アナルリベンジ-第19話 2830文字 優香

アナルリベンジ-第19話

愛する娘が残虐非道の扱いを受け、自殺する。復讐を誓ったおれは、娘の担任の妻を襲う。

作家名:優香
文字数:約2830文字(第19話)
管理番号:k137

家に帰ってウィスキーをストレートで一気吞みして部屋に入ると、愛子がベッドで眠っていた。
部屋の隅に、買い物をした愛子の洋服や靴の箱以外に、美奈子の物であろう、衣装ケースや靴の箱が幾つか置いてある。
美奈子は毎日来る度に少しずつ、夫に気付かれない程度に、身の回りの物を持って来ている。
佳美のグラマラスな肉体を視たばかりだったので、愛子の裸身が何時もより細く視えた。
勿論、遥かに美しく感じられる。
やはり佳美相手に勃起しないで、セックス出来なくて良かった。

おれは自分で、自分を褒めた。
「お帰りなさーい」
愛子が寝返りを打っておれに抱き付き、無意識にであろうが男根を弄った。
寝惚けていて、おれの男根を握るなよ。
愛子の裸身と美貌を視詰め、愛子の掌で愛撫され、おれの男根に力が漲って来る。
「ああ、ち〇ぽ、おっきくなるっ」
愛子がキスを欲しがった。
応じてやると、鼻息を粗くして、勃起した男根を扱き始める。

「愛子と二人一緒の時でないとしない」
美奈子の言葉が脳裏を過った。
「そうか。美奈子さんと約束したんだっけ」
愛子も同じ想いが浮かんだのだろう。
愛子の瞳が暗がりの中で輝いていた。
「おじ様、相手の女の子と出来なかったんでしょう?可愛そうに。愛子がさせてあげたいけど、美奈子さんと約束したの。二人一緒でないとしないって。だから我慢して眠ってね」
愛子がおれの腕を取って枕にし、おれの胸に美貌を寄せ、瞼を閉じた。

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翌朝も、愛子は大学へ行く。
基本的に、真面目ではあるようだ。
コーヒーを淹れてやり、トーストと目玉焼きと生野菜の朝食を食べさせている時、美奈子がやって来た。
「上手く行った?」
「ああ、バッチリだ。あいつらが跳び付くような上等の生贄が出来た」
全裸になった美奈子を抱いてキスを交わす。
「愛子。お前、将来は何をしたいんだ?」
美奈子にコーヒーを淹れてやりながら、愛子に尋ねてみる。

「将来?ねぇ。普通に恋愛して、奥さんになって、のんびりしていたかったんだけどさ。家庭の事情で、そうは行かなくなりそうになっちゃった。だから家出したんだけどさ。今はねぇ、うん、二人の子供になりたいな」
愛子がトーストをかじりながらあっけらかんと言った。
おれと美奈子が飲みかけていたコーヒーを噴き出しそうになる。
「でもね、本当はね、今、考えてる事があるんだ。落ち着いたら、話すね」
おれと美奈子が結婚して、愛子を養子にして3人で暮らす。
悪くない。
「ごちそうさま。ねぇ、出掛ける前に、ちょっとだけ挿れて」
愛子が立ち上がっておれの脚元にしゃがみ、男根を咥えた。

愛子の唇と舌の蠢きに反応して、一気に勃起する。
愛子が後ろ向きにおれの膝に乗り、指で支えた勃起を膣孔にめり込ませる。
「今は美奈子さんがいるから良いよね。私、昨晩したかったけど我慢したんだよ。おじ様だって、女の子と出来なかったみたいだし。ああん、きついっ」
愛子が尻肉を蠢かすと、美奈子が愛子を抱いて乳房を突き出し、愛子が美奈子の乳首を吸い立てる。
勃起を咥え込んだ愛子の膣粘膜が一気に愛液で溢れる。
「もう良いわ。これ以上すると最後までしたくなるから。美奈子さん、替わってあげる」
「おい。愛子?」
愛子が降りる替わりに美奈子がおれの膝に乗り、勃起を膣孔で咥え込んだ。
「あなた。昨夜しなかったのね?」

