同窓会が修羅場の始まりだった-第5話 3010文字 城山アダムス

同窓会が修羅場の始まりだった-第5話

女子大で准教授を務めるひろしは、同窓会で教え子の愛子と15年ぶりに再会する。美しい人妻に変貌していた愛子とひろしは、その夜関係を持つ。二人はその後も密会を続け、その蜜月はやがて修羅場へと化していった。

作家名:.城山アダムス
文字数:約3010文字(第5話)
管理番号:k082

愛子がますます愛おしく思えた。そして、僕も愛子に好意を抱いていたことを打ち明けようと思った。
「愛子君。実は僕も愛子君のことが好きだったんだ。」
僕はそう言葉をかけながら、優しく愛子の髪を撫でた。

・・・・・・・・愛子から、返事がない・・・・・・・
耳を澄ますと・・・かすかに寝息が聞こえる。・・・
愛子は僕の胸の中で、可愛い寝息をたてていた。
その寝顔は深い安らぎに満ちていた。

————————-

翌朝 窓から差し込む朝日で目が覚めた。
僕の隣で愛子が寄り添うように眠っている。僕の右腕を腕枕にして、すやすや寝息をたてている。僕と愛子の胸から下腹部にかけて肌がぴったりと密着し、お互いの体温で少し汗ばんでいる。

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愛子は二本の細い足を、僕の片方の足を挟み込むようにして絡めている。愛子が足を少し動かすと、愛子の陰毛が僕の太ももにさらさら触れる。そのふさふさとした柔らかい感触が心地良い。

僕は愛子の寝顔をじっと見つめていた。安らぎに満ちた美しい寝顔だ。愛子の唇にそっとキスした。舌先で愛子の唇を優しく触れる。少しふっくらとして温かく、柔らかな唇だ。

舌先を愛子の唇の間に差し入れる。僕の舌先が愛子の舌先に触れる。舌先で軽く上下に一定のリズムで愛子の舌先を愛撫する。しばらく愛撫を続けていると愛子の舌先もそれに合わせるように上下に動き出した。愛子は目を開けた。僕の唇への愛撫で目覚めたのだ。

「今日は、とっても素敵なお目覚めだったわ。」
「僕のキスで目が覚めたね。」
「毎朝こんなお目覚めだったらどんなに素敵かしら。」
愛子は僕に抱きついてきた。僕も愛子を抱きしめた。

僕は、愛子が学生だった頃、愛子に好意を抱いていたことを、今、打ち明けようと思った。
「愛子君にどうしても伝えたいことがあるんだ。」
「私に伝えたいこと?」
「実は、夕べも伝えたんだけど・・・その時、君はすやすや可愛い寝息を立ててた。」

愛子は首をすくめて、
「ごめんなさい。」
微笑んで僕を見つめた。
「先生に抱かれてとっても幸せな気持ちになって、とっても安らかな気持ちになってついつい寝てしまったんです。」

「そんなこと言ってくれるなんて、うれしいなあ。」
「ところで、伝えたいことって、何ですか?」
「愛子君。夕べ、学生時代僕のことが好きだったと言ってくれたね。」
「はい。大好きでした。いつも先生のことばかり想っていました。」

「実は、僕もあの頃、愛子君のことが好きだったんだ。」
愛子の表情が急に変わった。愛子の目が鋭く光った。愛子は慌てたように上体を起こすと、僕から離れ、怯えるようにバスローブで身体を覆った。
「先生。冗談はやめてください。」

愛子は僕を睨んでいる。
「冗談ではないよ。本当に君のことが好きだったんだ。」
愛子の眼光は鋭さを増した。身体が小刻みに震えている。
「どうして今頃、そんなことおっしゃるのですか。」

僕は、愛子が喜んでくれると思っていた。愛子の意外な反応に戸惑った。
「今さらそんなこと言うなんて、残酷だわ。」
愛子は肩を震わせている。僕は愛子の肩をそっと抱こうとした。愛子は、僕の手を振り払い、逃げるように僕からさらに離れた。

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「どうしたんだ。愛子君。」
愛子は、恨みに満ちた目で僕を睨みつめている。
「あんまりだわ。どうして15年前、おっしゃってくださらなかったのですか?」

