可憐な母娘との禁断の関係-第2話
中学校で数学の教師をしているひろしは、高校時代憧れていた同級生、由紀恵の娘アリサを担任することになった。ひろしと由紀恵はやがて関係をもつ。由紀恵にアリサの家庭教師を依頼されたひろしは、アリサにも肉体関係を迫られる。ひろしは可憐な美少女アリサの誘惑を拒絶できるのだろうか?
作家名:城山アダムス
文字数:約2660文字(第2話)
管理番号:k119
「僕も妻とは冷え切ってるよ。」
由紀恵の表情が再び険しくなった。僕の目をじっと凝視している。
「ひろし君。奥さんと結婚したこと、後悔してる?」
僕は黙って
「うん。」
とうなずいた。
「由紀恵さんはどうなの?」
「私も後悔してる。だから離婚するの。でも、こうなってしまったのは、ひろし君が悪いのよ。」
僕は由紀恵の
「ひろし君が悪いのよ。」
という言葉が心に突き刺さった。僕が22年前、由紀恵に気持ちを伝えなかったことで、由紀恵の人生を狂わせてしまったのかもしれない。
「由紀恵さん。僕は君にとても悪いことをしてしまったようだね。」
「あの頃、ひろし君が私に気持ちを打ち明けてくれてたら、私の人生違ったかしら?」
由紀恵は、表情は沈んでいたが、前に比べると少し落ち着いていた。
「僕にもう少し勇気があったら・・・」
「そうよ。本当にそうよ。」
僕を見つめる由紀恵の視線は鋭かった。
「僕に勇気がなかったばかりに、僕たちの人生が狂ってしまったね。本当に申し訳ない。」
すると、由紀恵の表情が少し穏やかになった。
「悪いのあなただけじゃないよ。ひろし君。」
「私にも勇気なかったのよね。私たち、お互いに臆病すぎたのかも・・」
「そうだね。あの頃、僕たちにもう少し勇気があったら・・」
「今更こんなこと後悔しても仕方ないわね。」
「でも、今日ひろし君が私を好きだったって言ってくれて、私、救われた気がする。」
由紀恵の表情は明るかった。先ほどの動揺も消えていた。そして、上目遣いに僕の目を見た。
「ひろし君?」
由紀恵の声は甘えていた。
「何だい。由紀恵さん?」
「今でも私のこと好き?」
「好きだよ。」
「本当?」
「もちろん本当だよ。」
「嬉しい。」
僕と由紀恵は見つめ合っていた。由紀恵の目は潤んでいた。僕はソファーから立ち上がった。由紀恵も立ち上がると、僕の方にゆっくり歩いてきた。
由紀恵は僕を愛しむように微笑んでいた。由紀恵はそっと目を閉じた。まつ毛が震えている。
唇が触れた。由紀恵の唇はあたたかく柔らかい。唇を少し開くとお互いの舌が触れ合う。二人の唇はさらに吸い付き、いつの間にか舌が絡み合う。由紀恵の息が熱く荒くなった。
由紀恵の唇を激しく吸いながら、そっと右手を胸に添えた。ブラウスの上から胸のふくらみを手で包んだ。
指をブラウスのボタンの隙間に忍ばせる。指先がブラジャーの肩ひもに触れる。指を下に滑らせながら、ブラジャーと胸の隙間に差し入れた。指先はなだらかな胸のふくらみをたどりながら、乳首に触れた。
「あっ。」
由紀恵の息がさらに荒く熱くなった。由紀恵は僕の唇を貪るように強く吸っている。胸がうっすらと汗ばんできた。
僕は由紀恵のブラウスから手をそっと抜き、スカートの裾をつかんだ。そして、スカートの中に手を入れると、指先で太ももにそっと触れた。太ももを包んでいるストッキングのさらさらした感触を確かめながら、指先を足の付け根から鼠径部へ這わせていく。
やがて指先が、ストッキングの腰ゴムの中に滑り込み、ショーツに届いた。いよいよ指をショーツの中に入れようとした瞬間、
「ひろし君、だめよ。」
