同窓会が修羅場の始まりだった-第7話
女子大で准教授を務めるひろしは、同窓会で教え子の愛子と15年ぶりに再会する。美しい人妻に変貌していた愛子とひろしは、その夜関係を持つ。二人はその後も密会を続け、その蜜月はやがて修羅場へと化していった。
作家名:.城山アダムス
文字数:約2950文字(第7話)
管理番号:k082
「木曜日の午後ですね。何時にどこで待ち合わせしますか?」
僕は、どこで待ち合わせして、どこで愛子と午後の時間を過ごすか、まだ考えていなかった。会うとしたらホテルだろう。さすがにラブホテルは僕たちにはまだ早い気がする。シティーホテルかビジネスホテルのデイユースを利用するのが無難だろう。愛子は僕の返信を待っているだろう。とりあえず返信した。
「後で連絡する。今日中には必ず連絡する。」
「連絡楽しみにお待ちしています。」
愛子から返信があった。
僕は、デイユースサービスのあるホテルを探した。愛子の家に近いほうがいいのだろうか?愛子との関係はいわゆる不倫になるので人目を避ける必要がある。ホテルに愛子と一緒に入るわけにはいかない。ロビーが広くフロントを別々に通過しやすいホテルがいい。総合的に考えると、電車で移動でき、愛子の家と私の家の途中にある駅近くのロビーの広いホテルということになる。
ネットで調べたらちょうどいいホテルが見つかった。さっそくネット予約を入れると、愛子にメールした。
「午後1時にプリンスホテルを予約したよ。」
すぐに返信が届いた。
「午後1時にプリンスホテルですね。楽しみにしています。早く会いたいな。」
————
木曜日までとても長く感じた。
木曜日、心療内科でカウンセリングを終えた僕は駅に向かった。時計を見ると正午を5分過ぎている。電車で15分ほど走ると、ホテルのある町に着いた。駅前にホテルはある。チェックインを済ませた。午後12時40分だ。エレベーターに乗り部屋に向かった。
部屋に入ると、愛子にメールを送った。
「今、ホテルに着いた。1702号室で待ってる。」
「今、ロビーです。これからエレベーターに乗ります。」
愛子はもうホテルに着いている。もうすぐ愛子が部屋にあがってくる。僕は強い胸の高鳴りを覚えた。
「ピンポーン」
部屋のチャイムが鳴った。
「愛子だ。」
ドアを開けた。水色のワンピース姿の愛子が立っていた。目がキラキラ輝いている。頬が少し紅潮している。僕と会えた嬉しさを満面に湛えている。
ドアを閉め、そっと愛子を抱き寄せた。
唇を合わせた。舌先で愛子の唇に優しく触れる。少しふっくらとして温かく、柔らかな唇だ。唇を合わせ、ギュッと抱きしめた。愛子は下半身を押し付けてきた。ワンピースの胸のボタンをはずし、ブラジャーの中に手を入れる。指先が弾力のある乳房に触れた。指先で乳首に触る。愛子の上半身がピクンと動いた。
愛子は一瞬体を離そうとした。僕は離すまいとギュッと力を入れて抱き締めた。
「先生。お願い。シャワー浴びさせて・・・」
僕が腕の力を緩めると、愛子は僕の体から離れた。
「僕もシャワー浴びようかな?」
「先生からどうぞ。」
「一緒に浴びようか。」
「いやだ、恥ずかしい。」
どうせお互い裸になるのに、なぜ恥ずかしいんだろう。そう思いながら
「では、先に浴びさせてもらうね。」
僕は脱衣室で服を脱ぎ、浴室でシャワーを浴びた。早く愛子を抱きたい気持ちを抑えながら体の隅々を入念に洗った。特に、これから一番大切な役割を果たすであろう下半身を、何度も何度も丁寧に洗った。
シャワーを浴び終え、脱衣室で体を拭き、バスローブを羽織った。脱衣室からベッドルームに入ると、愛子に声をかけた。
「シャワーを浴びておいで。」
愛子は軽くうなずくと、脱衣室に入った。脱衣室から衣服が擦れる音が聞こえてきた。愛子が服を脱いでいる音だ。しばらくすると浴室からシャワーの音が聞こえてきた。シャワーの音が止まるのが待ち遠しかった。愛子も体の隅々を丁寧に洗っているのだろう。とても長く感じた。
