同窓会が修羅場の始まりだった-第6話 2970文字 城山アダムス

同窓会が修羅場の始まりだった-第6話

女子大で准教授を務めるひろしは、同窓会で教え子の愛子と15年ぶりに再会する。美しい人妻に変貌していた愛子とひろしは、その夜関係を持つ。二人はその後も密会を続け、その蜜月はやがて修羅場へと化していった。

作家名:.城山アダムス
文字数:約2970文字(第6話)
管理番号:k082

「好きだよ。」
「本当?」
「もちろん本当だよ。好きじゃなきゃ、今、君とこんな事してないよ。」
「嬉しい。」

愛子は僕に抱きついてきた。僕も愛子を強く抱きしめた。愛子の唇を激しく吸った。愛子の唇もそれに応えた。僕の舌と愛子の舌がやがて激しく絡み合い、お互いの唇を強く求め合った。
その時だ。

ピピピピ・・・と電子音が部屋中に響いた。愛子の携帯電話の音だった。愛子は携帯電話の音を無視し、僕の唇を貪っている。着信音が止まった。
愛子の唇を強く吸いながら、片手を愛子の胸にそっと当てた。乳房には張りが戻り、乳首は大きく膨らんできた。

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ピピピピ・・・しばらくして、再び愛子の携帯の着信音が響いた。愛子の唇は僕の唇を離さない。僕とのキスを中断したくないのか、携帯電話の音を無視している。
僕は携帯電話の音が気になり、愛子の体を少し離した。

「携帯に出ないで大丈夫か?」
愛子は高まった気持ちを必死に抑えているのだろう。肩で大きく呼吸している。表情はとても不満気だ。
「もう、しょうがないわね。たぶん、実家からだと思う。」

愛子はベッドの横のテーブルに置かれた携帯電話を手に持ち、小声で話し始めた。
「えっ。熱があるって、体温は?」
愛子の表情が一瞬にして女から母親に戻った。実家に預けた子供が発熱したらしい。

「健康保険証は私が持ってる。わかった。すぐ帰る。」
携帯電話をテーブルに置くと、愛子はふっとため息をついた。
「実家に預けた子供が、夕べ熱を出したみたい。40度近くあるって・・」

愛子の表情は、完全にわが子を心配する母親だ。
「それは大変だ。早く病院に連れて行かないと。」
「先生ごめんなさい。」
「謝ることないよ。僕のことは構わないでいいから、早く実家に帰りなさい。」

愛子はベッドから起き上がると、そのまま浴室に向かった。愛子の肌には、昨夜の僕との情交の名残が付着している。
浴室からシャワーの音が聞こえた。昨夜の僕は美味しい獲物を狙う獣のような気持ちで、シャワーの音を聞いていた。今は、愛子との情交が中断されてしまった切なさと、愛子の子供を気遣う気持ちが交錯した、複雑な気持ちでシャワーの音を聞いていた。

シャワーの音が止まった。愛子は浴室から出て脱衣室で体を拭いている。脱衣室のドアのすりガラスに愛子のシルエットが微かに透けている。下着を身に着け、ブラウスのボタンをかけている仕草がモザイク状に映し出される。

脱衣室のドアが開いた。衣服を着て、帰り支度の整った愛子が立っていた。
「先生。もっと先生と一緒にいたかったです。」
「僕も同じだよ。」
「また会っていただけますか。」

「もちろんだよ。これからも、ぜひ会いたいと思っている。」
「本当ですか?うれしいな。」
「今度はいつ会えるだろう?」
「先生。携帯の番号教えてください。」

「LINE交換しないか?」
「LINE交換したいけど・・・そんなことしたら、ずっと先生とLINEばっかりしてそうな気がして・・・主人にばれたら大変。」
「そうだね。ご主人に疑われるね。でも、携帯の方が会話を聞かれてまずいんじゃないかな?」

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「Cメールで連絡し合えば疑われないわ。」
「そうだ。Cメールが安全だね。」
「先生。必ず連絡くださいね。」
「必ず連絡するよ。」