「ああ、勃たなかった」
「う、嬉しい」
尻肉を揺すり始めた美奈子の乳房を背後から愛撫してやる。
愛子が美奈子とキスを交わしながら、下着を身に付ける。
「もう良いわ。愛子が出掛けるから」
美奈子がおれから降りた。
二人の愛液に塗れた勃起が所在無さそうに揺れた。
「もう良い?って。お前達っ」
「本当は、ちゃんと最後までしたいのよ。でも我慢、我慢。私、学校行かなくちゃ」
「今日は昼間出掛けるでしょう?夜たっぷり、ね。愛子、行ってらっしゃい」
美奈子が洋服を着た愛子と抱き合い、キスを交わして送り出した。

「今日は校長佐川達男の娘、朋子だ。24歳。図書館勤務。こいつは手強い」
「どう、手強いの?」
「1週間ほど後を付けたが、本の虫で、これと言った弱みがないから、落とし処が判らない。まあ、いざとなったら、脅してでも騙してでも手に入れるだけだ。朋子が無理なら最終的には佳美だけでも良いさ。お前も一緒に来るか?」  
「貴方と一緒にいたい。出掛けましょう」
朋子は今日、休館日で、午後から本屋に行くはずだ。
校長の自宅近く、駅の傍のガラス張りの喫茶店で待つ。
1時間程して朋子が歩いて来るのが視えた。
急いで会計をして、後を付ける。

服装も地味、化粧もほとんどしていない。
校長の正体を知らなければ、さすがに教育者の娘だ、と想える、真面目そうな風情だ。
渋谷で降り、駅から少し離れた人気の少ない本屋に入る。
何度か入るのを視た本屋ではない。
本を探すのならもっと大きな書店の方が良いはずだが、何故だろう。
何時もと違って、落ち着きもない。
辺りを視回しながらも、まるでそこにあるのを知っているかのように真っ直ぐ歩いて、店の隅のアダルトコーナーの前で立ち止まり、棚の本を手に取ってページをめくる。
真面目そうだったが、その手の本も読むのか?

いや、視た目は上品で澄ましている女でも、プライベートではどんないやらしい事を考えてるか、判らない。
美奈子も愛子も、普段は誰がどう視ても清楚で上品で慎ましやかだ。
今更のように想い知って、通路の最も離れた本棚の陰に隠れて、美奈子と一緒に様子を窺う。
次の瞬間、朋子が立ち読みを続けながら、棚に眼を遣り、二冊を素早く取ると、口を開いているバッグに放り込んだ。
やった!
視たか!
美奈子を振り返る。
視たわ!

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美奈子が驚いた表情で頷いた。
真面目そうだから、陥れるのは難しいと想っていた朋子が、あっと言う間に罠に墜ちる。
大手の書店ではなく、個人経営の小さな書店を選んだ訳が判った。
大手は、万引き防止用のタグを商品に付けているからだ。
朋子が何事もなかったように立ち読みしていた本を棚に戻し、足早に本屋を出て行く。
後を追った。
「私に任せて。私が合図したら、先に帰って。ポーチ借りるわね」
美奈子がおれの手を握り締め、力を込めた。

「判った。頼む」
任せろと言うからには、策を想い付いたのだろう。
おれは立ち止まり、美奈子は速足になって朋子に追い付いた。
ポーチにはデジカメと50万円程の現金が入っているのを、美奈子も知っている。
「ちょっと。貴方」
朋子が身体を硬直させて立ち止まり、振り返った。
おれは少し離れた処で立ち、知らない振りをして携帯電話を出し、喋っている風を装う。
朋子の化粧っけのほとんどない顔が強張り、青ざめている。

「さっき、バッグに入れた本を出しなさい」
美奈子が優しい声で話し掛けた。
朋子が観念したようにうなだれ、本を取り出す。
受け取った美奈子が、背表紙のタイトルを視て大袈裟に驚く。
「『浣腸浸けの美姉妹』、『令夫人、アナルの目覚め』って?貴方、こんなのが好きなの?」
美奈子が驚いたように揚げた声が聴こえた。
何と、普通のポルノ小説ではなかった。

(続く)

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