理沙先生のご褒美セックス-第4話
ひろしの憧れの先生シリーズ第7弾。高校の吹奏楽部に所属し、トランペットを担当しているひろしは、顧問の理沙先生に恋心を抱いていた。吹奏楽コンクールに向けて理沙先生とひろしの二人だけの特訓が始まる。「いい音出せたらご褒美にセックスしてあげる」という理沙先生との約束を果たすため、懸命に練習に取り組むひろし。果たしてその約束は果たされるのか・・・
作家名:.城山アダムス
文字数:約3070文字(第4話)
管理番号:k116
まどかは心配そうに聞いてきた。
「トランペットのソロを担当することになったんだ。」
「ソロは3年生の久保先輩の担当でしょう?」
「久保先輩が病気で吹奏楽部をやめることになったんだ。だから、僕が代わりに久保先輩のパートを担当することになった。」
「コンクールまで残り5日よ。間に合うの?」
まどかは心配そうな表情だ。
「明日から、理沙先生と特訓することになった。」
「理沙先生と特訓って、いつするの?」
「練習が終わってから。」
僕がそう言うと、まどかは今にも泣きだしそうな表情になった。
「練習が終わってからって・・・私たち、どうなるの?」
練習が終わった後は、僕とまどかが誰もいなくなった音楽室でセックスするのが日課だった。まどかとセックスできなくなる。まどかはそのことを心配しているのだろう。
「コンクールが終わるまでの辛抱だよ。」
「5日間も辛抱できないよ。」
まどかの目からは、涙がこぼれていた。僕は返す言葉が見つからなくて、黙っていた。
気が付くと、まどかの家の前まで来ていた。
「じゃあ、また明日。」
僕が声をかけると、まどかは蚊の鳴くような声で
「また明日。」
そう呟いて家の中に消えて行った。
僕の心は、まどかに申し訳ないという気持ちと、明日から理沙先生と二人っきりで特訓することへの期待感が交錯していた。
その時、音楽室で理沙先生と抱擁した時の、先生の柔らかい体の感触と、香水の匂いが蘇ってきた。今は、理沙先生への思いの方が勝っている。
次の日、理沙先生との特訓が始まった。
「ひろし君。ソロのパートを4小節ずつ吹いてみて。」
先生の指示に従ってトランペットを吹いた。先生の表情は厳しい。
「もっと、張りのある音色を出して。はい。もう一度。」
僕は何回も同じフレーズをトランペットで吹いた。でもなかなか先生の期待する音色にならない。特に高音部を演奏する時、かなり力を入れてトランペットを吹いてもうまく音が出ない。
「もっと、まっすぐ息を吹き込んで。」
「もっと、メリハリをつけて。」
先生の厳しい指示に従って、僕は一生懸命トランペットを吹いた。少しずつ音色に張りが出来てきた。
「ひろし君。だいぶ音色に張りが出てきたね。もう少しよ。」
先生に励まされながら、一生懸命トランペットを吹いた。先生も、一生懸命僕に指示を出してくれた。2時間ほど練習は続いた。2時間もトランペットを吹いたので、僕の肺と唇に疲労が蓄積していた。
「ひろし君。いいところまで音が出てるんだけど、あとちょっとだけ音色に艶が欲しいな。」
先生は悔しそうな表情でそう言った。
「音色に艶ですか?」
僕は、ぽかんとして聞いた。
「そう、その艶が出ると、コンクールで最優秀賞とれるんだけど・・・。今日は金曜日。来週の火曜日はコンクールね。間に合うかしら・・・」
先生は深刻そうな表情で考え込んでいた。僕は、先生の横顔をじっと見つめていた。真剣に考え込む先生の横顔は美しかった、僕はいつの間にか、先生に見とれていた。そして、僕のために真剣に悩んでくれていることがとても嬉しかった。
しばらくすると先生は、急に思い立ったように僕にこう言った。
「ひろし君。今日は金曜日ね。明日の土曜日と日曜日、泊りがけで特訓しない?」
僕は一瞬ビックリした。先生と一緒に泊りがけで特訓するなんて。でも、1泊2日も先生を一人占めできるなんて夢みたいだった。僕は即答した。
「先生。泊りがけの特訓。僕、頑張ります。」
「そう。じゃあ。明日、泊りがけで練習できるように準備してきてね。」
僕の心は弾んでいた。明日どこに泊まるんだろう?先生のマンションかな?それとも・・・
