アナルリベンジ-最終話 2100文字 優香

アナルリベンジ-第31話

愛する娘が残虐非道の扱いを受け、自殺する。復讐を誓ったおれは、娘の担任の妻を襲う。

作家名:優香
文字数:約2100文字(第31話)
管理番号:k137

もし、おれ達のせいで、愛子の身に何かあったら、ただでは済まなかったかも知れない。
「先日、支配人から、嬢ちゃまがいらっしゃったと連絡を貰って駆け付けましたのに、帰られた後で、台帳に記載された住所は調べたら違っていて。連絡先の携帯番号に何度掛けても誰も出ないし。今日の午後になって、嬢ちゃまがまたおいでになってると、支配人に知らされて飛んで来ましたぞ。今日と言う今日は逃がしませんっ」
爺々がハンカチで涙を拭った。
それでだったのか。
先日から何度か、おれと美奈子が持っているプリペイド携帯が鳴ったのは。
しかし、佳美、朋子以外の電話には出る必要もなかった。
「判ってるわ、もう逃げないから。安心して」
愛子が閉口した表情で苦笑いした。
「す、すみません。私が台帳に嘘の住所を書きました」
おれは爺々に頭を下げた。
「嬢ちゃま、こちらのお二方は?」

爺々が初めておれと美奈子に視線を向けた。
「親友、いえ、私、二人を両親のように、心から愛してる」
「じょ、嬢ちゃまっ、あ、愛してるっ?とっ」
愛子が穏やかに微笑み、爺々が驚いて素っ頓狂な声を上げた。
「お前っ」
「愛子っ」
愛子の言葉に驚きと感動を覚える。
美奈子も瞳を潤ませる。
爺々が顎髭を撫でながら、驚きの表情でおれと美奈子を視詰めて、感心したように頷く。
「ねえ、爺々って、彰おじ様と同格の副社長でしょう?」
「そうですが、それが、何か?」
「私、社長なんて未だ無理よ。経営の勉強はしてるけど、いいえ、勉強すればする程、今の私では、情けなくなるくらい力不足だって判るのよ。だから、お願いなんだけど、沖永良部島サンシャインの支配人を先ずさせて欲しいの。私、一生懸命勉強する。それで何年か経って自信が着いたら、私から、社長をやらせてってお願いするわ。それまでは爺々と彰おじ様二人と役員会で運営出来るでしょう?」

「それで嬢ちゃまがグループにお戻りになるなら、彰様も役員会も認めるでしょうし、株主総会でも問題はないでしょう」
爺々が肩の荷が降りたと言うように、頑固そうな表情をやっと緩めた。
「しかし、どうして、ご自宅やお通いになってる大学がある東京の近くではなくて、客数も少ない沖永良部島なので?」
爺々が小首を傾げた。
「短大は辞めるわ。沖永良部島サンシャインなら、素人の私が少々無茶苦茶して潰しても、グループ全体の経営にはそんなに響かないでしょう?それに、交通が不便な場所で、小規模で客数が少ないからこそ、やり甲斐があると想うの。冒険的なイヴェントやパーティー、デイリー、ウィークリーのサービスを色々やってみたいのよ。お正月やお盆、ゴールデンウィーク、クリスマスのイヴェントや冠婚葬祭なんかはずっとやってるはずだけど、子供向けの雛祭りや端午の節句、恋人達向けのバレンタインデー、ホワイトデー、それから今日みたいなハロウィンとか、ね?」
愛子がおれと美奈子にウィンクした。
おれと美奈子は苦笑いをする。
「それに、私、異常な寒がりになっちゃって、一年中暖房器具なしでも裸でいられる南の島で暮らしたいの」

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愛子がおれ達にまたウィンクして、おれと美奈子が噴き出した。
「嬢ちゃまがやりたいと仰るなら、彰様と相談して役員会に掛けましょう。多分問題ないと想います」
愛子が満面の笑貌でまたおれ達を視て指を丸めた。
「もう一つ、お願いがあるの。彼、田辺庸介さんを沖永良部島サンシャインの経理課長に、奥様の美奈子さんを私の秘書にして欲しいの。二人とも資格は持ってるわ」
おれと美奈子がまた視詰め合う。
賢い愛子はそこまで考えていたのだ。
「それはホテルの支配人になられた嬢ちゃまに、ホテル全体の人事権がありますから、ご随意に」
「爺々、ありがとう」
「では、早速手配しますぞ。」
「その前に、お腹ぺこぺこよ。何か持って来て。美味しいワインもね」
「お任せを」
爺々が、恐らく眼に入れても痛くない程大切に育てて可愛がって来たのだろう、愛子の要求に笑顔を崩した。
「やったーっ!大成功っ!完璧ねっ」

愛子が立ち上がり、立ちっ放しでいたおれと美奈子に抱き付いた。
「愛子、お前」
「貴方って、全く、何て子なの!」
おれと美奈子が、ずっと開いて塞がらなかった口を同時に動かした。
「疑問には、事ある度に応えます。反対意見は、明日の正午までに、レポート形式で提出して頂戴。但し、一〇万文字以上よ。それ以下は認めません」
愛子が支配人然としてきっぱり言った。
さらに、テーブルの上のナプキンを拡げて、眼の前に翳す。
「田辺庸介殿。右の者に沖永良部島サンシャインホテル経理課長を命ずる」
私と美奈子を視詰めてにやりと笑い、もう一度ナプキンを翳した。
「田辺美奈子殿。右の者に同、社長秘書を命ずる」
将来は有能な経営者になるだろう。
「ありがとう。何も言う事はないよ」
「愛子。いえ。支配人。私も心から感謝するわ」
「なーんちゃって。今まで通り、呼び捨てで、お前、愛子で良いわよ。誰にも批判させないから。さあ、改めて乾杯よ。おじ様の復讐達成と、三人の就職決定と、それから、えーっと」
グラスに注がれたワインを掲げる。
「三人の永遠に変わらない愛に」
美奈子が続け、おれが締めた。
「未来の河村愛子社長に」

(終わり)

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