協奏曲-最終話 4410文字 バロン椿

協奏曲-第4話

40歳半ばのピアノ教室の主宰者、水元(みずもと)啓子(けいこ)。白いブラウスにネイビーのスカート、薄化粧で、肩まで伸びた髪を無造作に後ろで束ねた姿は、音楽家というよりも、学習塾の教師のようだ。
彼女には20歳近く年の離れた、新進気鋭のピアニスト、吉野(よしの)幸一(こういち)という恋人がいる。
ステージ上では「鍵盤の魔術師」と言われる彼もベッドの上では啓子と「協奏曲」を奏でるが、二人の馴れ初めは何か?少し時を戻して振り返ってみよう。

作家名:バロン椿
文字数:約4410文字(第4話)
管理番号:k113

(先生、感じているんだ……)
幸一は腰の動きを強めるが、既に二度も射精しているから、精液の動きはまだ起こらず、啓子は膣に受ける刺激から「ああ、あ、あっ、あっ…あっ、あああ……」と喘ぎが一段と悩ましくなる。そして、「もっと、もっと、もっとよ……」と更なる悦びを求めて、両手で幸一の頬を挟むと、その唇に吸い付き、舌を絡ませてきた。

口づけは先程と同じだが、体を交えたままだと、気持ちの入り方が一段違うから、「せ、先生……」と幸一の腰の動きが加速する。
すると、ベッドが軋み、啓子は「あっ、あ、あ、いい、いい、あ、あ、あああ……」と口が開いてきた。もう少し、あと、もう少しで、先生は……腰を動かす幸一だが、尽き果てていた精液が溜まり始め、ペニスの管に押し寄せてくる。

それでも、もう少しと、歯を食い縛って堪えていたが、そんなことで射精感を抑えることなんか出来はしない。体を強張らせ、啓子に腰を押し付けていたが、「あっ……」と息を吐くと同時に、ペニスが弾けてしまい、啓子の膣の中で射精してしまった。

結局、今度も長くは続かなかった。しかし、「あっ、あっ……あっ……はぁ、はぁ……」と腰をガクガクさせながら射精を繰り返す幸一を抱き締める啓子の顔には満足そうな微笑みが浮かんでいた。
雪がしんしんと降り続く、この夜、新たな関係に踏み入れた啓子と幸一は互いの欲望が尽きるまで体を貪り合い、夜が明けた時、二人は体を繋げたまま眠っていた。

テディプレイスーツ一覧01

溺れる日々

体の関係を結んだ二人は歯止めが効かなくなっていた。
「こんにちは」
翌週、幸一はいつものように教室に現れたが、ピーンと張りつめた緊張感はなく、甘い空気が漂い、「お願いします」と言ったものの、チラチラと啓子の顔をみる幸一は集中できていない。だから、「じゃあ、始めて」と啓子が言ったが、曲に乗りきれず、いきなり、「あ、すみません」と遅れてしまう。

「始めから」と啓子は努めて平然に振る舞うが、「どうしたのよ?」と変に気遣ってしまう。そんな空気は互いに伝わり、「だ、大丈夫です」と答える幸一は指だけで鍵盤に向かうから、リズミカルではない。

啓子が「もっとテンポよく弾いて!」と叱ると、幸一は「あ、はい」と答えるが、気ばかり焦り、またも間違える。「何をやっているの?練習してきたの?やる気はあるの?」と啓子は苛立つが、幸一は「先生」と甘えようとする。先週までなら「もう帰りなさい!」となるが、今はそれが言えない。

「ダメダメ、やり直し」と言って、弾き直させるが、トコトン追い込むことが出来ず、思ったようなリズムが出ない。
やがて、時刻は午後9時を回り、時計を見た幸一に「ねえ」と甘えるように顔を覗き込むと、「じゃあ、ここまで」と啓子も楽譜を閉じてしまう。
そして、二人は寝室に入ると、チュッ、チュッ、チュッパッ、チュッパッ……と唇を合わせ、幸一は服を脱ぎ捨てると、啓子の着ている物を剥ぎ取り、そのままベッドに倒れ込む。

「幸ちゃん……」
「先生……」
男と女になった二人は互いの体を弄ぶ。
幸一は乳房を揉み上げ、乳首を口に含むと、啓子は「あ、あ、そんなに強く噛んだら……あ、あ、あああ……」と喘いで身を捩る。