やっとシャワーの音が止まった。浴室のドアが開く音がした。脱衣室で愛子は体を拭いているのだろう。
脱衣室のドアが開き、白いバスローブに身を包んだ愛子が現れた。バスローブの胸元には白い乳房の谷間が、そしてバスローブの裾の下には白く細い足が伸びている。
僕は、ベッドの掛け布団をめくった。
「ここへおいで。」
愛子に手招きした。
愛子は黙ってうなずき、僕の隣に横になった。愛子は仰向けに寝たまま、目をそっと閉じている。僕は唇を愛子の唇にそっと当てた。愛子も僕の唇を軽く吸ってきた。
舌先を愛子の唇の間に差し入れた。僕の舌先が愛子の舌先に触れた。舌先で軽く上下に一定のリズムで愛子の舌先を愛撫した。
僕の舌と愛子の舌がやがて激しく絡み合い、お互いの唇が強く密着する。僕は愛子の唇を強く吸いながら、バスローブの胸元を開けた。形の整った乳房が愛子の呼吸に合わせてゆっくりと上下に動いていた。片手を愛子の乳房にそっと当てた。乳房は膨らみ、乳首は硬く立っていた。
僕は唇を愛子の唇から離し、乳首に舌を軽くのせた。乳首に触れているのは舌の先だけで、ほとんど力を入れていない。愛子はじっと目をつぶり、僕の舌先で愛子の乳首を優しく愛撫されることを期待しているようだ。しかし、僕の舌先は動かず乳首にそっと触れているだけだ。
僕は手を愛子の股間に軽く添えた。手のひらが愛子の陰毛に触れた。陰毛は濃くふさふさしているが、毛先は柔らかい。手のひらで陰毛を円を描くように優しく撫でる。指先が陰毛の奥の小陰唇に触れた。小陰唇を人差し指と薬指で左右に開き、中指をその間に忍ばせる。割れ目の中は熱く潤っている。
中指が割れ目の中をさまよう。指先も潤ってくる。指先はやがて割れ目の端にあるクリトリスに触れようとする。指はクリトリスの手前でふと、動きを止める。そして、クリトリスから離れていく。またクリトリスに近づく。そして直前で止まり、また離れていく。
指はクリトリスに触ると見せかけて、思い直したように引いていく。
波間に漂うように指が行きつ戻りつしていると
「そんなのやめて。」
「やめるの?」
「だめよ。やめないで。」
「やめるの、やめないの・・・どっち?」
「やめないで。」
愛子は顔をひきつらせながら、小さな声でつぶやいた。そして僕に甘えるような声で
「ねえ。」
そのつぶやきにはいら立ちと、切なさが溢れている。愛子はさらに顔をひきつらせる。愛子の苦しそうな表情はぎりぎりの限界に達している。
「ねえ。ねえ。」
自らクリトリスを僕の指に押しつけようと、腰を前後に動かし始めた。そして、クリトリスの先が指に揺れた瞬間、
「アッ。」
愛子は叫んだ。そして、腰を激しく動かしながらクリトリスを指にこすりつけてきた。
僕の指は、クリトリスに添えているだけで、触れるか触れないかくらいの軽さで置いているだけである。愛子はクリトリスにより強い刺激を与えようと腰を大きく動かす。
クリトリスは前後に一定のリズムで動き、指先を摩擦する。僕の指はその動きに合わせるように微かに動く。
クリトリスは膨らみ始め、やがて弾ける寸前になった。
「あああ・・・イク・・イクウー・・・」
愛子はうなり声を上げて、喘ぎ、身をよじり、顔をゆがめ、イキ果てた。
愛子はぐったりと仰向けにベッドに横たわっている。目を軽く閉じ、口を少し開き、乱れた呼吸を整えようとしている。愛子の呼吸に合わせて、胸の二つの膨らみが上下する。
愛子の肢体をじっと見つめていた。僕の目の前にあまりにも無防備な形で愛子の身体がさらされている。細く華奢な両腕は肩から上に無造作に投げ出され、すらりと伸びた白く細い両足は大きく開いている。
(続く)
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