私の「青春の蹉跌」-第3話
あなたは女性に職場まで押し掛けられた経験がありますか?例え、妻以外の女性と付き合った経験があっても、「ははは、そんなへまはしませんよ」と笑うかも知れません。
私もそうでした。しかし、持ち出された事が10年以上も前のこととなると、「えっ、まさか……」と言葉に詰まってしまいます。
「青春の蹉跌」なんて……自分の身に起こるとは考えたこともありませんでした。
作家名:バロン椿
文字数:約3070文字(第3話)
管理番号:k079
もう淑やかな史恵さんなんかいません。
立ち上がると、紐を解き、浴衣を脱ぎ捨て、ブラジャーを引きちぎるように外すと、パンティを片足脱いだだけで、「ああ、もうええ!」と私に覆い被さってきました。
今度は私も吸い返しましたが、とても史恵さんの勢いには敵いません。
吸って、離して、吸って、それから舌を絡める、
激しく、濃厚な口付けに、私はされるがままでした。
しかし、唇を離した史恵さんは「うちがこないになったんは健ちゃんがいけないんや」と言いました。
「えっ」と思いましたが、私の手を掴んで股間に持っていくと、モヤモヤしている筈の陰毛はしっとり、性器はヌルヌルになっていました。
はっと、史恵さんを見ると、「おなごが本気で好きになったら、こないになるんよ」と私の耳朶を噛みました。
そして、「こないにしたんやから」と、手を添えて私の指を性器に沈めると、「史恵、史恵、好きやよ。好きやよと可愛いがるんよ」と中から掻き回させました。
今にして思えば、人妻でありながら、他の男と交わる、それも17歳の娘の同級生。
人倫に悖る事をしようとしているのだから、その怖さから、自分を狂わせたかったのでしょう。
だから、私が言われた通りに指を動かせ、中を掻き回すと、「ああ、ええ、ええよ……あ、あ、あっ、あっ、あ、あああ……」と悩ましい声を出し、体を捩り始めました。性器の中も周りも、溢れ出た液でびしょびしょでした。
でも、私は童貞です。これからどうしていいか分かりません。
「お、おばちゃん」と体を揺さぶると、史恵さんは「うん、うん、分かっとる」と頷き、両脚を大きく広げて仰向けになりました。
「ここや、ここに入れるんよ」と、濡れて緩んだ膣口を指で開けました。
凄かった。
先に触ったけど見るのは初めて。
それも生まれて初めて……陰毛は濡れてぐしょぐしょで、性器に貼り付いている。
そして、あそこは中が瑞々しい赤。
頭の中がワアーとなってしまい、私は慌てて指で皮を剥いたら、亀頭は出たけど、もうピクピクしてきちゃって、先っぽからはプチプチと先走り汁が溢れ出てきていました。
もうダメだと思いましたが、史恵さんが「早う、早う」と両手を広げ、「うちん上に乗って」と待ち受けていました。
それで、言われた通りにすると、史恵さんがペニスを掴んで、亀頭を膣口に嵌め込み、何とか漏らさずに入れることが出来ました。
やったあ!と思いました。
でも、それで気が緩んでしまい、ペニスの奥から次から次へと精液が湧き上がってくるので、もう自分の意思ではどうにもなりません。
まあ、水道が蛇口を開いてしまったようなものです。
ペニスがビクン、ビクンと痙攣し、「あ、あ、あああ……」と呻いたものの、亀頭の先端から精液が史恵さんの膣の中に飛び出し、「あっ、あっ」と息を吐きながら、腰がガクン、ガクンと抜けていきました。
うちはまだまだよ
私は史恵さんの上でぐったりしていましたが、何しろ、初めてのセックスを経験したばかりなので、のぼせたような感じで、ふぁーとしていました。
しかし、史恵さんは違います。
「あかん、寝たらあかんよ。うちはまだまだよ」と私を抱き寄せると、お尻を持ち上げるように腰をうねらせてきました。
当時、彼女は43歳です。
セックスの悦びは存分に知っています。
私にこんなことを仕掛けてきたのは、好きだからということですが、私とセックスの悦びを味わいたかったからでもあります。
それなのに、入れただけで終わってしまう、そんなことで満足出来る訳がありません。
