性エネルギーは地球を救う-第6話
ナオミは地球人、セイヤは金星人、二人はツインレイ(この世に存在するたった一人の運命の相手)の関係にある。
ナオミの住む地球が、温暖化の影響で気温上昇が急激に進み、人類が滅亡する危機を迎えた。
ナオミは性エネルギーを金星に飛ばし、セイヤに救いを求めた。
性エネルギーはナオミがオナニーして激しいオーガズムに達した時、ナオミの下半身に沸き起こる。ナオミは性エネルギーを会陰から金星に飛ばし、セイヤとコンタクトを取ることができるのだ。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ナオミの住む地球を救うことができるのだろうか?
作家名:城山アダムス
文字数:約1460文字(第6話)
管理番号:k141
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6.地球が危ない! セイヤ助けて!
すぐにナオミは妊娠したことをセイヤに伝えたいと思った。
金星にいるセイヤに伝えるためには性エネルギーを使わなければならない。
ナオミに残された性エネルギーは30エナジーだ。
セイヤと身体接触するためには30エナジーを全部残しておかなければならない。
性エネルギーによる交信は20秒を超えると1エナジーが消費される。
20秒以内に交信を終えたら、30エナジーはそのまま温存される。
「20秒でセイヤに妊娠したことを伝えよう。」
帰宅後、ナオミは、すぐにクリトリスを触った。
男性医師に内診された時の膣の疼きがまだ残っていた。
ナオミの性エネルギーはすぐに高まった。
強いオーガズムを感じた。
その瞬間、ナオミのチャクラから金星に向けて性エネルギーが放出された。
セイヤの姿が見えた。
セイヤがナオミの性エネルギーをキャッチしたのだ。
「ナオミ、久しぶり!」
セイヤは笑顔でナオミに声をかけた。
「私、赤ちゃんできたの!セイヤ、あなたの子どもよ。」
セイヤは満面の笑みを浮かべた。
「ナオミ、良かったね!すごくうれしいよ。」
ナオミはセイヤともっと話したいと思った。
しかし、交信が20秒を超えると性エネルギーを1エナジー消費してしまう。
「セイヤ、時間がないの!」
「ナオミ、元気な赤ちゃん産むんだよ。」
ナオミは性エネルギーの放出を止めた。
セイヤの姿は消えた。
性エネルギーの交信を20秒以内に抑えることができた。
7か月後、ナオミはかわいい女の子を出産した。
ナオミはその女の子にセイヤとナオミの頭文字を一字ずつ取ってセナと名付けた。
セナはすくすくと育ち、6歳に成長した。
セナが6歳を迎えた誕生日、親子二人で誕生パーティーをした。
セナが、バースデーケーキの6本のロウソクに息を吹きかけ、最後の1本の炎を消そうとした瞬間、炎の奥に、ある光景が見えた。
その光景は1週間後の地球の姿だった。
ナオミに見えた地球の光景は、赤茶けた荒涼とした台地が広がり、草木は枯れ果て、生命の痕跡はなかった。
「このままでは地球が危ない。セイヤに地球を救ってもらおう!」
セイヤは銀河系の平和と秩序を守る銀河連合の司令官だ。
誕生パーティーが終わると、ナオミはセナとベッドに入った。
セナが寝たらすぐにオナニーを始めようと思った。
金星にいるセイヤに性エネルギーを送らなければならない。
セナはベッドに入るとすぐに寝息を立てた。
かわいらしい寝顔だった。
「セナ、あなたのパパに地球を救ってもらうようにお願いするね。」
ナオミは、セナの隣でオナニーを始めた。
クリトリスを触った。
ナオミの性的興奮が高まって来た。
強いオーガズムを感じた。
その瞬間、ナオミのチャクラから金星に向けて性エネルギーが放出された。
セイヤの姿が見えた。
セイヤがナオミの性エネルギーをキャッチしたのだ。
「ナオミ、ひさしぶり!今日はセナの6歳の誕生日だね。」
「今夜はセナと誕生パーティーしたの。」
「僕も一緒にお祝いしたかったな。」
「その時、私はロウソクの中に恐ろしい映像を見たの!」
「恐ろしい映像って、それはどんな映像だった?」
「地球温暖化で1週間後、地球が滅亡する映像なの!」
「ナオミには未来予知の能力があるから、その映像が現実になる可能性は高い!」
「セイヤ、地球が危ない! 私とセナを助けて!」
「すぐに銀河連合と連絡を取り、地球を救うように命令する。」
「お願い!地球を救ってね。」
「20秒超えそうだ!性エネルギー止めるよ。」
セイヤの姿が消えた。
ナオミも性エネルギーの放出をやめた。
「セイヤ、地球を救ってね、お願い!」
ナオミは祈るような気持ちだった。
(続く)
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