アナルフリーダム-第14話
夫の不倫を知った私は茫然自失のまま万引きしてしまうが、ある男性に救われる。
人生に絶望した私は、沖縄の彼の住まいに招待され美しい女性と出会い、生まれ変わる。
作家名:優香
文字数:約2990文字(第14話)
管理番号:k133
それなら、彼の真意に沿いたい。
いや、彼の想いに報いたいからではない。
彼に愛されたい。
彼を愛したい。
彼とセックスしたい。
心からそう感じる。
愛する楓が視ている前で、彼とセックスしたい。
彼とセックスしながら、楓とも愛し合いたい。
セックスする彼と楓をこの手で、この口で愛したい。
私の方から求めて。
それは何と素敵な事だろう。
その光景を想像して、媚肉の奥底が一気に激しく疼き出した。
私は今になって初めて、自分がセックスに対して貪欲になった事を感じていた。
彼は昨日同様、浴槽に浸かって私と楓を優しく微笑んで視ていた。
「亜由美さん、今日は浣腸もウンチも一緒にしよう」
楓が美貌に恥じらいを浮かべて私も視て、シャワーのノズルを外した。
「先に私に浣腸して。亜由美さんにし終わるまで私、我慢するから、一緒に出そうね」
楓が私にシャワーを渡すと、浴槽の縁に手を付いて、私に尻肉を向けた。
浣腸のやり方はもう判った。
楓の尻肉の背後にしゃがんで、楓の女陰と肛孔を口と手で愛撫する。
「ああ、か、感じるわ」
生まれて初めて女陰を口に含む。
もちろん肛孔もだ。
唇と舌の愛撫に応じて女陰が妖しく蠢く。
蠢くに従って溢れる愛液が口の中に充ちて来る。
楓が私の愛撫で快感を覚えてくれるのが嬉しかった。
やはり生まれて初めて味わう愛液も私を興奮させる。
舌を肛孔に挿入してそよがせ、抽送すると、楓の肛孔がひくつきを繰り返しながら、あっという間に柔らかく解れる。
私の愛撫に応えて楓が熱く喘ぎ、尻肉を私の口に向って突き出すのが嬉しかった。
彼の視線の先で、楓の女性器と肛門を口で愛撫する。
肛孔を口で愛撫するのも勿論生まれて初めての経験だった。
昨日はいきなりの強烈な体験の最中で、じっくり観察も出来なかったが、初めて意識して眼にする楓の肛孔の周辺には、楓の清純で上品な美貌からは想像出来ないほどの恥毛が生えていて、淫猥な様相を呈していた。
腋毛の処理もしておらず、伸ばし放題だった。
おそら彼の希望でしてないのだろう。
私も腋毛と恥毛をこのままにしておこう。
彼と楓の望む女になりたい。
舌先を挿入すると楓の肛孔が意志を持った生き物のように収縮弛緩を繰り返しながら、少しずつ私の舌先を奥まで受け入れる。
「良い。お尻、感じるわ」
楓が自分の両手で割り裂いた尻肉を突き出して喘ぐ。
「あ、亜由美さん、か、浣腸して」
楓が声を震わせた。
楓もやはり浣腸をねだるのは恥ずかしいのだ。
私は立ち上がって楓を抱き、楓とキスを貪り合いながら、シャワーのノズルを外し、ホースの先端を手探りで肛孔に潜らせ、少しずつ送り込む。
「ああ、い、良い」
楓が快感に堪え切れない風情で唇を離し、熱く喘ぐ。
ホースがカランから伸び切るまで挿入し、手を伸ばして蛇口を捻る。
「亜由美さんに浣腸し終わるまで我慢しなきゃいけないから、少しずつね。ああ、入って来る。か、感じるわ」
楓が一層強く私を抱き締める。
浣腸でも感じるのだ。
媚肉の奥底が激しく疼き、私も浣腸されながら快感を覚えるようになりたい。
「と、止めて、もう一杯よ」
慌てて蛇口を戻すと、楓が自分でホースを抜き出し、私の女陰に溢れた愛液を塗した指先で私の肛孔を揉み解す。
「ああ、お、お尻が、い、良いの。か、感じるわ」
媚肉の奥底の疼きが激しさを増す。
そして私はついに欲望のままを言葉にしていた。
「わ、私にも、か、浣腸して」
それは最初に楓から、一緒に浣腸しようと言われたからではなかった。
心の奥底から発した欲望であった。
「亜由美さん、ちゃんと言えたじゃない」
楓が唇を重ねたまま囁いた。
やはりそうだった。
