『風俗』、お世話になりました-第4話
本記事の読者の多くは女性と推測致しますが、男という物は本当に馬鹿な生き物です。
小学校高学年になると、インターネットなどで女性のヌードを探し、中学、高校生になると、ありもしない体験談などを読みあさり、大学生になると、「俺も」と初体験を求める、本当に馬鹿な生き物です。
直木賞作家の水上勉氏も著書の中で「(旧制中学の)卒業間近くなると、はしかのように襲った『女郎買い』がある」と書いていました。
2.ピンサロでの体験
本番なし、抜いてくれる場所としては比較的安価なピンサロも通えば、いいこともあります。そこでめでたく童貞を卒業したお話。
作家名:バロン椿
文字数:約3110文字(第4話)
管理番号:k124
2.ピンサロでの体験
まさか、再会するとは……
「本番はダメです」と、くどいくらいに言われましたが、本当は出来るんじゃないか……等と考えると、たちまちチンポが硬くなり、股間はもっこりとなってしまいしたが、そこに「はじめまして、カオルで~す」と、聞き覚えのある声が耳に入ってきました。見上げると、そこにいたのは、なんとあの40過ぎの熟女、カオルさんでした。
思わず、立ち上がって「お久しぶりです」と挨拶をすると、一瞬、えっと首をかしげましたが、すぐに思い出してくれたのか。「ウッソー、お兄さんじゃないの、また来てくれたの!」と喜んでくれました。念のため、「覚えてるの?」と聞くと、「確か、18の子よね」と微笑んでくれました。来た甲斐がありました。でも、「どうして、こんなオバさんがいいの?」と聞くのです。
別に指名した訳でもなく偶然なのですが、「会いたくて」というと、「まあ~可愛い!」と飛びついてきました。ちょっと重たくて、そして柔らかくて、持ち堪えることは出来ましたが、「あ、危ないっ」と長椅子に倒れ込むと、そこに、チュッ、チュッ、チュ……キスの嵐。そして、カオルさんが柔らかい舌で僕の唇をこじ開け、舌と舌が絡まる、もの凄いディープキスになりました。
天にも昇る気持ちですが、それはまだまだ。
カオルさんは唇を離し、「そうか、私に会いたかったのね」と呟くと、今度は僕のTシャツをたくし上げ、それを「えい!」と頭から抜き取り、続いてキャミソールの肩紐を解いて、ブラジャーも外しました。
オッパイは垂れて、乳首も大きく形は悪いかも知れませんが、僕には美しく、見ているだけで、パンツがテントを張り出しました。
それを見て、フフっと笑ったカオルさんが「じっくり見せてね」とパンツを下ろしましたが、直立です。
「凄いわね」と笑うカオルさんは「今日はサービスしちゃおうかな」と腰を上げると、パンティーも脱いで僕と同じくスッポンポンになりました。
びっくりです。僕のよりもずっと濃い陰毛、手を伸ばすと、「いいわよ」とあそこに触らせてくれました。クネクネして柔らかく……でも、本当に驚いたのは、これから。「大丈夫かな?」と笑うと、そのまま顔の上に跨がってきたのです。
見たくて、見たくて、初めて見た性器。レバーのような色をした、厚みのある肉襞……頭がおかしくなりそうなくらい興奮して、舌で舐めたら、酸っぱくて、「あん……」とカオルさんが変な声を出しました。繰り返すと、肉襞が濡れて、「あ、あ、あああ……」とお尻が揺れる。逃がすまいと、両手でお尻を掴み、舌をつぼめて合わせ目に差し込むと、「あっ、あっ、あ、あぁぁぁーーー」と声が大きくなりました。
逝っちゃうのか……そんな期待が頭をよぎり、もっと攻めてやろうと股間に吸い付いた時、「もう、もういいから……」とカオルさんが両脚の太腿で僕の顔をギュッと挟み込んできました。
攻守交代
「危なかったわ」と笑うカオルさんの肌はピンク色。「今度は私が気持ちよくさせてあげる……」と床に膝まづくと、僕の股間に顔を埋めて、チンポを口に咥えました。
店内のBGMはスローバラード。それに合わせて、僕の顔を覗き込みながら亀頭の先端をチロチロと突くように刺激して、ゆっくりとネットリとした舌使いで根元までしゃぶり込み、「あっ、あ、あああ……」と僕が身を捩ると止めたり、また、ジュポッ、ジュポッと始める。それを何度も繰り返し、いつ逝ってもおかしくない状態に僕の頭はクラクラ。そんな僕の亀頭を舐め回し、更にジュポ、ジュポッと勢いよく首を振り出したから、一溜りもありません。
「あっ、あ、あ……ダメ、ダメ……」と呻いたのは一瞬、「うっ」と息を吐くと同時に腰が突き上がり、亀頭の先から精液が噴き出しました。口内射精です。いけない……と思いましたが、うっ!うっ!と何度も噴き出すから、どうにもなりません。
「はあ、はあ、はあ……」
僕は興奮で中々息が収まりませんでしたが、その傍らでは、カオルさんが口の中に溜まった精液をティッシュに吐き出していました。
それを見て、思わず「ごめんなさい」と謝ると、「えっ、どうしたの?」とカオルさんは不思議な顔をしていました。しかし……
「いいのよ、これは」とカオルさんは口の周りに残っていた滓をティッシュで拭うと、「それにしても凄いのね、お兄さんは」と笑いました。
そして帰る時、カオルさんから「プレゼントよ」と小さな包みを渡されましたが、後で開けたら、ピンクのパンティー!
