協奏曲-第3話 3710文字 バロン椿

協奏曲-第3話

40歳半ばのピアノ教室の主宰者、水元(みずもと)啓子(けいこ)。白いブラウスにネイビーのスカート、薄化粧で、肩まで伸びた髪を無造作に後ろで束ねた姿は、音楽家というよりも、学習塾の教師のようだ。
彼女には20歳近く年の離れた、新進気鋭のピアニスト、吉野(よしの)幸一(こういち)という恋人がいる。
ステージ上では「鍵盤の魔術師」と言われる彼もベッドの上では啓子と「協奏曲」を奏でるが、二人の馴れ初めは何か?少し時を戻して振り返ってみよう。

作家名:バロン椿
文字数:約3710文字(第3話)
管理番号:k113

ハプニング

無理矢理迫った口づけからこうなったのだが、幸一はその先のこと等、とても頭に浮かんでいない。しかし、啓子は違う。こうなった以上は全てを捧げる覚悟で、彼のブリーフに手を掛けた。

「あっ」と幸一は驚くが、啓子は躊躇わずに、それを引き下ろす。そして、体を入れ替えて身を起こすと、ペニスに掛かるブリーフを引き下ろして、足首から抜き取り、今度は全裸で横たわる幸一の前でブラウスのボタンを外していく。指が震えるが後戻りは出来ない。肌に貼り付くブラウスの下には白いスリップが。これも、スカートのファスナーを下ろしてから、たくし上げ、頭から抜き取る。そして、ピンクのブラジャーを外せば、小ぶりの乳房が現れた。

80のAカップ。微乳だが、初めて見る大人のそれに、目を見開く幸一が唾を飲み込む音が聞こえる。途端に恥かしくなって、「そんなに見ないで……」と啓子は背を向け、スカートを下ろそうとするが、ぐっしょり濡れたスカートは重く、太腿にまとわりつく。もどかしくて、腰をくねらすと、それは挑発的に映り、我慢できなくなった幸一が後ろから「先生!」と抱き付いてきた。

セクシーショーツ一覧01

「あ、待って」ともがく啓子に、「す、好きです」と幸一が身を寄せ、よろけた啓子の上に重なった幸一がスカートも含め、ストッキングと一緒にパンティを引き下ろし、全裸にしてしまった。

「こ、幸一君……」と慌てる啓子だが、「せ、先生……」と幸一の手が股間に伸びてくる。覚悟していたとはいえ、「あ、いや……」と逃げてしまう。しかし、もはや「真面目な幸一君」ではない幸一は、腰を掴んで引き戻すと、股間に手を入れ、今度は正確に性器に触れてきた。「あ、あ、あ、あああ……」と体が捩れる啓子、もっと触りたいと、後ろから身を乗り出すようにして手を伸ばして性器に指を入れる幸一。ごわごわした陰毛、その奥にクニュとした感覚、そして、指先に伝わるしっとり感。啓子の口からは「あ、あ、いや、ダメ……」と悩ましい声が漏れる。

もっと触りたく、幸一がグッと身を寄せ、指を動かし、さらに中に入れる。温かくぬかるんだ感触、それに、「あっ、あっ、あ、あ、あああ……」と啓子の声はさらに悩ましくなる。その上、幸一のペニスが啓子のお尻にあたり、擦られるから、刺激が強すぎ、童貞は堪えられない。

たちまちペニスがピクピクと痙攣し、「あっ、あっ、あ、あ、あ……」と呻くが、もはや手遅れ。啓子にしがみつき、「あっ」と息を吐くと同時に、亀頭の先からビュッと精液が噴き出してしまった。

仕切り直して……セックス

「はあ、はあ、はあ……」と、幸一はまだまだ荒い息が収まらないが、腰が砕け、ぐったりしてタイルの床に経たり込んでしまった。興奮して真っ白だった頭の中は大変なことをしてしまったという後悔の念で一杯になっていた。

しかし、抱かれることを覚悟し、性器の中まで掻き回された啓子は違う。モヤモヤしている上に、このまま帰したら、悪戯しただけと思われてしまう。
だから、違うの、私は幸一君が好きなの……と精液で汚れたお尻を洗い流すこともしないまま、「幸一君……」と彼の膝の上に跨がると、フニャフニャしたペニスを指で掴むと、ゆっくりと扱き始めた。

すると、まさか、そんなことをと驚く幸一は「せ、先生……」と声が震えるが、啓子は止めない。上から下に、上から下にと指が扱く。その刺激に幸一の反応は早く、「あ。あ、あああ……」との呻きと共にペニスがムクムクと大きくなって、あっと言う間に先程までの硬さを取り戻した。

「いい?」と啓子の目が、「うん」と頷く幸一、もはや二人の間に言葉は要らない。
腰を上げた啓子が前に進み、勃起して反り返るペニスを指で掴むと、「ゴクッと唾を飲み込む幸一が目を見張るその前で、その亀頭に狙いを定めてゆっくりと腰を下ろしていく。

次の瞬間、ヌルッとした感触に続き、生温かくて狭い管の中にペニスが入り、幸一は魂を抜かれたような顔で、「あっ……」と言葉にならない弱々しい声を上げながら、啓子の腰に両手を当てた。何かに掴まっていないと、自分がどうにかなってしまう、そんな感じだった。一方、啓子も普通ではない。目を閉じて首を反らした、その口から「あ、あああ……」と長く尾を引いた低い声を漏らし、上体が幸一の胸の上に倒れ込んだ。