由紀恵は、ショーツに入れようとしていた僕の手を強く握りしめ、必死に払いのけようとした。僕は由紀恵の手を振り切り、さらに指を先に進めようとしたが、思いのほか由紀恵の手に込められた力は強い。最も敏感な部分への僕の手の侵入を必死に拒んでいる。
「これ以上進んだら、私、我慢できなくなっちゃう。アリサが2階にいるし・・・」
僕はハッと我に返った。僕は今、家庭訪問でアリサの家にいるのだ。アリサが僕と由紀恵のことを知ってしまったら取り返しのつかないことになる。
僕は由紀恵の身体からそっと離れた。
「そろそろ帰らなきゃ。」
「そうね。あんまり長くいるとアリサが不審に思うかもね。」
由紀恵ははにかむように微笑んだ。僕は、リビングを出ると玄関に向かった。玄関で靴を履いていると、
「ねえ、LINE交換しましょう。」
由紀恵がスマホを取り出した。僕もスマホをポケットから取り出すと由紀恵のスマホに振りかざし、LINEを交換した。
「今夜LINEしていい?」
由紀恵は甘えるように聞いてきた。
「LINE待ってるよ。」
僕は由紀恵の家を後にした。これから由紀恵とどんな展開になるのだろうと思うと、とてもわくわくした。
その日の夜、由紀恵からLINEが届いた。
由紀恵・・・こんばんは。
ひろし・・・こんばんは。
由紀恵・・・今日は、家庭訪問ありがとう。
ひろし・・・こちらこそありがとう。
由紀恵・・・今日は、私の人生で一番素敵な日だったよ。
ひろし・・・僕も、由紀恵さんの気持ち知って、とっても嬉しかった。
由紀恵・・・由紀恵さんって呼ぶの、やめて。由紀恵って呼んで。
ひろし・・・分かった。僕もひろしと呼んでね。由紀恵。
由紀恵・・・分かった。ひろし。
ひろし・・・嬉しいよ。
由紀恵・・・私もよ。ねえ、ひろし?
ひろし・・・何だい?
由紀恵・・・明日は土曜日よね。会えないかな?今日のリビングでの続きをしたいの。
ひろし・・・明日は土曜日で休みだね。由紀恵は何時から会える?
由紀恵・・・午後からアリサが塾に行くから、午後なら大丈夫よ。
ひろし・・・それじゃあ午後1時に会おうね。どこで待ち合わせする?
由紀恵・・・桜ヶ丘中の生徒や保護者に見られるとまずいよね。天文館のホテルの部屋で待ち合わせしない?
ひろし・・・分かった。明日、ホテル予約出来たら連絡するね。
由紀恵・・・連絡待ってるね。では、おやすみなさい。
ひろし・・・おやすみ。
明日、由紀恵とホテルで会えると思うと、僕の心は高揚していた。
僕は、天文館のデイユースサービスのあるホテルを探した。由紀恵との関係はいわゆる不倫になるので人目を避ける必要がある。ラブホテルに由紀恵と一緒に入るわけにはいかない。ロビーが広くフロントを別々に通過しやすいホテルがいい。
ネットで調べたらちょうどいいホテルが見つかった。さっそくネット予約を入れた。
すぐに由紀恵にLINEした。
ひろし・・・明日の午後1時に照国ホテルを予約したよ。
すぐに返信が届いた。
由紀恵・・・明日の午後1時に照国ホテルね。早く会いたいな。
ひろし・・・何時まで一緒に居られる?
由紀恵・・・まどかが塾から帰るのが午後6時くらいだから、5時までは一緒にいられるよ。
ひろし・・・4時間一緒だね。
由紀恵・・・いっぱいエッチしようね。
次の日、僕は、12時半に家を出て午後1時少し前にホテルに着いた。午後1時丁度にチェックインを済ませ、そのままエレベーターに乗り部屋に向かった。
部屋に入ると、由紀恵にLINEを送った。
(続く)
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