北陸道ー熱愛ライン-第4話 2630文字 バロン椿

北陸道ー熱愛ライン-第4話

夏休み、高校2年生の高木秀夫は、知り合いから「ちょい手伝うて欲しい」と、お土産店の店番を頼まれた。気が進まないアルバイトだったが、出掛けてみると「社長はん、拭き掃除、終わったけど」と、36歳の熟女、木村美佐江が現れた。
何やら胸が高まるが、狭い町だから仲良くなっても噂になるのも早い。さて、どんなことになるか……

作家名:バロン椿
文字数:約2630文字(第4話)
管理番号:k138

約束

美佐江は人の噂の怖さを知っていた。
「秀夫ちゃん、約束して欲しい」
その夜、帰る前に言われた。
「人前では、うちんこと、『美佐江』と名前で呼んだらあかん。必ず、『木村はん』と名字で呼ぶんよ」
「どうして?」

「うちとあんたは20も年が違う。それなのに、『美佐江』なんて名前で呼んだら、誰だっておかしいと思う。そうなったら、もう会えんことになる」
「そんなの嫌だ」
「うちも嫌や。そやから、約束を守って欲しいんよ」
美佐江は秀夫の手をぎゅっと握った。それはどんな言葉よりも秀夫に強く伝わった。

「分かった」
「ありがと。じゃあ、また明日」
「おやすみ」
「おやすみ。気を付けて」
一つ階段を上って〝大人〟になった秀夫は美佐江の言ったことをちゃんと守った。
「木村はん、店先に水を撒いときます」
「秀夫ちゃん、ありがと」

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久し振りに店の様子を見に来た小山のおじは驚いていた。
「秀夫、随分大人になったな。美佐江はんに教えてもらったんか?」
「うちは何も教えとりまへん」
「へえ、自分で覚えたんか。感心やな」
「男の子はみんなしっかりしとります。そこらへんの男よりもずっと立派どす」
「ははあ、俺より立派か?あははは」
「そないなことは言うとりまへん。全く社長はんは、ふふふ」

美佐江は小山のおじの背中をパンと叩いていた。
「ほな、美佐江はん、任せたで」
「はい、社長はん」
「ははは、あんたには敵わんよ」
持ち上げられた小山のおじはご機嫌で帰っていった。

閨の美佐江

8月も半ばを過ぎると日が暮れるのが早くなる。午後6時に店を閉めると、後片付けしても午後7時には美佐江の家だ。
「支度するから」と台所に立つ美佐江に、我慢出来ない秀夫は「ご飯なんか後でええ」と背中から抱き締め、「あん、いや、待たんと、服が濡れる」と身を捩る美佐江に構わず、「なら、洗濯しちゃえばいい」とスカートの中に手を入れる。

店では「木村はん」と呼ばせ、隙を見せない美佐江も閨では可愛い女。秀夫に抱きかかえられ四畳半に入ると、進んで裸になり、おっぱいを揉まれ、乳首をしゃぶられると、「はぁ、はぁ、はぁ……」と息が荒くなり、体はぐにゃぐにゃになる。性器を舐められたら、直ぐに入れて欲しくなる。

「あかん、ようあかん、入れて、チンポ、入れて……」と目を潤ませ、せがむと、「うん」と秀夫が太腿を抱えて、体を重ねる。硬く尖ったペニスの先端と口の開いたヌルヌルの割れ目が軽く口づけを交わし、それから、「行くよ」、「どうぞ」とばかりに中に分け入り、ペニスは膣の奥深くまで届く。
そして、「ええ、ええ、気持ちええ、秀夫ちゃん……」と喘ぐ美佐江に、秀夫が上から腰を突き出すと、それを受け止めた美佐江が腰をうねらせ、二人の体は一体となってリズミカルに上下し前後に揺れ動き、互いの性器を擦り合わせる。

