奥様はセクシーレオタードがお好きなようで 第一夜-第2話 1990文字 邪道

奥様はセクシーレオタードがお好きなようで-第2話

婿同然で尻に敷かれつつも蠱惑的な美魔女の妻、郁子を愛する俺、久我山照彦。そんな恋女房があまりにセクシーなレオタードの魅力に憑りつかれ、フェチシズムの世界に巻き込まれる照彦。ついには、レオタードを制作する秘密結社に夫婦ともども連れ去られ、淫らな人体実験に晒される羽目に・・・。

作家名:邪道
文字数:約1990文字(第2話)
管理番号:k125

―――次男のハロウィン祭当日の車中。
「父兄は誰か一人で良いんだから、ウチにいればよかったのに」
ご自慢のスパークリングブラックのトヨタエスクワィアのステアリングを回しつつ、郁子は白けたように言う。
「え、いや、光輝がどんな風に学校生活を送っているか、知る必要があるだろう? 親父としては、さ…」

真っ赤な嘘である。正直に告白しよう。あの日以降、俺の頭には、嫁の妖艶とも、淫らとも、卑猥ともいえるレオタード姿がこびりついて離れず、いい歳して夢精までする始末だ。郁子は意地悪く、あれ以来、光沢がフェロモンを醸し出すようなレオタード姿を披露してはくれない。

もしアレを纏った妻が、息子の御同級生ら洟垂れ小僧どもは無論、教職員の前に現れれば、あらぬ妄想のネタにされることは言うに及ばず。いやいやそれどころか、PTAで問題案件として俎上に載せられ、教育委員会にまで垂れ込む輩が出てもおかしくないだろう。

まあそういう輩に限って、女は魅惑の肉体を持つ女性への嫉妬、男は杓子定規の体面を唱えつつハアハアしているむっつりスケベだ。まあ、何でもいいが、郁子の妖艶なレオタード姿をこの目に焼き付けたいという、恥ずかしくもぬぐいがたい願望の虜となりつつある俺だ。

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でも、日常に変化をもたらされたのは我が妻も同様らしい。何かに憑かれたように妖艶さを増しているのが日々の生活からも理解できる。生活感が否めなかった郁子だが、あのレオタードを纏った夜から、ちょっとした立ち居振る舞いや所作にも異常なフェロモンを醸し出すようになったのは間違いない。

ハロウィンパーティはクラス順に変装した児童たちが壇上に上がるスタイルで行われた。我が、息子光輝が名探偵ホームズもどきの格好をして出てくるも気はそぞろ、の俺だ。わが嫁の、例のてかてかラメ入り漆黒のレオタード姿がこのステージ上で披露されるなんて。俺は、数少ない男の保護者の一人として、輪に入れず浮きまくりながらも、アソコの屹立を堪え切れずにいる。いよいよその時は来た。

『それでは父兄代表の方々も変装してご登壇でーす!』
タレント顔負けの名司会ぶりを披露する教師の声に続き、登壇するママさんたち。その中でもひときわ目立つ、魔女に扮した我が妻、郁子…。その肉体は世にもエロティックなブラックのセクシースーツを纏った世界一エロいコスプレ魔女姿を披露するはずだった、が―――。

頭の尖ったダーティな魔女ハットに、黒いマント、そして黒いハイヒールと黒尽くしのウチの嫁。なかなかいろっぽく、艶っぽく、父兄会を忘れて劣情をそそられる俺。が、予想に反していたのはなんと…。郁子の肉体を包んでいたのは純白のレオタードだったことだ。それもすんごい、ハイレグの…。平成のレースクイーン顔負けの鋭角だ。

何を隠そう、俺は、ハイレグマニアだった。中高のころから、レースクイーンの写真をひたすら集め、悦に入っていた過去がある。一般的には腰骨の高さまで切れ込みがある水着やレオタードをハイレグというのだが、郁子のコスチュームは、へその穴の脇くらいまで切れ込みが入った凶悪なシロモノだ。

しかも、である。それだけではない。そのレオタードの胸元はV字状に大きく切れ込みが入っているじゃないか。ブラックのレオタードとはまた異なり、フラッグチェック柄が入っているので、乳首の痕こそ目立たないけど、大きく裂けた胸元では妻のおっきなおっぱいが半乳状態だ。

女体に張り付いてその曲線美を際立たす黒いコスも良いが、大きく肉体を露出させることで着こなす女をエロティックに照らし出すこの白の、レースクイーン風のセクシーコスプレに、俺は心底参らされた。
「い、郁子って、こんなにいい女だったんだ」
今更ながら、俺は嫁に改めて惚れ込む羽目になる。それもこれも、このいやらしすぎるレオタードを考案した輩のせいである。

郁子はいつになく恥ずかしげな様子で(そりゃそうだ)、それでも気取った表情を崩さずマントを翻すと、ムチンムチンの肢体を披露するようにモデル張りに、太腿を擦り合わせる様に闊歩し、ほかのママさんとともにステージ上の定位置で立ち止まると、息子の光輝に軽く手を振り、ついでに俺にまで軽くウインクしてくる。

「おいおい、郁子ぉ~~。光輝の立場も考えろよぉ!」
亭主としては嬉し恥ずかし状態の俺だが、息子への心配は杞憂にすぎなかった。後日譚だが、光輝の同級生の間では郁子のエロカッコよさが評判となり、我が家に遊びに来たがるクラスメートが後を絶たなくなる。恥ずかしいよりも、セクシーなママは子供たちにモテる時代のようだ。

すくなくとも、その日のコスプレしたどんな父兄よりも目立ち、異彩とフェロモンを放ち、淫心をそそったことだけは確かだった。が、こんなエロい嫁のレオタード姿をめぐり、フェティッシュな輩の陰謀が渦巻いているなんてこの時の俺には想像もできなかった―――。

(続く)

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