性エネルギーは地球を救う-第4話 2310文字 城山アダムス

性エネルギーは地球を救う-第4話

ナオミは地球人、セイヤは金星人、二人はツインレイ(この世に存在するたった一人の運命の相手)の関係にある。
ナオミの住む地球が、温暖化の影響で気温上昇が急激に進み、人類が滅亡する危機を迎えた。

ナオミは性エネルギーを金星に飛ばし、セイヤに救いを求めた。
性エネルギーはナオミがオナニーして激しいオーガズムに達した時、ナオミの下半身に沸き起こる。ナオミは性エネルギーを会陰から金星に飛ばし、セイヤとコンタクトを取ることができるのだ。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ナオミの住む地球を救うことができるのだろうか?

作家名:城山アダムス
文字数:約2310文字(第4話)
管理番号:k141

4.身体接触

セイヤとナオミの直接の身体接触は120年ぶりだった。
前世では金星で一緒に暮らしていた。
2人の子宝に恵まれ、充実した幸せな人生だった。
それからセイヤは90年後の金星で、ナオミは100年の後の地球で生を受けた。
セイヤとナオミは10歳違いだ。
ナオミも金星で生を受けたかったのだが、ある重要な使命を果たすため、地球で誕生したのだった。

セイヤとナオミは抱き合ったままキスしていた。
「ナオミ、120年ぶりだね。」
「セイヤ、会いたかった。」
セイヤは地球人として生まれたナオミの身体を、しっかり見たいと思った。
金星人と地球人は身体のつくりはほぼ同じだが、地球は金星に比べて太陽から遠い分、気温が低い。
地球人は体温を保つために金星人に比べて体毛が多いのだ。
セイヤの身体には太陽光線から頭を守るための頭髪以外、体毛が無い。
金星は気温が高く、体毛があると体温を放出できないのだ。

「ナオミ、君の身体を見たい。」
「わかった、見せてあげる。」
ナオミは白いワンピースと下着を脱ぎ、全裸になった。
そして、部屋の中央に置いてあるベッドに仰向けに寝た。
「セイヤ、これが私の身体よ。」
セイヤはベッドに横たわったナオミの美しい体を鑑賞した。
すらりと伸びた足の付け根を薄く陰毛が覆っている。
金星人には陰毛がない。
セイヤはナオミの陰毛が珍しかった。
陰毛を指でつまんで、左右に引っ張った。
「いやだ!そんなことして。」
ナオミは思わず声をあげた。

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陰毛をかき分けると、ピンク色の膣が露わになった。
愛液でビッショリ濡れている。
膣から放たれる愛液の甘酸っぱい匂いがセイヤのペニスを刺激した。
膣の端にはピンク色のクリトリスが膨らんでいる。
セイヤは指先で、クリトリスに軽く触れた。
「あああん・・・ 」
ナオミの身体がバウンドした。
クリトリスは熱を持ち、膨らみを増してきた。
「優しく触ってね。」
ナオミは甘えた声を出す。
セイヤはクリトリスを優しく撫でた。
「ああああん・・・気持ちいい・・・」
ナオミはうっとりしている。
「ねえ・・・あそこも触って。」
セイヤは膣を触った。
膣の中は愛液が溢れ、指を動かすとピチャピチャ音を立てる。

指を奥に入れた。
指先にざらざらした感触が伝わってきた。
Gスポットだ。
指先でGスポットを押した。
「あん・・・そこ・・・いい・・」 
ナオミは叫んだ。
膣からトロトロした蜜が溢れ出してきた。
「ねえ・・・」
ナオミは甘えた声を出した。
ナオミの腰ががくがく震え出した。
「ねえ、入れて! お願い。」
膣口が大きく開いた。
「あああん。入れて、入れてえ。」
ナオミはとうとう泣きながら絶叫した。

「私の膣に、あなたのペニスを入れて。」
ナオミは、足を大きく広げた。
愛液にまみれた性器をセイヤに突き出した。
セイヤは硬くなったペニスをナオミの膣に挿入した。
「ああん、入ってる! ペニスが入ってる!」
ナオミの膣がペニスを飲み込んでいく。
「動いて、もっと動いて!」
セイヤは腰を前後に動かした。
ナオミは性器を強く押し付けながら
「すごい! 感じるの!」
と大きな声を出した。

セイヤは腰の動きを加速する。
ナオミの性器がペニスをぎゅっと締め付ける。
ナオミは顔をゆがめ
「イグ イグ イグ ・・・・・・」
苦しそうに声を絞り出した。
セイヤのペニスはビクンビクンと激しく波打ちながら、ナオミの膣の中で激しく痙攣した。
「ナオミ、イク・・イク・・」
「セイヤ、イッちゃう!」
ナオミがイッた瞬間、セイヤのペニスから大量の精液が膣の中に飛び散った。
二人は同時にオーガズムに達した。

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オーガズムは30秒ほどリズミカルに続き、やがて静かに治まった。
セイヤとナオミは、しばらく挿入したまま上下に重なっていた。
時々ナオミの膣がピクっと動く。
膣が動く度に
「あん。」
ナオミから小さな声が漏れる。
このままずっとナオミと一つに繋がっていたい。
しかし、セイヤのペニスの硬さは次第に失われていった。
スルッとペニスが抜けた。
ナオミの膣から白い精液がシトシトと流れ出している。
「ナオミ、とっても気持ちよかったよ。」
「セイヤ、私もとっても気持ちよかった。」
セイヤはそっとナオミを抱き寄せた。
ナオミはセイヤの背中に腕を回し、唇を求めてきた。
激しく唇を求め合った。
セイヤのペニスはすぐに蘇り、硬く勃起した。
ナオミの膣は愛液が溢れている。
セイヤは再び挿入しようとした。

その時だ、
「55分経過しました。あと5分で制限時間は終わりです。」
検査官の声がした。
「60分以上身体接触を続けると、30エナジー以上の性エネルギーを消費します。」
ナオミはセイヤに挿入してほしかった。
セイヤもナオミから離れたくなかった。
「ナオミ、もっと抱いていたい・・・」
「セイヤ、ずっと抱かれていたい!」
「でも、これ以上身体接触を続けると、二度と身体接触できなくなる。」
「わかった、そろそろお別れね。」
「ナオミ、また逢おう!」
セイヤは強くナオミを抱きしめた。
楽しい時間はあっという間に過ぎた。

「時間制限が迫っています。3分後にそれぞれの星に帰ってもらいます。すぐに服を着てください。」
検査官の声がした。
セイヤとナオミはしぶしぶ服を着た。
「セイヤ、元気でね。」
「ナオミ、何かあったら性エネルギー送るんだよ。全力でナオミを助けてあげる。」
ナオミは再びセイヤの胸に飛び込もうとした。
その瞬間、セイヤとナオミの間にサーと壁ができた。
セイヤの姿が消えた。

検査官の声が聞こえた。
「ナオミさん。これでセイヤとの身体接触は終わりです。今回の身体接触で30エナジー消費しました。あなたが今後の人生で使える性エネルギーは残り30エナジーです。」
ナオミは金色の光に包まれた。
「では、地球に帰ってください。」
ナオミは地球に帰っていった。

(続く)

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