鹿児島浪漫紀行-第5話
ひろしは、最愛の妻と離婚した心の傷を癒すため、鹿児島の旅に出る。旅先で出会った3人の女性と逢瀬を重ねたひろしは、女性たちの尽きない淫欲の餌食となっていく。50歳を過ぎたひろしは、体力の限界を感じながらも、懸命に女性たちに自分の体を捧げるのだが・・・
作家名:城山アダムス
文字数:約3010文字(第5話)
管理番号:k123
僕はスカートの中に手を入れると、ストッキング越しにスカートの奥に滑らせた。指先が腰の少し下のゴムに触れた。そのままゴムの中に手を入れると、指先がショーツに触れた。指先をショーツの中に忍ばせる。指先は陰毛に触れた。
陰毛をなぞりながら、さらに指を先に進める。指先が割れ目を捉えた。すでに割れ目は愛液で潤っていた。割れ目を指先でていねいに撫でた。割れ目も指先も愛液にまみれてビッショリ濡れ、ピチャピチャいやらしい音を立て始めた。指先をクリトリスに向かって滑らせた。
指先がクリトリスに触れた瞬間、渚の下半身はピクッと反応し
「あん。」
苦しげな声を上げた。ショーツの内側は愛液でビッショリ濡れ、ショーツの淵からあふれ出てスカートの裾に溢れていた。
「もっと触って。」
渚は僕の肩にもたれかけてきた。渚の手は僕のペニスをぎゅっと握り締めている。僕と渚はバスが空港に着くまで、お互いの性器を愛撫し続けた。
バスが空港に着いた。僕はペニスをブリーフの中に入れ、ズボンのファスナーを閉めた。
渚は下半身に力が入らず自力で立つことができない。僕は渚を抱きかかえるようにして立たせた。すると渚の座っていたシートに愛液で大きなシミが出来ていた。僕は慌ててハンカチで染みを拭き取った。
「スカートが汚れちゃった。」
渚はスカートを気にしている。スカートのお尻の部分が濡れて染みになっていた。
「どうしよう。」
渚は今にも泣きだしそうだ。
「大丈夫。スカートの染みをバッグで隠しなさい。僕はすぐ後ろを歩くから。」
幸いバスの乗客は少なかった。しかし、運転手に気付かれたら大丈夫だ。僕は渚のスカートの染みを運転手に見られないように、背中にぴったりくっつきながらバスを降りた。
「多目的トイレに行こう。」
バスから降りたら、僕たちはすぐに多目的トイレに向かった。
二人一緒に多目的トイレに入ると、渚のストッキングとショーツを下ろし、びっしょり濡れた性器を拭いた。愛液は太ももまで流れ出ていた。渚はピンクのワンピースを脱ぎ、白いワンピースに着替えた。
僕がトイレを出ようとすると、
「ひろしさん、待って。」
渚は僕を呼び止めた。
「お願い。入れて。」
渚はくるりと向きを変え、僕の前にお尻を突き出した。
「もう一度だけ、その太くて硬いおちんちん入れてほしいの。」
渚の目は潤んでいた。僕は昨夜から今朝にかけての渚とのセックスの疲れが残っていた。ここでセックスする体力が残っているか不安だったが、
「入れるよ。」
スカートをまくりあげ、白いお尻の二つの丸い膨らみを両手でつかみ左右に開いた。膨らみの間から赤黒い肛門と膣口が完全に露出している。膣口から愛液の雫がポタポタと滴り落ちている。
硬くなったペニスを膣口にあてがい、グッと腰を押し出した。
「アッ。」
渚は身体をのけ反らした。今度はお尻を突き出し、僕のペニスに強く押し付けてきた。ヌルッとペニスが膣の中に入って行った。僕は無事に挿入できてほっとした。
ペニスが膣の奥まで届いた。
「オチンチンが奥に当たってる。気持ちいい。」
壁に手を突き身体を支えながらお尻を突き出してくる。僕は渚の子宮を突いた。
「もっと突いて、もっと激しく突いて、その太くて硬いおちんちんでもっと、もっと、突き上げて。」
僕は激しくリズミカルに渚を突いた。ズンズンズンとペニスの先端が膣の奥の子宮を突く度に、
「ビチャ ビチャ ピチャ ピチャ・・・」
湿った音が鳴り響く。膣がギュッとペニスを締め付けてきた。
「あああん、だめえ、イッちゃう。」
渚の膣が小刻みに震えだした。渚はオーガズムに達したようだ。僕の下半身も限界に達し、激しい痙攣とともにペニスの先端から白い精液が飛び散った。