乳首は硬く尖り、肌は桜色に染まってきた。先を急ぐ幸一は体をさげると、啓子の膝裏に手を入れ、持ち上げて、股間を大きく開いた。黒々とした陰毛も、それに隠された性器も幸一から丸見えになった。
「あ、いや、は、恥ずかしい……」

啓子は手で隠そうとしたが、幸一の方が速かった。顔を埋めて性器に舌を伸ばす。シャワーを浴びてないから少し臭くて、しょっぱい味がするが、気にならない。ペロペロと舐めて、割れ目が緩んだところで、舌をつぼめて中に挿し込んだ。すると、「あっ、あ、あ、あああ……」と喘いだ啓子は幸一の頭を押さえて、そこに顔を押し付けた。

陰毛に鼻が埋るが、返って舌が奥まで入り、好都合。ほじくるように中を掻き回すと、「あ、いや、いや、あっ、あ、あ、あああ……」と啓子は身悶え、たちまち性器は濡れてヌルヌルになってきた。

幸一のペニスも反り返り、すっかり準備が整った。身を起こした幸一は啓子の太腿を抱えて近づくと、ペニスに手を添えて膣口に挿し込み、そのまま体を被せていった。
「あん……」

しがみつく啓子を抱え、幸一の腰が動き、二人の息は荒くなった。
「あ、あああ……」
「せ、先生……」
リビングでは電話が鳴っているが、二人の耳には何も入らない。

幸一が啓子のマンションを出たのは午後11時近くだった。
快楽に溺れた啓子と幸一。一時でもレッスンを怠れば、成長は止まる、いや、退歩してしまう。
「どうしたの?何だか変よ」

翌月、親しくしている音大時代からの仲間に、幸一の演奏の乱れを指摘された。これくらいは大丈夫かなと甘く考えていたが、たやすく聞きとがめられてしまった。
「か、風邪よ。そうなの、風邪を引いているのよ」
啓子はそういってごまかしたが、先にある目標がずっと遠退いて行くように感じ、とても怖くなっていた。

別れの時

桜の季節が終わり、幸一は高校2年生に。6月の地区予選会まで、もう僅か、このままでは入選など、到底及ばない。
「もうダメよ、こんなことをしていたら」と啓子は欲望を抑え、以前のような厳しい姿勢に戻る。若い幸一には辛いことだが、「分かりました」と彼も啓子に従った。

しかし、怠けたツケは大きく、幸一の体に、腕に以前のような躍動感がなく、聞く者に迫るような音が出ない。
啓子は焦りと苛立ちから、「何をやっているの?ちっとも曲を理解していないじゃない!」とか、「バカ!昨日より悪くなっている。やる気ないなら帰りなさい!」と連日、ヒステリックな声を上げるが、それが幸一にも悪影響を与える。「ご、ごめんなさい」とすっかり委縮してしまい、調子を取り戻せない。

シースルーランジェリー一覧

5月、ゴールデンウィークも返上し、レッスンに励むが、一向に調子は上がらず、今年はもうダメかな……と、啓子が諦めかけていた時、思い掛けない電話が架かってきた。
「ああ、水元さんかな?私だけど」

聞き覚えのある恩師の声。いずれ来るだろうと啓子は覚悟していたが、「あ、ご無沙汰しています。今日は……」と声が震える。
昨年、確かに「預ける」と言われた。だが評判になれば、「ご苦労様」といって取り上げられる。それは仕方がないことだが、まだ早すぎる。予感が外れて欲しいと願うが、

「うん、実は吉野幸一君のことだけど、よくここまで育ててくれたね。才能のある子だったから、君に預けたんだ……そう、そうなんだよ。これからが本当に大切な時期だから、僕のところで面倒を見るから……うん、本当にありがとう。君には別途お礼をするから」
とやはり思った通りの電話だった。

このままでは、今年は全国大会に行けないことは分かっている。でも、もう少し、もう1年と思うが、その1年の遅れは途方もない開きとなってしまう。それに、名もないピアノ教師に付いていても、これ以上にはなれない。やはり、上を目指すには「音大教授」という恩師のブランドが必要だ。

