美人ジャーナリストは虜の身がお好きのようで-第4話 3320文字 邪道

美人ジャーナリストは虜の身がお好きのようで-第4話

大手新聞社を退職した佐藤郁子はヒマと美貌と豊満な肉体を持て余す、フリージャーナリスト。
恋人の猛のツテを頼り、彼の先輩高見から依頼された仕事。
それは政界の性事情をスクープするための潜入取材、いわば密偵だった。
SM嬢に扮し、裏社会の面々と対峙する郁子だが敢え無く捕まってしまい…。
窮地に堕る郁子だが、秘めたるマゾヒスティックな性癖を存分に満たされる淫靡な調教に加え、政界のプリンスとのハードなプレイに酔いしれる羽目に…。
果たして郁子の運命はいかに?

作家名:邪道
文字数:約3320文字(第4話)
管理番号:k140

第四夜:郁子は甘い責め苦に酔いしれて…

「ああぁぁ―――――――ッ、ら、らぁッ…らめぇぇ――――――ッ!!」
郁子は膨張する乳房、小さなクリップで摘まみあげられた乳首、肉感的なウエスト、太腿、二の腕、足の甲、そしてパンティの中でコリコリに剥き出しになった陰核に走る軽い電流の痺れと、甘い波動に嬌声を上げ、身悶える。
が、言葉とは裏腹に、あまりの刺激的な体験に酔い痴れていたといっていい。
熱を帯びた瞳に、恍惚の表情で美貌を甘く歪め、叫び声を上げる口の中にも唾液の柱を作って、快楽的な折檻の感想を宣い続ける郁子だ。
(ああ、コレよ、コレ! このアブノーマルな快ッ感! お仕置きとか、こんなに心地好くて良いのッ?)
「本当に君は、佐藤郁子…さん、なのかね?」
「免許証とか見てくださいぃ―――ッ、こんな目に遭わされて、誰が嘘をつきとおせるっていうんですかぁ~~~~ッ」
郁子は磔板を軋ませ、仰け反りながら叫ぶ。
が、心の中では真意が別にある。

(こんなに気持ち良い拷問を受けたら、秘密なんて知らなくても、知っているフリして、耐え忍んじゃうかもぉ!?)
縛られることに抵抗がなく、猛との夜の営みでいたぶられることへの肯定感に満たされている郁子にとっては、苦痛という感覚は微塵もなく、押し殺している悦びすら次第に膨れ上がってゆく始末だ。
「本当かねえ、昨今、妖しげな人物が多数私に探りを入れてきているからねえ、身体検査は十分にさせてもらうよ」
柴田は郁子のあらぬ場所に取り付けられたソケットの電源ケーブルを操作する男に顎をしゃくる。
「乳首もいいが、やはりクリトリスだ。まんべんなく複数の箇所を責めると、性感への感激が薄まるからねえ」
パンティの中でソケットにクリッピングされたクリトリス。

ピリリという軽い電流の痺れで研ぎ済まされた性感を、微妙な甘い振動に苛まれた郁子は、愛液をとめどもなく滴らせる羽目に陥った。
日頃、猛が用いるローターとは比較にならない快楽的な責め苦が郁子を極楽浄土に送り届けんとする。
グレーのビキニ・ショーツにラブジュースが滴り、快楽に打ち負かされた郁子が下腹部を捩るたび、淫毛がスケベ汁の海で泳ぐように下着の布地に張り付くサマが卑猥だった。
(ああ、どうせなら、乳首をもう一度、責めてぇ――――ッ)
物欲し気な視線を向けた郁子だが、その願いは聞き入れられなかった。

セクシーショーツ一覧03

「はあ、はあ、はあ…」
T字型の磔板に拘束されたまま、艶めかし気に項垂れる郁子。
刺激的な取り調べを、柴田はもうよかろうと、打ち切った。
「なかなかマゾヒストの資質があるようだが、身元は確かだ。まぁ、口で言えないような今の卑猥な姿は録画させてもらったから、こちらとしては保険も掛けたことになる…。よかろう、先生にお目通りさせろ!」
郁子の拷問を動画撮影していた部下たちが、拘束具を解きにかかる。
(お偉いドS先生のお相手をさせられるとは聞いていたけど、いきなりこんなにエッチな身体検査を受けるとは思わなかったわ。けれど…第一関門突破ね)
郁子はM気質の反面、なかなかタフで強かだ。
「さあ、いよいよ狩野善一郎センセイのご登場ね…。せいぜい、気に入られるよう可愛い虐められっ娘を演じてあげなくちゃ」
と思いつつ、狩野という男が本格的なサディストであることは事前に伝え聞いていたが、実際、虜の身になるという状況に微かな不安も抱きつつあった。

