明日香先生との出張先での情事-最終話 4100文字 城山アダムス

明日香先生との出張先での情事-第7話

ひろしの憧れの先生シリーズ第6弾。ひろしは出張先の熊本で、高校時代に憧れていた明日香先生と偶然再会する。明日香先生は、多額の借金を抱え、教師を辞めてスナックのママになっていた。スナックでひろしは明日香先生と関係を持つ。その後、二人は泥沼の恋に落ちていく。

作家名:.城山アダムス
文字数:約4100文字(第7話)
管理番号:k109

「ああああっ・・・あっ・・あっ・あっ・・」
明日香はペニスの動きに合わせるように鋭い声をあげ、ペニスを強く締め付ける。明日香は快楽の坂道の頂上に昇りつめている。明日香の声はうわずり、引きつり、よがり出す。そして、ワギナの締め付けがさらに強まり、ペニスに絡みつき、激しく痙攣しだした。

「イ・・グ・・イグ・イグー」
ついに明日香の身体は、絶頂に達した。
「ンガアア・・・ガア・・・アアア・・・」
明日香は喉の奥から獣のような雄叫びをあげている。

火ぶくれの様に腫れ上がった膣壁が暴れる蛇のように波打ちながら、痙攣を繰り返している。
僕のペニスも明日香のワギナの強烈な痙攣に耐えられず、明日香のワギナの中で激しく弾けた。
僕と明日香の性器は激しく律動し、絡み合っている。僕は今まで経験したことのない、強烈な快感を感じた。
そして、大量の精液を明日香のワギナに撒き散らした。

ピュッピュッとペニスの先端から、勢いよく精液が飛び散る。大量の精液を浴びた明日香のワギナと僕のペニスが溶け合い、一体となってリズミカルに痙攣している。
やがて痙攣は収まり、僕のペニスは明日香の中で徐々に収縮し、ヒクヒクと快楽の余韻に浸っていた。

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僕と明日香はペニスを挿入したまま強く抱き合っていた。時々、明日香のワギナがピクっと動くのがペニスに伝わってくる。明日香のワギナがピクっと動く度に
「あん」
と明日香は小さな声を上げる。

このままずっと明日香と一つに繋がっていたい。しかし、僕のペニスの固さは次第に失われ、そのうち明日香のワギナの動きも止まった。
僕はそっとペニスを抜いた。明日香のワギナから、今、僕が放出した白い精液がドクドクと流れ出た。明日香のワギナから流れ出た白い精液は、菊の花びらのような肛門の襞を伝い、ベッドのシーツにシミを作っていた。

明日香は目を閉じたまま、少し膨らんだ乳房を上下に動かし、荒い呼吸を続けている。まだ快楽の余韻に浸っているようだ。
僕は明日香をそっと抱き寄せ、
「明日香・・・最高に良かったよ」
そして、軽くキスをした。

「私も、とっても気持ちよかった」
明日香も僕に抱きついてきた。
僕は、明日香を抱きしめた。明日香も僕の背中に腕を回してきた。唇が重なり、舌が絡まる。次第にペニスに硬さが戻ってきた。すぐに明日香のワギナも潤ってきた。

再びペニスを挿入すると、ワギナが強く締め付けてきた。そして、次第にお互いの腰の動きが激しくなっていた。
その夜はこうした営みを何度も繰り返し、何度も一緒に果てた。
夜が明ける頃、僕は明日香の中にペニスを挿入したまま、ぐったりしながら抱き合っていた。
時計を見るともう6時だ。

「今日は、婚姻届け出さないといけないから、早く熊本に帰らなきゃ」
僕は、枕元のティッシュを手に取り、明日香のワギナから流れ出ている僕の精液を拭き取った。
「あああん」
ティッシュが明日香の敏感な部分に触れると、明日香は切ない声を上げる。僕はティッシュで、明日香の膣口、会陰、肛門、そして陰毛に着いた僕の精液を丁寧に拭いた。

明日香も僕のペニスをきれいに拭き取ってくれた。
「今度、明日香といつ会えるかな?」
「来週またここで会いましょう」
「来週?僕、1週間も我慢できないよ・・・」

「婚姻届けや母子手帳の手続きなどいろいろあるの。それに、お店も整理しなきゃ」
僕は、明日香の
「お店を整理しなきゃ」
という言葉に、はっとした。明日香は、スナックもやめるつもりなのだ。

「スナック閉めるの?」
「うん。熊本のスナック閉めて、ここでひろしと、おなかの赤ちゃんと一緒に暮らすの」
「僕は、これから明日香と生まれてくる子供の面倒を見なきゃいけないんだね」
「末永くよろしくね」

明日香はそう言うと、にっこり微笑んだ。
僕は、明日香をまた抱きしめようとした。
明日香は時計を見ると
「そろそろ帰らなきゃ」

僕と明日香は急いで身支度をして、アパートを出た。僕は明日香を駅まで送っていくことにした。
30分ほどで鹿児島中央駅に着いた。改札口で
「じゃあ、また来週」
僕と明日香は別れた。

僕はそのまま会社へ向かった。昨夜、夜通し明日香とセックスした疲労感が残っていた。しかし、心地良い疲労感だった。
会社に着くと、デスクのパソコンを開いた。キーボードをたたく指から、微かに明日香の淫臭がした。僕は、指を顔に近づけ、淫臭を嗅いだ。昨夜の明日香と過ごした、濃密な夜の余韻に浸っていた。

ふと、時計を見ると午前10時を回っていた。明日香はもうとっくに熊本に着いているはずだ。熊本に着いたら、すぐに婚姻届けを出すと言っていた。もう婚姻届けは出しただろうか。
婚姻届けが受理されたら、僕と明日香は夫婦だ。僕は、スマホを手に取り、明日香にLINEを送った。

