性エネルギーは地球を救う-第5話 1990文字 城山アダムス

性エネルギーは地球を救う-第5話

ナオミは地球人、セイヤは金星人、二人はツインレイ(この世に存在するたった一人の運命の相手)の関係にある。
ナオミの住む地球が、温暖化の影響で気温上昇が急激に進み、人類が滅亡する危機を迎えた。

ナオミは性エネルギーを金星に飛ばし、セイヤに救いを求めた。
性エネルギーはナオミがオナニーして激しいオーガズムに達した時、ナオミの下半身に沸き起こる。ナオミは性エネルギーを会陰から金星に飛ばし、セイヤとコンタクトを取ることができるのだ。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ナオミの住む地球を救うことができるのだろうか?

作家名:城山アダムス
文字数:約1990文字(第5話)
管理番号:k141

5.妊娠3か月

地球に帰ってからナオミはオナニーをやめた。これ以上性エネルギーを消費してしまうとセイヤと身体接触できなくなるからだ。
ナオミが地球に帰って一月以上過ぎた。
予定日になっても生理がない。
時々強い吐き気に襲われた。
ナオミは
「セイヤの子どもを授かったのかもしれない。」
と思った。
「セイヤの子どもが欲しい。」
と心から思った。
早く妊娠の診断が欲しかった。

ナオミは自宅近くの婦人科を訪ねた。
受付を済ませると診察室に案内された。
診察室には50歳前後の男性医師が、問診表を持ってナオミを待っていた。
「まず問診します。吐き気の症状はいつごろからですか?」
「数日前から、夜寝ていたら急に吐き気に襲われました。」
「今も吐き気はしますか。」
「はい。今も軽い吐き気があります。」
「最近、性交渉はありましたか?」
「はい、ありました。」
「性交渉はいつですか?」
「一月以上前です」
「その時、避妊しましたか?」
「していません。」

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「妊娠の可能性があります。診察してみましょう。」
「よろしくお願いします。」
ナオミは早く結果を知りたかった。
「服を脱いで、下着を外してください。」
ナオミはブラウスを脱いだ。
「脱いだものはこちらの籠へどうぞ。」
男性医師は、ナオミに籠を渡した。
ナオミは、ブラウス、スカート、ストッキングを脱いで籠に入れた。
ブラジャーとショーツだけの姿になった。
その一部始終を男性医師はじっと見ている。

ナオミは男性医師の視線が気になり、ブラジャーを外すのをためらった。
ナオミがもじもじしていると、
「他の患者さんが待ってますから、早く脱いでください。」
男性医師は困ったような表情を浮かべた。
ナオミはしぶしぶブラジャーを外した。
「座ってください。」
ナオミは男性医師の前の椅子に座った。
緊張のあまり、白い肌にぶつぶつ鳥肌が立っていた。

男性医師はナオミに近づき、乳房に手を伸ばした。
医師の手が乳房に触れた瞬間、ナオミの肩がぴくッと跳ねた。
医師は片方ずつ乳房をギュッと掴んだり、押したりしながら触診する。
医師の指が乳首に触れた。
「キャッ・・」
ナオミは思わず声を漏らした。
医師は人差し指と親指で乳首を摘まんで、クリクリ捻り始めた。
「やん・・・」
ナオミの乳首から背中に、鋭い電流のような刺激が走った。
膣がジワッと濡れた。

ナオミの心は医師の手を拒否しているのだが、体はビンビン反応してしまう。
医師の手が乳房を触る度に鋭い快感が全身に広がっていく。
「ああん・・・ふにゅ・・・ううう・・ふにゅん。」
ナオミは思わず声を出してしまう。
「胸は異常ありませんね。」
ナオミの胸は医師の手から解放された。
「・・はあ・・ふう・ふう・」
ナオミの呼吸は乱れていた。
「内診をします。ショーツを脱いで診察台に座ってください。
ナオミはショーツを脱いだ。
ショーツに愛液で染みができていた。

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全裸になったナオミは診察台に座った。
医師がナオミの両足を診察台に固定した。
「診察台が動きます。」
医師が診察台のペダルを踏むと診察台が上昇し、両足が左右に大きく開いた。
ナオミの性器は医師の目の前に晒された。
膣はおろか、肛門まで医師からはっきり見えている。
「内診を始めます。」
医師の手が陰毛に触れた。
指で陰毛を挟むと左右に引っ張った。
「薄いですね。カットして手入れしているのですか?」
陰毛と妊娠がどう関係あるのか、ナオミには理解できなかった。
「もともと薄いのです。」
ナオミの発毛は遅かった。
中学生になってやっと生えてきた。
20歳に成人した今でも、陰毛は薄く疎らだった。

「外性器を診察します。」
医師の指が小陰唇を左右に開いた。
指で陰唇をさすった。
「キャン・・」
指がクリトリスに触れた。
稲妻のような快感が全身を走り抜けた。
「陰唇、陰核は異常ありません。色も綺麗で形も整っています。」

「膣と子宮を診察します。」
医師が膣に指を挿入した。
「ああ・・・ああん。」
ナオミは声を漏らした。
医師の指がGスポットを押した。
「フンギャッ。」
ナオミの声が反応してしまう。
ナオミはGスポットの快感から気持ちを反らそうと、診察室の白い壁に意識を集中させようとした。
「ぎゃあ・・・」
指がポルチオを押している。
医師は診察で毎日何十人もの女性の膣に指を挿入する。
膣の構造を熟知している。
挿入した指が的確に快感のポイントを捉えている。
医師の指が膣をこねくり回す。

ジュボジュボジュボ・・・膣は湿った音を診察室に響かせる。
ナオミはいつの間にか、医師の指の動きに酔いしれていた。
「内診を終わります。」
医師は膣から指を抜いた。
ナオミの膣はびっしょり濡れていた。
中途半端に放置された膣は、ジンジン疼いていた。
いっそのこと、最後までイカせて欲しかった。
医師はガーゼを取り出し、膣を濡らしている愛液を丁寧にふき取った。
「おめでとうございます。妊娠3か月です。」
医師に妊娠を告げられた。
セイヤの子どもができたのだ。
ナオミの心は幸福感に満ちていた。

(続く)

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