愛子は僕に歩み寄ってきた。僕に顔を近づけて
「早く連絡くださいね。」
そう言うと、キスしてきた。僕もそれに応えた。愛子の唇を強く吸った。

愛子は唇を外し、
「だめだわ。こんなことしてたら帰れなくなってしまう。」
そう言うと僕から離れた。
「先生。お先に失礼します。本当にごめんなさい。」

「何も謝ることはないよ。早く子供さんを病院に連れて行ってあげなさい。」
「ありがとうございます。」
愛子は深々と頭を下げると、部屋を出て行った。ロビーまで送りたかったが、僕はまだ全裸のままだった。愛子の足音がエレベーターの中に消えていった。

しばらくすると、Cメールの着信音がした。メールを開くと、愛子からだった。
「先生。夢のような素敵な時間でした。また、ぜひお会いしたいです。連絡お待ちしています。」
僕もすぐにメールを返した。

「こちらこそありがとう。とっても幸せなひと時でした。子供さんをお大事に。必ず連絡するね。」
もっと長くメールを返したかったが、Cメールは一度に送れる文字数が限られている。もどかしさを感じたが、愛子のご主人に怪しまれないためには、これくらいが丁度いいのだろう。

携帯電話をテーブルの上に置くと、ふと手の匂いを嗅いだ。夕べの愛子の肌の残り香が微かに漂っていた。
シャワーを浴び、服を着替えて部屋を出た。朝食を予約していたが、愛子が帰った虚脱感から食べる気がしなかった。
ホテルを出ると、タクシーで駅に向かった。昨夜は愛子と二人で乗っていたが、今は一人だ。しかし、愛子との距離は昨夜より格段に近くなっている。

駅に着くと、電車に乗った。自宅のある町までは、電車で1時間半ほどかかる。1時間ほど過ぎた頃、愛子の住んでいる町の駅に停車した。愛子は今頃この町の病院で、子供の診察に付き添っている頃だろう。

「子供の容態が悪くならなければいいが・・・」
愛子と、愛子の子供を気遣っていると、電車は発車した。あと30分で僕の町に着く。
「愛子の町と僕の町までは電車でわずか30分の距離なんだ。」

僕と愛子との物理的距離を近いと感じた。
自宅に着くと、
「お帰りなさい。同窓会、ご苦労様でした。」
リビングで妻がお茶を入れてくれた。妻と目を合わすことができなかった。

——————–

その日の夕方、愛子からCメールが届いた。
「先生。ご心配かけました。子供の熱は下がりました。」
「それはよかったね。僕も安心したよ。」

僕もすぐにメールを返した。すると、愛子から返信が来た。
「今度いつお会いできますか?」
ずいぶん気が早いと思ったが、僕も早く愛子に会いたかった。

「愛子君はいつが都合いいのかな?」
「平日の昼間なら子供は学校、主人は会社なのでいつでも会えますよ。」
愛子は専業主婦だ。子供が学校から帰ってくる夕方までは、時間的に余裕があるのだ。

僕の大学も今夏休みだ。講義の予定はない。しかし、平日は心療内科のカウンセリングやゼミの学生の卒論の指導、そして秋の学会に向けての研究論文の準備で愛子と会う時間がなかなか取れない。土曜日や日曜日は時間に余裕があるが、愛子が家を空けるわけにはいかない。

メールの返事に困ってしまった。しばらくしたら、愛子からメールが来た。
「お忙しいのですね。ご都合が着いたら、連絡くださいね。」
すぐ返事ができなかった愛子に申し訳ないと思った。

「仕事を調整して、できるだけ早く会えるようにする。早く会いたいよ。」
僕は愛子に会いたいという気持ちだけは強く伝えたかった。このメールで僕の真意が伝わったか不安はあった。愛子からすぐに返信が届いた。
「わかりました。連絡楽しみにお待ちしています。」

僕はスケジュール表に目を通した。調整して愛子に会える時間を生み出そうと必死だった。
心療内科のカウンセリングはクライエントとの約束があるので絶対日程を動かせない。ゼミの学生の指導は、学生の夏休みの帰省があるので予定通り実施してあげたい。論文の準備は僕のペースで作業できる。論文執筆に充てている時間に愛子と会うことにした。

「今週の木曜日の午後から会えないかな?」
早速メールを送った。すぐに返信が届いた。

(続く)

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