奥様はセクシーレオタードがお好きなようで 第一夜-第5話 1570文字 邪道

奥様はセクシーレオタードがお好きなようで-第5話

婿同然で尻に敷かれつつも蠱惑的な美魔女の妻、郁子を愛する俺、久我山照彦。そんな恋女房があまりにセクシーなレオタードの魅力に憑りつかれ、フェチシズムの世界に巻き込まれる照彦。ついには、レオタードを制作する秘密結社に夫婦ともども連れ去られ、淫らな人体実験に晒される羽目に・・・。

作家名:邪道
文字数:約1570文字(第5話)
管理番号:k125

部屋の中央に鎮座ます巨大な試験官みたいなガラス張りの監禁個室スペース。
「マダム郁子を幽閉しなさい。それと、後ろ手に手錠を掛けるんだ。今回の調査はこのレオタードの効用を試すためのもの。心地好さに打ち負かされ、勝手に自慰に耽られては困るのだ。

あくまでアプリと低周波パッドのリンクと、その結果女体のどこに極度の刺激を受けるのかを綿密にチェックしなさい。サーモグラフィの画像解析も的確に行う様に。それと、乳首とクリトリスの屹立具合や愛液の量、オーガズムに達するまでの時間等も記録するんだ」

宝田は、矢継ぎ早に指示を与えるが、いずれも妻の性癖を弄ぶための手段であることは明白で、亭主の俺は郁子がこの邪な組織にエロティックな実験を施される姿を目の当たりにする羽目になるわけだ。
「ああん、助けて照彦ぉ」

と、手錠を掛けられ、カプセル室に閉じ込められた郁子は半ベソ顔で哀願する。が、後ろ手に拘束を受け、隠すすべのなくなった透け透けなレオタード姿は筆舌に尽くしがたいほどスケベだ。

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「が、頑張れ、郁子」
と、なにをどう頑張るのか、叱咤激励する方も理解に苦しむ言葉をかけてやるしかない俺。
「が、頑張れって…このレオタード…すっごい恥ずかしくって…気持ちも好いんだもんッ…照彦に見られてるっていうだけで、もうアソコとか…濡れてきて…あッ…」

恍惚の表情を浮かべ、情けないまでに弱音を吐いていた郁子は既に感極まっているご様子で、よくよく見れば陰毛がべったり張り付くレオタードの股間は太腿の間が、ぬるんぬるんに濡れ、愛液が弧を描いている。

「困りますねぇ、マダム郁子。まだモニタリングは始まってもいませんよ。簡単にオーガズムに達せられては調査になりませんが…どうにも堪え性のないスケベな御方のようだ。まぁ、どこまで持ち堪えられるかわからないが、始めるとしますか」
宝田はパチンと指を弾き、ノートパソコンの設定を終えた男に指令を出す。

「まずはマダム郁子の肉体に刺激を与えろ。感度を研ぎ澄まさないと性感も敏感になりませんからねぇ。あ、ご主人これから奥様の肉体に足の裏から微電流を流しますが、人体に影響はありませんよ」

男の一人がキーボードを操作した途端、郁子は一瞬何が起きたか理解不能という表情で、ビクンと反応し、小刻みに痙攣し始めた。
「はわぁッ! はわ゛・わ゛・わ゛・わ゛・わ゛…いや、か、カラダがッ、ピリピリ、痺れるぅ~~~~ッ!」
と、手錠で後ろ手に縛られたレオタード姿の肢体を艶めかしく、うねらせ、身悶えさせ始める郁子。

「SEXのツボは足の裏にもありましてね。そこを刺激するだけで、これまた女体は感度が増すんですよ」
宝田はなかなかSッけのある表情で、弄ばれっぱなしの郁子を小気味よく眺める。
「も、もうッ、十分ッ、感度良くなってますからぁ―――ッ!」
郁子は、ダンスでも踊る様に、艶めかしい太腿を振り上げつつ、なかなかユーモラスに調教の感想を漏らす。

「社長、マダム郁子の血流が順調に上がっていますし、サーモグラフィでも性器や膣内の充血が確認できます。そろそろアプリを起動させてよろしいかと」
おいおい、俺の嫁の肉体をどこまでチェックしているんだ。もうされるがまま、いじられっぱなしの我が妻は、馬鹿正直なまでにモニタリングの効果を恥ずかしげもなく吐露しまくる。

「も、もうッ、アプリとか使われる前に…アソコが火照ってちゃってッ、火照っちゃってぇッ…。も、もうモニターとか、許してもらえませんかぁ?」
と半泣きの郁子だが、世にも卑猥な実験のモルモットにされる喜びも、多少は感じるのは俺だけか。

「そうはいきませんよ、マダム郁子。契約の履行は絶対条件です。違反すれば、貴方のみならず、ご主人やお子さん方にも制裁を加えねばなりませんよ。…よし、始めろ!」
凄みのある脅迫交じりに、宝田は顎をしゃくる―――。

(続く)

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