だが、秀夫はそんなに長持ちはできない。たちまち、激しい電流が背筋から脳天まで走りぬけ「あっ、あ、あっ、あっ、あああ……」と身を強ばらせるが、美佐江も同時に秀夫の背中に爪を立て、「う、う、うぅぅぅ……」と嗚咽を漏らして、体をのけぞらせる。
最後は、「あっ!あっ!あっ!……」と秀夫が果てるのと一緒に「あっ、あっ、あ、あ、あああーーー」と叫んで絶頂を迎え、共にぐったりとなった。

秋の逢瀬

しかし、9月、夏休みが終わると、秀夫は高校に通わねばならない。
「もうここに来たらあかんよ」
アルバイトの最終日、秀夫は美佐江に言われた。
「学校の帰りに寄れるよ」
「前にも言うたけど、人からおかしいと思われたら、もう会えんことになる」
「ほな、どないすればええ?」

少し不貞腐れた秀夫の頬にチュッと唇をつけると、「火曜日がお休みや」と言った。
「火曜日?」
「家で待っとる。お風呂沸かして待っとるから」
そう言って、美佐江は秀夫の手をぎゅっと握った。
そして、待ちに待った火曜日。秀夫は授業が終わると、美佐江の家に急いだ。
「美佐江はん!」と玄関を開けると、「待っとったよ」とエプロンを外しながら美佐江が台所から飛び出してきた。

チュッ、チュッ、チュッ……一週間ぶりの口づけ。吸っても、吸っても、吸い飽きないが、秀夫のボサボサ髪が頬にあたる。
「髪、切らんと。長いよ」
「え、そうかな……」
8月下旬に床屋に行ったはずだけど、もう伸びているのか?秀夫が髪に触ると、そこを摘まんだ美佐江が「一度坊主にしたらどうや?」と真顔で言う。それは勘弁して欲しいが、「うちはさっぱりした方が好きや」とハサミで切る格好をされたら、「分かったよ。日曜日に床屋に行くから」と答えざるを得ない。

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たわいも無い閨の話だが、それも楽しい。
「お風呂に入って、さっぱりしようか」
「うん」
美佐江に手を引かれ浴室に入ったが、そこは家庭の風呂だから広くない。一人が洗い場、一人が湯船、それが普通だが、秀夫が湯船に入ると、バチャーと細い脚を隙間に入れて、美佐江が向かい合う形で秀夫の上に跨がってきた。

「あん、痛い」
「えっ、どないした?」
「ちんぽよ、硬おして、大きい」
「入れてまおうか?」
「ばか」
こんな具合だから風呂から上がると、二人はそのまま布団に横たわり、抱き合って唇を合わす。それから、たっぷりと時間を掛けて秀夫がおっぱいを揉みほぐし、「ええ、ええよ……」と美佐江の吐息が熱くなると、顔を下腹部に埋め、両脚を高く上げて割れ目に舌を差し入れる。

「あっ、あ、あああ……」
美佐江の反応は早く、間もなく、「あっ、あかん、ようあかん、はあ、はあ……あ、ああ、あああ……」と激しく身悶える。
待ちきれなくなった秀夫が「入れていい?」と無粋に顔を上げると、「そないなこと、聞かんでええ……」と美佐江は首を振ったが、「入れて、早う入れて……」と布団の端を掴み、腰を突き上げている。

口に出す言葉とは違い、気持ちはぴったりと合っている。
秀夫は起き上がると、美佐江の両脚を抱えて覆い被さり、美佐江が秀夫の腰を抱き寄せ、「ええ、ええ、秀夫ちゃん、ええ……」と二人はしっかり繋がった。
時刻は午後4時を過ぎた頃、お寺の境内から子供たちの遊ぶ声が聞こえてくるが、「み、美佐江はん……」と腰を振る秀夫と、「逝く、逝く、あかん、あかん……」としがみつく美佐江の耳には入らない。

そして、間もなく、秀夫が「あ、あ、うっ!うっ!うっ!……」と逝くと同時に、美佐江も「あっ、あ、あああ……」と昇りつめていた。
秋の日は暮れるのが早い。薄暗くなった部屋の中では、タオルに手を伸ばした美佐江がそれで秀夫の顔の汗を拭っていた。

(続く)

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