明日香先生との出張先での情事-第5話
ひろしの憧れの先生シリーズ第6弾。ひろしは出張先の熊本で、高校時代に憧れていた明日香先生と偶然再会する。明日香先生は、多額の借金を抱え、教師を辞めてスナックのママになっていた。スナックでひろしは明日香先生と関係を持つ。その後、二人は泥沼の恋に落ちていく。
作家名:.城山アダムス
文字数:約3030文字(第5話)
管理番号:k109
「産んじゃだめなの?」
僕は慌てた。心臓の鼓動がさらに激しくなっていた。息も苦しかった。いきなり究極の選択を迫られた。明日香は産むつもりでいる。僕が産むなと言うと、明日香はどんな反応をするだろう。預かった命を粗末にしようとする僕を軽蔑するかもしれない。
「産んでいいよ」
僕は思わずそう口走っていた。
「本当に産んでもいいの?」
明日香の表情が、少し明るくなった。明日香の表情を見て、僕は覚悟ができた。
「僕、父親になるんだね」
「そうよ。そして、私は母親になるの」
明日香の表情は、いつの間にか母親のような穏やかな表情になっていた。明日香は明るい声で
「私、明日、また病院に行くの」
「明日、検査があるの?」
と僕が聞くと、
「明日、母子手帳を作るの」
母子手帳と聞いて、僕はいよいよ親になるんだという実感が湧いてきた。
「いよいよ僕たちの赤ちゃんが生まれるんだね」
僕がそう言うと、明日香はにっこり微笑んだ。そして、僕の目を真剣に見つめながら
「そこで、ひろしにもう一つのお願いがあるんだけど・・・」
「もう一つのお願い?」
明日香はバッグから書類を取り出した。
「ここに捺印してほしいの」
書類を見ると、婚姻届けだった。僕は、また頭が真っ白になった。父親になる覚悟はできたが、こんなに早く婚姻届けを出すことになるとは予想していなかった。
「もう、婚姻届け出すの?」
僕がびっくりした表情で聞くと、
「私、入籍していないと明日母子手帳作る時、姓は橘になってしまう。母子手帳の姓が途中で変わったら、生まれてくる子がかわいそうでしょう。だから、明日の母子手帳は田中で作りたいの。私、明日熊本に帰ったらすぐに婚姻届け出して、田中で母子手帳作りたいの」
僕は納得した。生まれてくる子供が、将来自分の母子手帳を見た時、途中で姓が橘から田中に変わっていたら、疑問に思うかもしれない。明日香の姓もいずれ田中になるのだから、明日入籍すれば、母子手帳は田中で作れる。
「この婚姻届けだけで、入籍できるの?」
僕は、入籍するにはあまりにも手続きが簡単なので不思議に思った。
「ひろしも私も本籍地が鹿児島市だから戸籍謄本はいらないの。婚姻届けの二人の証人は明日、私の友達に頼むから大丈夫」
「わかった。明日香は明日から田中明日香なんだね」
「そうよ。私たち。明日から夫婦になるのよ」
思いがけない展開に、僕は夢を見ているようだった。明日、僕は明日香と入籍する。明日香は僕の妻になるんだ。
僕は、婚姻届けに必要事項を記入し、捺印した。
「ありがとう。これで私たち明日から夫婦よ」
明日香は、テーブルの上に手を伸ばし、僕の手を握った。僕も、明日香の手を握り返した。そして、明日香の左手の薬指を見つめながら
「早く結婚指輪買わなくっちゃ」
そう言うと、明日香は満面の笑みを浮かべた。
「早く指輪欲しいな」
「今度会った時、結婚指輪買おうね」
明日香は、また僕の手をしっかり握りしめた。
その夜、明日香は僕のアパートに泊まることになった。星野珈琲を出て、タクシーで僕のアパートに向かった。
タクシーの中で、僕は明日香のお腹をそっと触った。
「ここに僕たちの子供がいるんだね」
明日香はにっこり微笑んだ。タクシーがアパートに着いた。部屋に入ると
「意外ときれいにしてるのね」
明日香は珍しそうに部屋を見渡した。
「赤ちゃんが生まれたら、私もこのアパートで暮らすのね」
僕と明日香は一緒にシャワーを浴び、下着姿のままベッドに入った。
僕は、明日香の手をそっと握った。