何せ、郁子は猛以外の男に性癖を明かしたことがない。
そこは幼馴染で、愛も優しさも兼ね備えた信頼関係の上に成り立ったSMプレーでしかない。
ある意味、マゾヒストとしてはまだその感性は萌芽的な立ち位置にとどまっているといっていいだろう。
見ず知らずの男の魔手に堕ちることへの恐怖心は無論ある。
けれども、政界有数の権力者に身を委ね、いたぶってもらうことに新鮮な興奮も覚える郁子だ。
愛液塗れのパンティをそのままに、男たちに両脇を抱きかかえられた郁子は、一人の男の前に突き出される。
キツネのような狡猾そうな表情を浮かべる男は、郁子の顎に手を開けると、その潤んだ瞳を、服従を求めるかのような表情で眺める。
「なかなかいい女だな。徹底的に仕込めば、相当な値打ちが出ますよ、こいつ…」
「松宮…。先生のご到着が遅れている間に、この女、縛り入れとけ!」
松宮と呼ばれた男は、にやりとほくそ笑む。
「承知…」

第五夜:女ジャーナリストは荒縄の硬さに愛液を滴らす…

そこはベッドルームだった。
ココに幽閉された女たちは皆、仲介を依頼した権力者や為政者たちの餌食となったのだろうか、そんな思いを抱く郁子だが、彼女の身にもソレは迫っていた。
松宮という男は実に巧みに荒縄を操り、黒塗りのベッドの上で郁子の肢体を結わいてゆく。
シュッシュッという縄が柔肌を這う音に、キリキリと肉体の自由を奪い取られてゆく感覚が郁子を陶酔感に誘う。
やがて縛めを完遂されると、絶望感と、永年、羞恥心の襞にひた隠しにしていた性癖を開花させられたような感覚に思わず声が漏れる。
「あぁッ…ああぁぁ―――ッ…」
肉体を引き絞られるような感触が、これまで洩らした記憶のないほど卑猥な嬌声をあげさせた。
菱型の網目に挟み込まれるように、大きな乳房が歪むさまが何とも卑猥だ。
高手小手の要領で後ろ手にたくし上げられた手首に食い込む荒縄の痛みが、囚われ人の郁子をさらなる興奮に誘う。

乳首が瞬く間に勃ち上がり、心悸亢進にへその穴が上下運動を始める。
しかも愛液塗れのショーツの上から瘤付きの股縄までかけられ、微かな身悶えにも計算したように、その異物が秘所に食い込み、昇天寸前まで昂らされた陰核を的確に刺激する。
秘裂に這わされた縄瘤の周囲に愛液が纏わりつき、太腿の付け根のラインから、座り込んだベッドの上のシーツを濡らす始末だ。
(ヤダ…めっちゃ、感じてる、私ッ…)
本格的に肉体を緊縛されることに、異常なほど燃え上がる性癖を自認し、ついでに快楽に溺れることにこうも弱い女なのだという事も受け入れざるを得ない郁子。
(こ、こんな…危ない男たちに捕まって、こんなに恥ずかしい格好に縛られて…おまけに…アソコを濡らすなんて…どれだけ、エッチで変態なの、私…)
そんな自虐的な心情さえ、魔の媚薬でも打たれたかのように、郁子を発情させた。

「ははは、お前さんの飼主、いや買主が来るまでしばし、待たれよ、ってとこだ。SMには放置プレーの時間が何よりも大切だしな。おうおう、そんなに愛液を滴らせて、マン汁垂れ流しの刑に、正気を保つのがやっとかね?」
松宮は、郁子の緊縛された肉体を引き締めるように縄を掴んでググっとゆする。
「あうぅッ、いやめてぇん―――ッ」
股間に食い込む股縄に、またまた陰核をピンポイントで刺激された郁子は、艶やかな喘ぎを漏らし、失神しそうな背徳感に苛まれる。
「はあはあ…」
「いいカラダしてやがる…」
松宮は郁子の縄に挟み込まれた乳房を揉みしだき、乳首を指で摘まみ上げる。
「あうあぁ…」
唾液を滴らせ、松宮から視線を逸らす郁子。
だが、バカが付くほど正直な性感にカラダは燃え上がるばかりだ。

「お前さんを可愛がってくれる飼主様は、俺たちとはまた別の意味で変態だぜぇ?」
(ああ、狩野に弄ばれるんだわ、私…。こんな哀れな姿でヒヒ爺の生贄だなんて…)
そう、自身を憐れみつつも、この上なく破廉恥な乱交劇に身を堕とした自分の調教主は、醜く卑しい権力者の方が相応しい、と郁子には思えた。
股間に食い込んだ縄瘤の甘い痺れに愛液を滴らせ、歪んだ性欲を持つ男に、これまたアブノーマルな性癖を弄ばれるその時を、今か今かと待つばかりの郁子であった―――。

だが、事態は予想だにしない展開を迎える。
「女の子を用意できたって?」
郁子が囚われた、ベッドルームの向こうから靴音とともに、声が聞こえてくる。
(ついに現れたのね、政界きってのサディスト、狩野善一郎…)
これから魔物のような老獪な政治家にいたぶられると思うだけで、郁子は股間が火照り、股縄の瘤がまたもや熱いラブジュースに塗れる感覚に心臓が高鳴った。
「はい、もうすでにセンセイのご要望を受け入れる肉体に仕上がっています」
柴田が、いそいそとご案内、という所作で室内に招き入れたその男は、郁子が想像すらしない人物だった。

(続く)

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