初めてのセックス。何と言っていいのか、幸一の頭の中は真っ白だが、啓子も余裕があった訳では無い。離婚してから何年経っただろうか、本当に久し振りにペニスを受け入れ、太腿は小刻みに震え続けていた。そして、じわりじわりと湧いてくる性の悦びに堪えられず、「うぅぅ……」と不意に喉の詰まったような短い声を発して、幸一の胸に手をついて体を起こすと、ぴったり重ねた腰を揺すり始めた。すると、異様な興奮に包まれた幸一は「あ、あ、あ、ああっ……」と身悶え、腰が浮き上がる。

腰の奥の方では、精液の塊が動き出し、ペニスの管に迫ってくる。
いよいよ、クライマックス。止めようもない射精感に「あ、あ、い、逝く、い、い……」と幸一が言葉にならぬ声を発し、腰がグンと浮き上がると同時にペニスが弾けて、亀頭の先から精液が子宮口にぶつかるように噴き出していた。

二人だけの夜

啓子は幸一の雪で濡れたセーターやズボンをハンガーに吊るし、自分の下着と一緒に彼の下着を洗濯機に入れると、幸一の母親に電話を架けた。
「吉野でございますが」
「あ、水元です」
「あら、先生。幸一がいつもお世話様になって。あの、レッスンは?」
「いや、実は…」

幸一が大雪の中、やっとのことで訪ねてきたが、雪まみれで震えていたこと、そして、お風呂に入って、ようやく落ち着いたこと等、掻い摘んで説明し、今夜はこちらに泊めると伝えた。

ストッキング01

「あ、いや、そんなことまで……主人が迎えに行きますが」
「いえ、この雪ではとても無理です。それに幸一君はすっかり眠っていますから」
「そうですか……それでも、やはり」
「いえいえ、お気になさらず」

こんなやりとりがあったが、最後は信頼されているせいか、「お世話をお掛けします」と言ってくれた。
寝室を覗くと、ベッドサイドの小さなライトが灯る中、幸一はスヤスヤと静かな寝息を立てて眠っていた。そっとしておけばいいのだが、そうはいかない。
そして、「ごめんなさい、遅くなって」と寝室のドアを開けると、小さなベッドサイドランプが灯る中、幸一は寝息を立てて眠っていた。

思わぬ形ながら、啓子と初体験を済ませ、この上もない満ち足りた気持ちで、ベッドに入れば、眠ってしまうのは当然かも知れない。でも、啓子は満ち足りていない。電話をして、何とか二人だけの時間を作ったのだから、このまま眠らせてしまうつもりはない。

啓子は傍らに近寄り、頬に唇をあてる。すると、僅かに彼が微笑んだような気がして、「幸ちゃん」と耳元で囁くと、「先生……」という声が聞こえた。
それは寝言なのだが、一層、愛おしさが込み上げてくる。間髪入れずに、「好きよ」とはっきり声に出した啓子は、羽織っていたタオル地の白いバスローブを脱ぎ捨てると、布団の縁を捲って、全裸の体を幸一の隣に滑り混ませた。

「あ、何?」
体がぶつかり、幸一は目を覚ましたが、啓子が身を寄せていたことに気がつき、「せ、先生」と一瞬、驚いたが、啓子がスーと唇を合わせていくと、それを受け入れるようにギュッと抱き締める。ブチューと言わんばかりに唇に吸いついた。

チュッ、チュッ、チュッ、チュッパッ……と唇を吸い合う音だけが響く。口付けは次第に濃厚になり、幸一の硬くなったペニスが啓子の太腿にあたる。啓子の気持ちは高まり、上になって唇を離した時の、「はぁ、はぁ、はぁ……」と熱い吐息に現れる。

そして、自然な形で伸びてくる彼の手を、啓子は太腿を開いて迎え、指が性器に触れる。既にしっとりとしているが、小陰唇をなぞられると、「ああ……」と切ない声が漏れ、割れ目が開いて濡れてくるから、中指を挿し入れると、肉襞は生温かくて、ヌルヌルしている。指を動かし、中を掻き混ぜると、啓子の口から「あ、あ、あ、あああ……」と低い呻きが漏れ、潤いが増す。続けると、啓子の眉間に皺が寄り、指が奥深くまで入り、肉襞を嬲ると、「あっ、あ、あ、あ、あああ……」と喘ぎが大きくなる。そして、指が動く度に、溢れ出た愛液がピチャ、ピチャと音を立て、膣口から飛び散り、シーツに染みが広がってきた。

浴室でセックスはしたものの、それだけだから、頃合い等は分からないが、「あっ、あ、あ、ダメ、ダメ、止めて、止めて……」と啓子に手を掴まれると、さすがにそれが分かる。

「来て……」と啓子に潤んだ目で訴えられ、「うん……」と頷いた幸一が身を起こすと、啓子がピクピクしているペニスを掴んだ。そして、亀頭を膣口に挿し込むと、「幸ちゃん」と抱き寄せ、ペニスがしっかりと膣に入り、再び二人は一つになった。

「先生……」と悦ぶ幸一に、「幸ちゃん……」と応ずる啓子。心もしっかりと結ばれている二人は、どちらともなく腰が動き、啓子は「はぁ、はぁ、はぁぁぁ……」と悩ましい息を吐いて、ときおり短く小声で「あ、あ、あああっ」と漏らすようになってきた。

(続く)

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