ひろし・・・婚姻届けはもう済んだ?
明日香・・・既読無し
明日香のLINEが既読にならない。いつもなら、LINEを送るとすぐに既読になる。
「婚姻届けの手続きで、今忙しいのだろう」

僕は、業務用のパソコンに向かって仕事を再開した。
正午になった。休憩時間だ。
急いでスマホを手に取り、LINEを開いた。先ほど送ったLINEが既読になっていない。あれから2時間が経過している。僕が送ったLINEに明日香の既読が2時間もつかないことはこれまで一度もなかった。

僕は、明日香の身に何かあったのでは・・・と不安になった。再び、明日香にLINEを送った。
ひろし・・・LINEが既読にならないけど・・・何かあったの?
しばらく待ったが、やはり既読にならない。僕は心配になった。今度は、LINE電話をかけてみた。明日香は電話にも出ない。

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「明日香の身に何かあったに違いない」
僕は居ても立ってもいられなくなった。
「熊本に行こう」

さっそく、午後から有給休暇を取って駅に向かった。駅に着くまでに、何回も明日香にLINE電話した。明日香は電話に出ない。新幹線の中からも、明日香にLINE電話し続けた。やがて、新幹線は熊本駅に着いた。
僕は急いで下通りにある「スナック明日香」に向かった。

「スナック明日香」の前に立って、僕は唖然した。
ドアに、閉店の張り紙が貼ってあったのだ。日付は2週間前だった。明日香は、これから店の整理をすると言っていた。2週間前に閉店したとは、一言も言っていなかった。

「まさか!明日香は店を閉めて逃げたのでは?」
今日の10時から何回もLINEを送ったが、既読になっていない。LINE電話にも出ない。
「しまった。明日香ともう連絡が取れない」

僕は、明日香とLINE交換しただけで、携帯番号も明日香の住所も知らない。明日香の手掛かりを探そうと、急いで熊本市役所に向かった。
市役所の窓口に着くと
「田中博と申します。今日、橘明日香が私との婚姻届けを提出したと思うのですが」

すると窓口の女性が
「田中様ご本人ですね。今日、婚姻届けが出されていれば、婚姻届受理証明を発行できますよ」
僕は、婚姻の事実を確かめたかった。
「婚姻届受理証明を発行してください」

すると、窓口の女性が
「田中様の身分証明書はありますか?」
僕はマイナンバーカードを提示した。
「了解いたしました。しばらくお待ちください」

窓口の女性が、パソコンに向かって手続きを始めた。しばらくすると、証明書らしき紙を手に取り、僕に提示した。
「確かに、本日婚姻届けが出されています。田中博様と、橘明日香様ですね」
僕は、証明書を受け取ると、自分と明日香の名前が記されていることを確認した。明日香は本当に婚姻届けを提出したのだ。僕は少しほっとした。

証明書に明日香の熊本の住所が書いてあった。熊本市中央区黒髪○-40 城山ハイツ202とあった。市役所を出ると、タクシーに乗った。
「中央区黒髪○-40城山ハイツまでお願いします」
運転手は、カーナビで住所を確認し、
「黒髪の城山ハイツですね」

そう言うと、エンジンをかけてハンドルを切った。15分程で城山ハイツに到着した。木造2階建てのかなり老朽化したアパートだ。タクシーから降り、アパートの階段を上ると202号室に着いた。ドアの前に郵便物が散乱していた。そのほとんどが、明日香の元ご主人の債権者からの請求書だった。

202号室には生活の痕跡がなかった。
「明日香はここで生活していたのだろうか?」
僕は、隣の201号室をノックした。古いアパートにはチャイムが付いていなかった。しばらくすると、ドアが開き白髪の老婆が現れた。僕を見るなり、訝しげな表情で
「お兄さん、何か用かね」

「202号室の橘明日香さんのことをお伺いしたいのですが・・」
「202号室には誰も住んじょらんよ」
「誰も住んでないのですか?」
「前からずっと空き家じゃったが、1年くらい前からたまに借金取りがドアをドンドン叩くんじゃ。うるそうて、迷惑しとる。あんたも借金取りか?」

「いいえ、違います。橘明日香の夫です」
僕は、つい夫という言葉を口走ってしまった。しかし、婚姻届けを出しているので、夫であることには間違いない。
「旦那さんかい?あんたも借金背負って大変ばい」
老婆はそう言うと、ドアを閉めた。

ご主人が自殺してから、明日香が借金に苦しんでいることは知っていた。しかし、明日香とスナックで出会ってから、借金のことは一言も聞いていなかった。
「明日香はこのアパートに住んでいなかったのだ。いったい、明日香は今どこにいるのだろう?」
もうこれ以上、明日香の手掛かりを探す手立てはない。とりあえず、鹿児島に帰ろうと思った。

その夜、新幹線で鹿児島に戻った。鹿児島中央駅からアパートにタクシーで向かった。アパートに着いた僕は、くたくたに疲れ果てていた。
「今日は明日香と結婚した記念すべき日なのに、明日香はいったいどこで何をしているのだろう?」
アパートから、明日香にLINE電話をかけてみた。やっぱり電話に出ない。僕はそのまま眠り込んでしまった。

いつの間にか朝になっていた。
「会社に行かなければ」
僕は、急いで身支度して、軽く朝食を摂った。その時だ。

「ピンポーン」
とチャイムが鳴った。
「明日香かな?」
僕は、急いで玄関のドアを開けた。

ドアの外には、明日香ではなく、サングラスにベージュのジャケットを着て、口ひげを生やした強面の男の姿があった。
債権者だ。
僕の身体は、ガタガタと震えた。

(終わり)

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