アナルフリーダム-第6話 3060文字 優香

アナルフリーダム-第6話

夫の不倫を知った私は茫然自失のまま万引きしてしまうが、ある男性に救われる。
人生に絶望した私は、沖縄の彼の住まいに招待され美しい女性と出会い、生まれ変わる。

作家名:優香
文字数:約3060文字(第6話)
管理番号:k133

優しい微笑みを浮かべていた。
「イ、イキたいの。ああ、は、恥ずかしい。イ、イカせてっ」
私は遂に恥じらいをかなぐり捨てた。
「じゃあ、彼におねだりしなさいな。私の指でおま〇こ弄られてイク処を視てって」
「ああっ、あ、亜由美が、か、楓さんの指で、お、おま〇こっ、い、弄られてっ、イ、イク処を、み、視てっ」

私は楓の操り人形だった。
完全に性欲に囚われた私の口が勝手に動き、自分でも信じられない言葉を吐く。
また、私の心の何処かで何かが崩れ、その部分に光が挿し込んで来た。
もう彼と楓と、そして媚肉を熱く蹂躙する性欲の虜だった。
「ああっ、す、すごいっ。い、良いのっ」

言い終わる前に、楓の二本の指が粘り気のある淫猥な愛液の音を立てて、再び膣粘膜にめり込んで来た。
楓が裸身を翻して私の恥ずかしい程拡げた両脚の間に美貌を寄せ、私の女性器全体を舐め、クリトリスを吸い、舌で弾きながら、指で膣粘膜をしゃくり上げる。
自分の膣孔が楓の指に併せて愛液の淫猥な濁音を立てる。

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それが聴覚を刺激して、一層性欲を掻き立てる。
「ああ、お、おま〇こがっ、い、良いのっ。す、すごいっ」
楓の指の蠢きに併せて、性欲に塗れた私の尻肉が、勝手に宙に浮き、揺れていた。
今度は、言わされたのではなく、生まれて初めて、自分で女性器の俗称を吐いた。
官能に翳む視界の中に、私の乳房を愛撫し続ける彼の微笑みがある。

楓の指が、ふと、クリトリスの裏側の粘膜をしゃくり始めた。
「ああ、な、何っ?そ、そこっ?」
その部分を指先で愛撫されたのは、初めてであった。
オナニーでさえ、そこを刺激した事はなかった。
女性器から鳴り響く粘り気のある愛液の濁音がすぐに水音を含んだ音に変わる。

「い、いやっ、な、何っ?こ、怖いっ。へ、変っ、何かっ、で、出るっ」
経験した事のない快感が膣粘膜から一気に湧き起こり、裸身が激しく痙攣し始めた。
初めて経験する強烈で異様な快感。
その恐怖に、私は楓の愛撫から逃れようとした。
膣粘膜が楓の指の蠢きに併せて、収縮弛緩を起こし始めた。

楓が私の尻肉を強く抱き締め、指で尚もしゃくり続ける。
「いやっ、いやーっ。で、出るーっ!イ、イクーッ。イクイクイクーッ」
上半身と下半身、腰と脚、太腿と尻肉、女性器が、心さえも全てばらばらになるかと感じるほど強烈なエクスタシーが私を襲った。
また、私の心の何処かで大きな何かが弾けた。

浮かせた尻肉が勝手に宙に浮き、楓の指のしゃくりに併せて勝手に激しく上下する。
尿孔から液体が間歇泉のように何度も激しく噴き出し、飛沫いた。
一度エクスタシーの絶頂を極めて、裸身の痙攣が収まらないまま、楓の指のしゃくりが激しさを増す。
膣孔が洞を開いたままで、楓の指の出入りに併せて空気が抜ける奇妙な音がする。
尿孔から飛沫き続ける夥しい愛液が、楓の貌や乳房に降り掛かり、彼の掌で愛撫されている私の乳房や腹部に降り注ぐ。

「いやーっ。またっ、イクイクイクーッ。ああっ、で、出ちゃうっ」
エクスタシーのあまりの強烈さに、呼吸さえ出来なくなる。
そのまま息絶えそうになる錯覚に陥る。
「や、止めてーっ、し、死んじゃうーっ。いやーっ。またっ、イ、イクイクイクーッ」
何度、エクスタシーの絶頂を極めただろう。

それも連続で、息を付く暇もなく。
自分が、自分の媚肉が、これほどまでエクスタシーを極めるとは考えもしなかった。
自分の肉体が信じられなかった。
“いやーっ。もうだめ。狂っちゃう。死ぬ。イクイクイクーッ”
喉が締め付けられるように塞がり、声も出なくなった。
しかし、言葉とは裏腹に、心の奥底、媚肉の奥底では、更なるエクスタシーの高みを求めていた。