彼は、私が自分の欲望を素直に言葉に出来る女になれるよう、ここに呼んだのだ。
そして、心身を解放出来るように。
私は、二人に対してもっと欲望のままを曝け出して良いのだ。
他人が観たら貌を背けるような排泄を、二人は厭な表情もせずに、視ていてくれた。
女性器も肛孔も晒し、排泄を晒し、肛門でエクスタシーを貪る痴態も晒した。
二人は私の心の奥底を、性欲のままに受け容れてくれるのだ。
ホースの先端が肛孔に潜り込み、少しずつ奥に入って来るのが判る。
「ホ、ホースッ、は、挿って来るっ。き、気持ち良い、お、お尻がっ、ホース挿れられるだけで、か、感じるのっ」
楓に指先で肛門を愛撫されてエクスタシーを貪った愉悦が蘇る。
それを言葉に出来る私がいた。
もっと言葉にしよう。
私の欲望の全てを曝け出そう。
「お、お湯、出して。私の、お、お尻の中、一杯にして」
楓のように浣腸され、お湯が腸内を満たす快感を覚えたい。
今度も自分で言葉に出来た。
楓が手を伸ばして蛇口を捻る気配と同時に腸内にお湯がゆっくり充ちて来る。
「ああ、お、お湯が入って来る。き、気持ち良いわ」
ぞっとするような感触が腸内で生まれる。
私はその感触を明確に快感として捉えていた。
下腹部に膨張感が生まれ、すぐに腸内が満杯になる。
「だめっ、も、洩れちゃうっ」
無意識に尻肉を引くと楓がホースを抜いた。
「楓さん。い、一緒に、う、うんちっ、し、しよう」
また私の方から言葉にして、立ったまま楓を抱き、愛液に塗れて蕩け切った女陰の襞を割って指先を挿入した。
楓も同様に、私の膣粘膜に挿入した指をしゃくり上げる。
「ああ、亜由美さん、す、素敵!か、感じるわっ」
「わ、私も、か、感じるっ、す、すごいのっ。も、もう、イ、イキそうよっ」
「ま、待ってっ、い、一緒にっ、あ、亜由美さんとっ、い、一緒にイキたいっ」
抱き合った二人の裸身が一気に激しく痙攣を起こし始めた。
二人で互いの膣粘膜をさらに激しくしゃくり合う。
「イ、イクわっ、いやーっ、で、出るーっ、イ、イクイクイクーッ」
「イ、イクイクイクーッ、で、出るーっ」
私の尿孔から愛液が噴き出し、楓の掌に飛沫くのと同時に、楓の噴き出した愛液が私の掌で飛沫いた。
二人の愛液が激しく飛沫く濁音と、二人の指が激しく蠢く膣粘膜が収縮弛緩を繰り返し、膣粘膜に空気が出入りする奇妙な音が重なって響く。
淫猥な破裂音を伴って二人の肛孔が弾ける。
二人の排泄液が音を立てて浴室の床に飛沫く。
二人の排泄物が音を立てて浴室の床に落下する。
二人の排泄臭が浴室に満ちる。
私と楓は強烈なエクスタシーの大波に呑まれ、裸身を激しく痙攣させ、抱き合ったまま膝を崩して倒れ込んだ。
なんという強烈な快感だろう。
彼が視ている前で、愛する楓と互いに浣腸し合い、膣粘膜を愛撫し合い、一緒に排泄しながらエクスタシーを貪る。
なんという淫猥なセックスだろう。
私と楓は尚も、互いの膣粘膜をしゃくり上げ合い、排泄が収まるまでエクスタシーの絶頂を貪っていた。
3日目、昼近くに目覚めると、今度は彼が私と楓に腕枕をして間に横たわっていた。
朝の挨拶代わりに、3人でキスを交わし合う。
彼が私と楓の乳房を愛撫する。
しかし、やはり女性器には触れなかった。
暫く軽い愛撫を愉しんでから階下に下り、美味しいコーヒーを飲む。
その日の昼食は彼の手造りのスモークハムとローストビーフだった。
「本当。楓さんが言った通りね。昨日の昼に戴いたハムもそうでしょう?美味しいわ。市販のよりずっと」
「でしょう?彼の自慢よ」
楓が自分の自慢をするように乳房を反らした。
彼が片付けをしているのを横目に視ながら、ソファーに掛けて楓と抱き合い、キスを交わし合い、充実感を満喫する。
ふと、ここに来てからずっと感じていた想いを言葉にした。
(続く)
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