私も17歳の性欲が盛んな年頃でしたから、オナニーをする時は一度で終わる時もありましたが、立て続けに二度、三度とすることもありましたので、この時は「男」になったばかりです。
何度でもしたいと心も体もそう感じていましたから、望むところです。
「お、おばちゃん」と腰に力を入れると、「お、おばちゃんやない。ふ、史恵や」と言って腰の動きを速めてきました。
私も負けずに腰を振り、史恵さんの中に入ったままのペニスは直ぐに硬さを取り戻してきました。
「はあ、はあ、はあ、好きなんよ、好きなんよ……」
「ふ、史恵さん……ぼ、僕も……」
私たちは目は合わせませんでしたが、二人とも汗ばみ、息が荒くなってきました。
まもなく、「ああ、ああ、ええ、ええ、ええ……」と史恵さんは私を抱く手が緩み、全てを私に任せてきました。
こうなると、私は必死です。
何とか史恵さんに逝ってもらおうと、「あ、あ、あ、ふ、史恵さん……」と呻きながらも腰を動かし、「はぁ、はぁ、はぁ、あ、あ、あ、あああああ……」と史恵さんの喘ぎが悩ましく、大きくなってきました。
でも、情けないことに、私の方が先に逝きたくなってしまったのです。
私は必死に堪えようとしましたが、またも精液が押し寄せてくると、どうにもなりません。
「ふ、史恵さん……で、出る……」と腰を止めて息も止めましたが、限界でした。
「あ、あ、あああああ……あっ!あっ!あっ!……」と再び、史恵さんよりも先に逝ってしまいました。
史恵さんは今度も満足したとは言えないものの、多少は気持ち良かったのでしょう。
ぐったりした私を抱き留め、「健ちゃん、好きや。うちは益々好きになってしもうた。もう離さへんさかい」と抱き締める力を強めていました。
だから、私は満足でした。本当に満足していました。
繰り返す痴態
「何時や?」
「あ、12時過ぎです」
随分と時間が経ったかなと思いましたが、まだ1時間しか経っていません。
それよりシーツの汚れです。
私の精液と史恵さんの体液が飛び散り、あちらこちらに染みができ、一部は布団にも染み込んでいました。
しかし、史恵さんはそんなことは気にせず、「洗濯物が増えたわ」と笑っていました。
そして、「ふぅぅ……」と大きく伸びをすると、「汗かいたな」と言って起き上がり、脱ぎ散らかした下着などを摘まむと、私の手を引いて「お風呂、行こか?」と、裸のままで浴室に降りて行きました。
「気持ちええなあ、お風呂は」
「うん」
股間を洗い流した私は先に湯船に浸かり、シャワーで体を洗う史恵さんを改めて見ましたが、細身の体なのに乳房は大きく、お腹は少しポッコリとし、陰毛は私なんかとても敵わないくらいに濃く、色白の肌は湯に温められ桜色、本当に色っぽく、きれい。
見ているだけでペニスが硬くなってきました。
そんな私の顔色を見て、何か感じたのか、史恵さんは「どないしたん?」と湯船の中を覗きこんできました。
「あ、いや、何でも……」と私は慌ててそれを隠しましたが、体の汚れを洗い流し終えた史恵さんが「うちも入りたい」と湯船の縁を跨ぐ時、何も隠しもしませんでした。
呆れるくらい堂々としていました。
湯に浸かり、リフレッシュした私たちは二階の客間に戻ると、縺れ合うように布団に倒れ込みましたが、もうキスなどしません。
「ええことしてあげる」と史恵さんは私の股間に顔を埋めると、口にペニスを咥え、亀頭をペチャペチャと舐め始めました。
手で弄られるのとも違う。
先程のように膣に入れたのとも違う。
口の中に唾を溜めて、それで亀頭をグチュグチュと包み、両手で睾丸と肛門の周囲を優しく撫でたり、もう何も考えられなくなりました。
二度も射精していたから、直ぐには射精感に襲われることはありませんでしたが、これ以上続けられたら、逝ってしまいます。
「ふ、史恵さん……」と肩を叩くと、ニヤッと笑って、「今度は健ちゃんや」と腕を掴んで私を引き起こすと、史恵さんが寝転び、「早う、早う、舐めてん、舌で舐めてん……」と私に向かって脚を開き、そこに私を引き込みました。
(続く)
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