心の中で大きな壁が崩れ、そこから眩い光が挿し込んでいた。
もっとイカせて。
気が狂うまで。
おま〇こが壊れても良いから、もっとめちゃくちゃにして。
このまま死んでも良いから、もっとイカせて。

その願望は、今まで夫とのセックスが余りにも淡白過ぎて、少な過ぎて、欲求不満になっていたからではなかった。
かつて、一度もそんな想いを抱いた事はなかったのだ。
心の中全体が眩い光に充ちているように感じた。
気が狂うかと感じる程楓に愛撫され、眼が眩むような強烈なエクスタシーを貪って、私は恐らく目覚めたのだ。

“亜由美さんって、性欲が強いのね”
楓の言葉が脳裏を掠めた。
私は薄れて行く意識の中で、自分がこれほどまでに性的に貪欲であった事を想い知らされていた。

イカせてと。
狂う程イカせてと。
“おま○こを愛撫してイカせて”、と自ら言葉にして望めば良かったのだ。
今までの私はただセックスを求められるのを、愛撫されるのを待っていただけ。
彼と出遭えて良かった。

ここに来て良かった。
ここに来て未だ、2時間程しか経っていなかった。
その間、楓の愛撫で、私の心が何度か弾け、光が挿し込んで来ていた。
私を、私の感情を閉じ込めていた堅い殻が壊れた想いがした。
しかし、それは私の性的変貌の序章の、更に1ページでしかなかった。

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どれくらい意識を失っていたのだろうか、エクスタシーの余韻が媚肉の奥底にくすぶっていた。
裸身の処々が未だに軽い痙攣を起こしていた。
楓の掌が未だ私の乳房を覆っていた。
先ほどのような激しさはなく、女性器全体を唇と舌で緩やかに愛撫していた。
貌を起こすと、私の恥毛の叢の向こうの楓の美貌と優しい眼差しがあった。

「亜由美さん、激しいのね?やっぱり性欲が強いんだ」
楓が優しく微笑んだまま、私の女性器に息を噴き掛けるように囁いた。
「わ、私っ、こ、こんなになって、は、恥ずかしい」
「恥ずかしがる事なんてないの。亜由美さん、素敵だったわ」
あの紳士は?
ベッドにはいなかった。

「いやっ、そ、そこはっ」
楓が私の太腿を大きく拡げ、尻肉を宙に掲げると、いきなり肛孔に吸い付いた。
「き、汚ないっ」
尻肉を揺すって逃れようとする私の尻肉を強く抱え直した楓が、私の肛孔を舐め、吸い立て、舌先さえ挿入して来た。
楓の舌の蠢きが肛孔を一気にざわめかせる。

何っ?
ああ、うそだわ。
こんな。
楓の唇が吸い付き、舌が肛孔の内部まで侵入して来る、その感触が、驚いた事に媚肉の奥底に官能を呼び起こしていた。
未だかつて、排泄後の始末でペーパー越しに自分の指で触れるだけで、それ以外の目的で触れた事のない、排泄の為にだけ存在する肛門。

自分の指でさえ、直接触れた事がなかった。
生まれて初めて自分以外の人間に触れられた。
それも清潔であるべき口で。
何て事。

清楚で上品な美少女が、私の不潔な肛門の孔を唇を付けて吸い、舌をめり込ませて愛撫してくれている。
そして、その恥ずべき肛孔を初めて楓の口で愛撫されて、快感を覚えるなんて。
嬉しい。
また、心の中で何かが崩れ落ちた。

肛門で快感を得る男女がいるのは知っていた。
アナルセックスという言葉も、好きで観ていたハリウッド映画に出て来ていて、漠然とではあるが、知ってはいた。
しかし自分自身の事として捉えた事はなかった。
元恋人にも、もちろん夫にも、口ではおろか、指ででさえ、愛撫された事もなかった。
たった今、自身の肉体の問題として、いきなり突き付けられたのだ。

ぞっとするような、むずがゆい官能。
止めて欲しい。
いや、もっと激しくして欲しい。
女性器を愛撫されて湧き起こる、ストレートな官能とは明らかに違う。
なんて事。

私、お尻が感じるの!
「ああ、い、いや、は、恥ずかしいっ」
肛孔を愛撫されて快感を覚えるなど、楓に知られたくなかった。
しかし、無意識に、楓の口に向かって尻肉を突き出してしまう。
「亜由美さんもやっぱりお尻の孔が感じるのね?」

(続く)

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