「いいことじゃない」と幸一に伝えたが、彼は「嫌です」と言う。だが、ここは心を鬼にして、「何を言っているのよ。こんなチャンスは無いんだから、行って来なさい」と彼の背中を押して、恩師のところに送り出した。

その後、幸一は恩師の下で研鑽を積み、大学院を卒業すると、目標だったピアニストとして華々しくデビューし、今では、招かれて各地の演奏会を飛び回るようになった。

しかし、幸一は忘れなかった。啓子がいたから、自分があることを。
だから、10年以上たった今でも、演奏会には必ず啓子を招き、感想を聞く。そして、高ぶった神経を啓子に癒してもらう。
あの夜と同じように……

変わらぬ思い

ピンポン、ピンポン……
部屋のベルを鳴らすと、ドアが開き、タオル地のガウンを着た幸一が立っていた。
彼の顔はステージで見せたまま、演奏会の緊張が縛り続けている。
中に入って啓子はコートを脱ぐ間もなく、幸一の胸に飛び込んだ。

「啓子」
「幸一さん」
かつて「先生」と呼んでいた幸一は、愛を込めて「啓子」と呼び、啓子も「幸一君」、「幸ちゃん」から「幸一さん」と変わっていた。
幸一が強い力で抱きしめると啓子は体の力が抜ける。体をまさぐられ、唇を合わされると、啓子は股間が潤ってくる。

幸一がガウンの紐を解き、勃起したペニスが現れた。何も身に付けていない。啓子は幸一に身を任せ、服を脱がせてもらう。下着は淡いピンクのブラジャーとパンティ。
「似合う?」
啓子が少し首を傾けるようにして微笑むが、「そうだね」と一言発しただけで、幸一が啓子の下腹部に口づける。

いいの。幸一さんがそう言ってくれれば、それでいいの……
細身で胸も豊かではないが、幸一にとって啓子はいつでも輝いている女神。口づけは気に入ったサイン。
幸一はブラジャーとパンティを取って啓子を裸にすると、抱きしめてお尻を両手で揉みしだく。

「幸一さん、好きよ」
啓子は幸一にすがってチュパチュパ、クチュ……と口付けを求める。
そのまま、幸一がベッドに腰を下ろすと、啓子の腰を手で抱えて、正面から招き寄せ、啓子に自分の膝の上に跨らせた。
対面座位。

啓子は、ベッドに浅く座った幸一の膝の上に跨ると、少し腰を浮かせて幸一の硬く反り返ったペニスに指を添えた。
その間も幸一が啓子を抱き寄せ、互いの息と唾液が混じりあい、それを吸いあう濃厚な口付けを繰り返している。
啓子は唇を離して、幸一に合図を送った。

うん、幸一が頷くと、互いに見つめ合いながら啓子がゆっくりと腰を沈める。
「あっ、幸一さん……」
「啓子……」
ペニスが陰裂に分け入り、根元まで膣の中に納まると幸一が尻を抱えて大きく揺すり、啓子も腰を使って体重を乗せて深く尻を沈めた。

幸一の硬く反りたったペニスは真下からお腹の中に突き上げて子宮まで届くようで、啓子は気を失うくらい痺れてしまった。
「あ、あ、あああ……」
啓子は低い声を漏らして幸一にしがみついた。

久しぶりの交わり。幸一が両手で啓子のお尻を抱きかかえ、繰り返し揺すりたてると、啓子もしっかりとしがみついてそれに応える。
ステージの上では、ソロ演奏だが、ベッドの上では協奏曲。二人が夢中になって体をぶつけ合うと、ベッドが揺すられてぎしぎしと音を立てた。やがて、互いの口から喘ぎ声が漏れ始めた。

「ああ、ああっ、あっ、あっ、あっ、うっ、うっ、うっ、ああっ、あああっ、ダメ、ダメ……」
「啓子、啓子……う、う、うぅぅ、逝きそうだ……」
「あなた、あなた……」
最後に、幸一が「啓子……」と呻きながら強く抱き寄せ、精液を勢い良く啓子の中に放出した。

全ての緊張から解放された幸一の顔にはめったに見せない笑みが浮かんでいた。彼が啓子の手に戻ってきた瞬間だ。
初めて結ばれた時と同じ、明日の朝まで、二人は幸せな時間を過ごす。
スマホの電源はとっくに切ってある。

(終わり)

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