その後は寝ても覚めても、カオルさんです。
歌手の岩崎良美さんに似ているような気もして、テレビやラジオから「タッチ」が流れてくると、もうソワソワ。ビデオやエロ本を見れば、女優はカオルさんになってしまうのは勿論ですが、コンビニなどのレジで40歳代くらいの女性を見ると、カオルさんを思い出してしまうくらい、僕は彼女の虜になってしまいました。
カオルさんに夢中
頭の中は「カオルさん」、「カオルさん」だから、アルバイトのお金なんか待っていられません。
2週間後には、お年玉を貯めて銀行に預けてあったお金を下ろすと、「カオルさんをお願いします」とピンサロ店に飛び込んでしまいました。
親しくなっても、「あれ」は出来ない……
「えっ、また来てくれたの!」
カオルさんは喜んで抱きついてきますし、顔なじみになった男性店員も「いいでしょう、彼女は」と言います。
そして、カオルさんから「お兄さん、お名前教えてくれる~?」と聞かれ、「下元光彦です」と答えると、「じゃあ、『みっちゃん』ね。私のことは『カオル』って呼んでいいよ」と言われ、それが嬉しくて「カオル」って言ったら、「え、あ、あははは、照れる、照れるな」とキスしてきました。
もう、カオルさんは「恋人」、先輩が自慢していた「ズブズブ」なんてなくたって、キスして裸になって触り合って、最後はフェラチオで抜く、それだけで十分でした。
しかし、ピンサロに来た理由は「やれる」と思ったからで、「抜く」ためではありません。何となく物足りなさがありました。
それで、かなり親しくなってきた8月末、事を終え、着替えをしている時、「本番している人もいるでしょう?」と思い切って聞きました。すると、「いないわよ、『禁止』って書いてあるでしょう」と言いましたが、キョロキョロとブースの外を見回し、男性店員がいないことを確かめると、シーと人差し指を口に当て、小声で「あそこよ」と店内のトイレの横にある物置のようなところを指差しました。
そして、耳元で「大っぴらには出来ないけれど、あそこは特別なの。手前に観葉植物があって、その奥にはティッシュやおしぼりが積んであるから、まさか部屋があるとは思わないのよ」と言うのです。
でも、薄暗くてよく分からない。だから、よく見ようと身を乗り出すと、「ダメよ、気がつかれちゃうわよ」とカオルさんに引き戻されました。
「馴染みのお客さんが、『どうしても』と言ったら、仕方ないでしょう」
「………」
「店長もスタッフも見て見ぬふりよ」
小声で話すカオルさんは鏡を見ながら髪の乱れを直していましたが、僕は萎んでいたチンポがムクッとし、「馴染みのお客さんが『どうしても』って……」と聞き返しました。
すると、「会員証のあるお客さんが、『この子と』と指名した時よ」と言いかけましたが、「えっ、ちょっと、どういうこと……みっちゃん、オバさんとヤリたいの?」と凄く淫乱な瞳で僕をジッと見つめて笑い出しました。
こんな時は、「ハイ、そうです」と明るく答えればいいのですが、見透かされてしまったことが恥ずかしくて、「あ、いえ、あははは、違いますよ」と取り繕ってしまいました。
(続く)
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