様々な期待が頭を駆け巡った。
「先生、どこに泊まるんですか?」
ワクワクした気持ちで僕は聞いた。
「私の親しいトランペット奏者の家よ。その人、サザン管弦楽団の首席トランペット奏者なの。」
僕は先生と二人っきりで泊まれるものとばかり思っていたから、ちょっと拍子抜けした。しかし、サザン管弦楽団の首席トランペット奏者は小笠原という僕の憧れの人でもある。
「サザン管弦楽団の小笠原孝明さんですか?」
僕がそう言うと、
「そうよ、よく知っているのね。」
先生は誇らしげな表情だった。
「そんなすごい人の家に泊まれるのですか?」
「ちょっと、連絡してみるね。」
先生はそう言うと教官室に入って行った。僕は有名なトランペット奏者である小笠原さんに指導を受けられると思うと心が高揚した。しかし、同時に、その奏者の家に先生が泊まるということが気になった。先生と小笠原さんはどういう関係なのだろう?しばらくすると、教官室から先生が出てきた。
「大丈夫よ、明日と明後日、小笠原さんが泊りがけの個人レッスンOKしてくださったわよ。」
先生はとてもうれしそうな表情だった。僕は先生と小笠原さんとの関係が気になった。
「先生は、小笠原さんとどういう関係なのですか?」
僕は恐る恐る聞いた。
「小笠原さんは、私の音大の先輩なの。小笠原さんの自宅が霧島にあって、私たちも音楽仲間と時々そこで泊りがけで練習することがあるの。」
どうやら先生と小笠原さんは特別な関係ではないようだ。僕は少し安心した。
「明日からの特訓楽しみです。」
僕がそう言うと、
「明日の全体練習が終わったら、校門の前で待っててね。私の車で行きましょう。」
先生と明日、二人っきりで霧島までドライブできる。僕の心はふわふわ弾んでいた。
「今日の練習はここまでにしましょう。あとは小笠原さんの特訓に期待しましょうね。」
先生と僕は音楽室の戸締りをすると一緒に廊下に出た。そこに、まどかが立っていた。
「あら、まどかさん。今日もひろし君待ってたの?二人とも気をつけて帰るのよ。」
理沙先生はそう言うと、さっさと廊下を歩いて帰って行った。
「まどか、ずっと待ってたの?」
「ひろし先輩と理沙先生が、二人っきりで音楽室にいることが気になって帰れなかったの。」
「心配しないでいいよ。一緒に帰ろう。」
僕がそう促すと、まどかは
「うん。」
とうなずいて、僕と並んで廊下を歩き始めた。校舎を出た所でまどかはふと立ち止まった。まどかは真剣な目で僕を見つめている。
「どうしたの?」
僕が聞くと、
「ひろし先輩、私と理沙先生、どっちが好き?」
まどかは今にも泣きだしそうな表情だった。僕は、一瞬考えた。今は、まどかより理沙先生への気持ちが強いかもしれない。しかし、そのことを正直にまどかに伝えるわけにはいかなかった。
「もちろん、まどかが好きだよ。」
僕が、そう答えると、
「うそ、一瞬考えたでしょう。」
まどかは僕を睨みつけている。僕は少し動揺したが、
「あんまり当たり前のことを、まどかが聞くから、僕びっくりしたんだよ。」
とっさにそう答えていた。まどかの表情が少し和らいだ。
「本当?本当に信じていいの?」
「本当だよ。信じていいよ。」
僕がそう答えると、まどかは僕に抱きつこうとした。しかし、ここは校舎の入り口だ。誰かに見られるかもしれない。
「ここじゃ誰かに見られる。」
僕がそう言うと、まどかは、
「体育館の裏に行こう。」
と僕を誘った。夜の8時を過ぎているので、体育館の裏なら誰にも見られない。僕は、まどかと手をつないで体育館の裏に小走りで移動した。
体育館の裏に着くと、まどかは僕に抱きついてきた。僕はまどかを強く抱きしめた。まどかはキスを求めてきた。僕もまどかの唇を強く吸った。まどかは舌を絡めてきた。まどかのキスはいつもより激しかった。
気が付くと、まどかの手が僕の股間に伸びている。その手は、ファスナーを下ろしブリーフをまさぐりながら、ペニスを直接つかんできた。
(続く)
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