセイヤの下半身に馬乗りになった。
片方の手で陰毛をかき分け、もう一つの手でペニスを陰毛の奥の膣に導いていく。
ペニスは温かく潤った膣に包まれた。
ナオミは腰を前後に激しく揺らした。
「ああん。」
ナオミは髪を振り乱しながら、腰を激しく振る。
セイヤもナオミの子宮を突き上げた。
ナオミの身体がのけ反った。
「ああ・・・イクイク・・イッちゃうー・・・」
「ナオミ、まだイッチャだめだ。」
「私・・・もう限界・・・これ以上だめ。」
「まだ許さないよ。・・・これからだよ。」
「だめえ・・・もう・・・イク。」
ナオミはセイヤの胸に崩れ落ちてきた。
膣は激しく痙攣している。
セイヤは激しい射精衝動を感じた。
「ナオミ!イクよ。」
「イって! 私の中でイって!」
セイヤはナオミの膣に大量の精液を放出した。

セックスの後、セイヤとナオミは疲れ果て、死んだように重なっていた。
ペニスはまだナオミに包まれている。
セイヤはペニスを抜こうとした。
「だめ、抜かないで。」
ナオミがペニスをきつく締め付けてきた。
「もう少し、繋がっていたいの。」
セイヤは、ペニスをナオミの中に挿入したまま、ナオミを抱きしめた。

その時だ、
「55分経過しました。そろそろ身体接触の時間は終了します。」
プレアデス星人の声がした。
とうとうお別れの時間だ。
「ナオミ・・・抜くよ。」
ナオミは、黙ってうなずいた。
ペニスをそっと抜いた。
愛液にまみれ白く濁った精液が膣からとろりと流れ出た。
セイヤは、ティッシュを手に取り、ナオミの性器を優しく拭いた。
セイヤとナオミは無言で身支度した。

身支度が終わるとナオミは窓の外を見た。
「ほら、地球が見える。」
「あの地球でナオミとセナは暮らしているんだね。」
「セイヤのおかげで、これからも地球で安心して暮らせる。」
「ナオミが地球を救ったんだよ。君は地球を救うという使命があったから地球に生まれたんだね。」
「私、来世ではセイヤと同じ星に生まれたい。」
「次は同じ星に生まれようね。」
「私たち、ツインレイだから。」
セイヤはナオミを強く抱きしめた。
「いよいよね。」
「お別れだね。」
「来世までの我慢ね。」
ナオミは自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
「ナオミ、愛してる。」
「セイヤ、私も愛してる。」

「60分経過しました、制限時間です。」
プレアデス星人の声がした。
ナオミとセイヤは金色の光に包まれた。
セイヤの姿が薄くなっていく。
「ナオミ、来世でまた逢おうね。」
「来世でも夫婦になろうね。」
「うん、必ず夫婦になる。」
「約束よ。」
セイヤを包んだ金色の光が、金星に向けられた。
セイヤの姿が消えた。
ナオミは金星に向かう光にいつまでも手を振り続けた。

(終わり)

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