明日香も僕の手を握り返し、僕に身体を寄せてきた。僕の頬に明日香の髪が触れた。とてもいい香りがする。僕はそっと明日香の髪を撫でた。
明日香は静かに目を閉じた。僕の唇がそっと明日香の唇に触れた。ひと月ぶりの明日香とのキスだ。明日香の唇がかすかに開く。明日香の柔らかい唇が僕の唇を吸う。僕は舌を明日香の口の中に差し込んだ。僕の舌先が明日香の舌先に触れた途端、明日香は僕の唇を強く吸い、舌を絡めてきた。
僕の下半身は鋭く反応した。固く勃起したペニスが、僕のブリーフを押し上げ、明日香のショーツの上の下腹部のあたりを強く圧迫している。
明日香はブリーフの上から僕のペニスを握りしめた。
僕は右手を明日香のブラジャーに添えた。明日香の胸は形よく盛り上がり、僕の手のひらに収まるほどの大きさだ。
ブラジャーの隙間から指を入れた。指先は胸のふくらみをたどりながら、乳首に触れた。
「あっ」
明日香は大きな声を漏らした。撫でたり摘まんだり・・・指で弄んでいると、明日香の乳首は硬さと大きさを増してきた。
明日香は息遣いが荒くなり、胸がうっすらと汗ばんできた。僕のペニスを握る明日香の手にギュッと力がこもった。
僕は手を明日香のブラジャーからそっと抜き、ショーツに触れた。そのまま指先をショーツに忍ばせようとしたが、ゴムが固く指が入っていかない。しかたなく、そのままショーツの上をなぞった。
ショーツの上から恥骨の部分を撫でると、布越しに陰毛のざらざらした感触が伝わってくる。さらに指を先に進めると、指先がショーツ越しに割れ目を捉えた。その割れ目は熱くなり、ショーツの薄い布をすでにびっしょり濡らしていた。
「あああ あああん」
明日香の息づかいが荒くなる。
指先をショーツの中に忍ばせる。明日香の陰毛は濃く、性器に覆いかぶさるように生えている。
濃い陰毛をかき分けながらさらに指を先に進める。指先が割れ目を捉える。すでに割れ目は愛液で潤っている。指先でていねいに撫でると愛液があふれ出し、指先が愛液にまみれてビッショリ濡れ、ジュボジュボいやらしい音を立てている。
指先を滑らせクリトリスを撫でる。クリトリスは大きく膨らみ熱を帯びている。指先がクリトリスを刺激した瞬間、明日香の下半身はピクッと反応し
「あん」
と苦しげな声を上げる。ショーツは愛液でビッショリ濡れ、ショーツの淵からあふれ出てシーツに染みを作っている。
「下着が濡れちゃう。脱ぐわ」
明日香が下着を脱ぎ始めた。透き通るような白い肌だ。白い肌の奥に血管が蒼く浮き出ている。
明日香は、ブラジャーとショーツを脱ぐと全裸になった。頬がやや赤く染まり、白い首筋もうっすらと赤くなっている。大人の女性の色香が漂う。
・・・やっぱりいい女だ・・・
僕はひと月ぶりに見た明日香の妖艶な肢体に強く発情していた。
「お願い。電気消して」
僕は、枕元のスイッチを押し、照明を落とした。うっすらと明日香の肢体が照明に照らし出された。
「少し暗くない?」
「これくらいで、丁度いいわ」
暗い照明にだんだん目が慣れていき、明日香の顔の表情がはっきり見えてきた。明日香は目をパッチリ開きながら僕を見つめている。久しぶりの交わりに興奮しているのか、乱れた呼吸を必死に整えようとしている。
僕は明日香をそっと抱き寄せ、明日香の髪を優しく撫でた。明日香は甘えるように額を僕の胸に押し付けてきた。
「あなたとこんなことするの、一月ぶりね」
「ずっとLINEセックスだったね」
僕はゆっくり明日香の胸に手を伸ばし、明日香の膨らんだ乳房の縁から乳首の近くまで、刷毛でなぞるようにそっと指で撫でた。僕の指先が乳首に触れると
「あああん」
明日香は思わず声を漏らす。明日香の乳首が大きく膨らみ、ツンと飛び出してきた。
僕は明日香の膨らんだ乳首を軽く歯で噛んだ。
「アッ」
明日香は鋭い声を漏らす。そして、上半身を大きく反らした。
僕は乳首の膨らみを唇に含んだまま、乳房に触れていた手を、明日香の膝の上にそっと置いた。
(続く)
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