愛子の、学生時代の僕に対する熱い想いに、僕は今、気が付いた。僕が、あの時思い切って愛子に想いを打ち明けていたら、二人の人生は違う展開になっていたかもしれない。
「もう遅いんです。先生も私も結婚してしまっているんです。今更どうにもならないわ。」

「愛子君。本当に悪かった。あの頃の僕は君に気持ちを打ち明けられるだけの男ではなかった。」
「そんなこと、言い訳にならないわ。」
「君は僕にとって、高根の花だった。」
僕は、思わず高根の花と口走っていた。

「高根の花?」
愛子の険しい表情が少し緩んだ。
「私が、高根の花?」
「そうだ。君はミス女子大の候補になるくらいの女性だった。だから、僕にとって君は高根の花だったんだ。」

愛子は僕をじっと見つめていた。先ほどの眼光の鋭さは消えていた。
「私にとっても、先生は雲の上の人でした。」
「僕が雲の上の人?」

「あの頃の先生は若くてかっこよくて、講義も面白くて、みんなの憧れでした。だから私も先生のこと諦めていました。きっと、私のことなんか相手にしてもらえないだろうって。」
愛子の目は潤んでいた。

「私を好きだったなんて、本当ですか?」
「本当に君のことを好きだった。」
愛子は僕から視線を逸らし、目を伏せた。まつ毛が震えている。愛子の目から大きな涙がこぼれた。

「本当に私のこと好きだったら、先生は、どうして奥さんと結婚したんですか?」
愛子は再び鋭い目で僕を睨んだ。僕には返す言葉がなかった。
愛子が大学を卒業して2年後に妻と出会い結婚した。愛子への思いを断ち切ったわけではなかったが、愛子は僕と結婚できる相手ではないと諦めていた。

妻も素敵な女性だったし、結婚した時は妻を愛していた。今でも愛している。僕は無言のまま下を向いた。
「先生が結婚されたと聞いて、私とてもショックで、会社をしばらく休み、ずっと泣き明かしていたんです。そんな時、私のことを心配して、会社で支えてくれたのが今の主人だったんです。」

「結婚した時、ご主人を愛していたんじゃなかったのか?」
「私が先生に失恋して落ち込んでいる時、突然プロポーズされたんです。私を主人が救ってくれそうな気がして結婚しました。・・・でも、救われなかった。」

「救われなかった?」
「結婚して、すぐ子供ができて、その直後から主人は家庭を顧みなくなってしまって・・・。それが今でも続いているんです。」
「僕は、君に悪いことをしてしまったのかな?」

「悪いことなんて言葉じゃ足りないわ。残酷です。」
僕は愛子の
「残酷です。」
という言葉が心に突き刺さった。僕が15年前、愛子に気持ちを伝えなかったことで、愛子の人生を狂わせてしまったのかもしれない。

「愛子君。本当にすまなかった。僕は君にとても残酷なことをしてしまったようだ。」
「あの頃、先生が私に気持ちを打ち明けてくださってたら、私の人生違ったかしら?」
愛子は、表情は沈んでいたが、前に比べると少し落ち着いていた。

「僕にもう少し勇気があったら・・・。」
「本当ですよ。本当に罪が深いですよ。・・・先生。」
愛子の表情が穏やかになっていた。
「今頃になって、愛子君のこと好きだったなんて、無責任なこと言ってしまった。僕が軽率だった。こんなこと言わなければよかった。本当に申し訳ない。」

「そんなことないですよ。先生。」
「そんなことない?」
「先生が私を好きだったって言ってくださって、私、救われました。」
「救われたって?さっきはあんなに怒っていたのに・・・」

「あまりにも唐突だったから。動揺してしまって。考えてみれば悪いのは先生ばかりじゃないですよね。私も自分の気持ち、先生に伝えていなかった。」
「そうだね。君が僕のこと好きだと告白してくれてたら、僕たちの人生違ったかもね。」
「私たち、お互いに臆病すぎたのかも・・」

「そうだね。あの頃、僕たちにもう少し勇気があったら・・」
「今更こんなこと後悔しても仕方ないわね。」
愛子の表情は明るかった。先ほどの動揺も消えていた。そして、上目遣いに僕の目を見た。

「先生?」
愛子の声は甘えていた。
「何だい。愛子君。」
「先生は、今でも私のこと好き?」

(続く)

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