しばらくすると二人の性器の律動が静まった。すっとペニスを抜いた。ドロッとした精液が膣口からこぼれ落ちてきた。僕は渚の性器から流れる精液を拭き取った。
「ひろしさん、とっても気持ちよかった。」
「僕も、気持ちよかったよ。渚、最高だよ。」
渚はくるっと向きを変え、僕に抱きつき唇を求めてきた。僕も渚の唇を強く吸った。その時だ。
「13時15分発羽田行、日本航空557便はまもなく搭乗手続きを終了いたします。」
アナウンスが響いた。渚の乗る飛行機だ。
「急いで搭乗手続きしなくちゃ。」
僕と渚は多目的トイレを出ると、急いで搭乗手続きカウンターに向かった。手続きを終えると渚は搭乗ゲートに急いで歩いて行った。僕も一緒にゲートまで歩いた。
「ひろしさん。東京でまた必ず会いましょうね。」
渚は手を振りながらゲートの奥に消えて行った。
僕は渚の後姿を見送りながら、お互いの住所も電話番号も交換していないことに気付いた。
東京で渚に再開したいという気持ちはあったが、僕は都立高校の校長だ。指宿で渚とこんな関係で会ったことが教育委員会に知れると僕は処分されるかもしれない。しかも僕は病気で入院していることになっている。
「渚とはもう会わない方がいいかもしれない。」
僕は空港から霧島行のバスに乗った。バスに乗るととても空腹だった。今日はまだ食事を一度も取っていない。
朝は朝食抜きで渚とセックスした。チェックアウトして、そのままバスに乗り、空港で渚と昼食を食べる予定だったが、バスを降りる時ハプニングがあり、多目的トイレでまたセックス。渚はそのまま飛行機で東京に帰ってしまった。
「渚もお腹すかしているだろうな。」
今日は早めに夕食にしようと思った。ふと僕は今日泊まる霧島のホテルをまだ予約していないことに気付いた。ネットで霧島のホテルの空室を探した。春の旅行シーズンでどこのホテルも満室だった。
バスが霧島に到着する直前に、やっと空室を見つけた。高千穂リゾートだ。1泊4万円と料金は少し高いが、料理と露天風呂が自慢のホテルだ。
「霧島の露天風呂は最高ですよ。」
渚の言葉を思い出した。僕はすぐに予約を入れた。
すぐにホテルからメールが届いた。バス停までホテルのマイクロバスが迎えに来てくれるということだった。
バスは霧島に到着した。バスから降りると、バス停のベンチに座ってホテルのマイクロバスを待った。
ベンチの隣に女性が一人座っていた。年齢は30歳前後だろうか?スレンダーで綺麗な女性だ。ひょっとすると、僕と同じマイクロバスを待っているのだろうか?
僕は思い切って女性に声をかけた。
「あのう、ホテルのマイクロバスを待ってるんですか?」
女性は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに笑顔になった。
「はい。高千穂リゾートのマイクロバスを待ってるんです。」
「奇遇ですね。僕も高千穂リゾートに泊まるんです。」
「よかった。私、一人で泊まるの寂しかったんです。」
彼女は嬉しそうな笑みを浮かべた。その時、マイクロバスは到着した。乗客は僕と彼女だけだったが、一番後ろの席に一緒に座った。
「あのう、お名前お聞きしてよろしいでしょうか。」
「田中ひろしです。」
女性はにっこり微笑んだ。
「これからひろしさんとお呼びしていいですか?」
「いいですよ。あなたのお名前は?」
「佐藤楓です。」
「それでは、これから楓さんとお呼びしますね。」
「ひろしさん、どこからいらしたんですか?」
「東京です。楓さんは?」
「私も東京ですよ。」
僕は少し複雑な気持ちだった。学校の新学期の仕事を放り出して鹿児島旅行をしている後ろめたさがあった。これ以上僕のことを楓に詳しく聞かれたくないと思った。
「ひろしさん、お仕事何されてるんですか?」
「公務員です。」
(続く)
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