『風俗』、お世話になりました-第2話 2620文字 バロン椿

『風俗』、お世話になりました-第2話

本記事の読者の多くは女性と推測致しますが、男という物は本当に馬鹿な生き物です。

小学校高学年になると、インターネットなどで女性のヌードを探し、中学、高校生になると、ありもしない体験談などを読みあさり、大学生になると、「俺も」と初体験を求める、本当に馬鹿な生き物です。

直木賞作家の水上勉氏も著書の中で「(旧制中学の)卒業間近くなると、はしかのように襲った『女郎買い』がある」と書いていました。

1.新地での体験
これは、今も密かに残る、旧赤線の名残、民家風の家屋で売春を営む某所で童貞を卒業したお話。

作家名:バロン椿
文字数:約2620文字(第2話)
管理番号:k124

1.新地での体験

剥け切っていないのです。私は恥ずかしくて、慌てて指で弄りましたが、「もったいない」と、和子ちゃんに手をはじかれてしまいました。そして、「うちがやってあげる」と左手でグイッと剥くと、現れた亀頭をおしぼりで拭って、「きれいやなあ、お兄ちゃんのは」と口に咥えてしまいました。

ビックリした私は「あっ……」と腰を引きましたが、腰を抱えた和子ちゃんは追いかけるようにして吸い付き、離してくれません。それどころか、チュポッ、チュッポッと吸い立ててきます。堪らず、「あ、あ、あああ……」と腰砕けのように布団の上にへたり込みましたが、和子ちゃんはチンポを離さず、そのまま重なってきました。

もうダメです。
下半身にモヤッとした感覚が俄かに湧き上がったと思う間もなく、急に精液の塊りが尿道を駆け上り、「あ、あぁぁぁ……」と、そのまま射精してしまいました。和子ちゃんは頬を膨らませ、私のチンポが口の中でヒクつくのを器用に顔の向きを変えて応じながら、ゴクリと、一度途中で飲み込む音を立てました。

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頭は真っ白、「はあ、はあ、はあ……」とそのままぐったりとしていましたが、傍らでは全てを飲み干した和子ちゃんがティッシュで口の周りを拭っていました。
目が合うと、「ようけ出たな。やっぱり若いんやな」と笑いました。

天井の羽目板には染みが広がっており、雨漏りでもするのかな、なんてことを考えていると、「これからやで」と起き上がった和子ちゃんはピンクのパンティを脱ぎました。

精液の匂いが充満した部屋です。射精したばかりで、変な気持ちが収まっていない私は、上体を起こすと、黒い陰毛がモワッと生えるアソコに目は釘付けですが、和子ちゃんは、「後でゆっくり見せたる」と右手で私の胸を押して、再び仰向けにさせると、私を跨いで下腹部の上に腰を下ろしました。
ずしっとした体の重み。

和子ちゃんは枕元からコンドームを取り出しましたが、「兄ちゃん、初めてやったな」と呟くと、「今日は特別や」とそれを戻しました。そして、腰を浮かせて、少し後ろに下がると、手を伸ばしてチンポを摘み、先っぽをヌルヌルに濡れた膣口へあてがって、腰を落としてきました。
チンポがあそこに呑み込まれていくのが見えました。

しかし、何だかよく分かりませんでした。
が、「大っきい。奥まで入ってる、奥に当たってる」と和子ちゃんに言われると、「ああ、そうなのか……」と。
知子さんはそう言いました。
私は、直ぐにペニスに快感があるものと思っていましたが、少し圧迫感がある程度で、コンドームで感覚が鈍っているのかなと思いました。

「ほら、これであんたも男やでエ。アア、太うて硬うて・・・あんたのおチンチン、上等や。ウチが保証したげる。反り具合もエラの張り具合も上等や。ああ、オ●コの中がコソばい、ハヨかきむして・・・。あんたの大っきいおチンチンで、オ●コの中、こすりまくって・・・」

ひょっとしたら、これはオバさんのサービスだったのかも知れませんが、さんざんチンポのことを褒められて、男としての自信が持てたのは確かです。
「あーッよう効く。あんまり擦られるとせつのうなるがな。あ、ゆっくり、ゆっくり、・・・そこ、そこ突いて。あー、あんた、将来女泣かせになるでエ、上手やわあ」
と、まるでこんな調子なのです。

確かにプロでした。男を喜ばせ、発情させ、自信を持たせ、おまけにさっさと出させてしまうのです。
私はたちまちのうちにオバさんの中に二発目を発射していました。
「サアー、元気が出たでエ。ホナラいっちょう本気でやろか」

気分は地獄でした。しかし、若い男と言うものはどうしょうもないもので、そんな怪物じみたオバさんにチンポを弄くられると、今出したばかりだというのに、チンポは再び突っ立ってしまい、フグだとカバだのと思えたオバさんが、またまた女に見えてきたのです。

「ほな、入れ難かったら困るから、おイドの下に枕入れるサ。こうやって、ほら、いよいよ筆下ろしやで・・・おいで!」
勝手にオバさんは腰の下に枕を入れて尻を持ち上げた姿勢で布団の上に巨体を横たえると、「おいで」と言いながら同時に、肉が重力に耐えかねて下へ下がった太股をカバッと開いたのです。

みっしりと濃い毛が生えた下で、それこそカパッと、黒ずんだ陰唇が割れて中の赤味がかった肉が見えました。
「後でゆっくり見せてあげるがな、はよおいで・・・」
ぐずぐずしている私に堪りかねて、オバさんの方が半ば起き上がって私の腕を取り、力一杯自分の方へ引っ張ったのです。
私はドウッと巨大な肉布団の上へ倒れ込んでしまいました。

「さあ、慌てたらあかんで。ゆっくり落ち着いて・・・、中は気持ちエエで・・・」
まるで大木にとまる蝉のような感じでしたが、ズブズブとめり込んだオ●コは、いま思い出しても中々のモノでした。想像していたよりも心地良く、外見に似ず名器の持ち主だったように思います。

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多分、初めての体験だったので過大評価になったのかも知れません。が、そのオバさんが上手く筆下ろしさせてくれた事は事実です。
「もうちょっとキバらなアカン。もうちょっとキバって長持ちせなアカンよ、 ま、初めからはムリやけど、初めてにしてはようモッ。女泣かせやでェ」
そんな事を言われたあげく、三度目はオバさんが上になり、巨体に潰されそうになりながら陰嚢が空になるのを感じながら放ちました。

果てたときには、巨肉のダブつきが半ばうとましく、不思議にも半ば親しく感じられていました。
(そうだな、初めてなのにあの娘とだったら、きっと入れない前に漏らして・・・)
笑われただろうな。
このオバさんに筆下ろししてもらってオレは運が良かったのかも知れん。

そんな風に考える余裕さえ出て来ていたのです。確かに最初から娘の方とだったら、間違いなしに入れる場所さえも分からずに焦って、漏らして笑われていたでしょう。そう思うと急にオバさんが有難くなり、桜紙で後始末をして貰いながら、何となく感激してチンボがまたピコピコと疼いたものです。

「したなったら、またおいで・・・」
そう言われながら外へ出たとき、体はフラフラになっていましたが、時間は30分も経っていませんでした。服の脱ぎ着の時間を差し引くと、わずか20分余りで3回も放出したことになります。

太陽が黄色く見えるという感じを実感し、同時にやっと自分が一人前の男になれたのだと感無量でした。
(それにしても高くついたなア・・・)
それだけが未練でした。

(続く)

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