鹿児島浪漫紀行-第2話 3030文字 城山アダムス

鹿児島浪漫紀行-第2話

ひろしは、最愛の妻と離婚した心の傷を癒すため、鹿児島の旅に出る。旅先で出会った3人の女性と逢瀬を重ねたひろしは、女性たちの尽きない淫欲の餌食となっていく。50歳を過ぎたひろしは、体力の限界を感じながらも、懸命に女性たちに自分の体を捧げるのだが・・・

作家名:城山アダムス
文字数:約3030文字(第2話)
管理番号:k123

女性は鹿児島を旅して感じた魅力を楽しそうに語ってくれた。10分ほど女性と楽しく語り合っていると、
「そろそろ時間です。上がってください。」
女性との話が盛り上がってたところに、甚平姿の男性が割り込んできた。ひょっとしてやきもちを焼いているのだろうか?

「僕は上体を起こそうとした。砂の重みで体を起こすことができない。」
甚平の男性は僕の手を握り、やや乱暴に引っ張った。すると、僕の身体が砂の中からすっと抜けた。女性を見ると、女性も砂の重みで起き上がることができないようだ。僕が女性に手を差し伸べようとすると、また甚平の男性が割り込み、女性の身体の上の砂を手で払いのけた。

男性の掌が女性の浴衣に直接触れている。肩、胸、下腹部、膝・・・男性の手のひらで撫でる様に女性の浴衣の砂を払い除けている。まるでボディへのタッチを楽しんでいるようだ。
砂が取り除かれると女性は上体を起こした。
「ありがとうございます。」

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女性は男性にお礼を言っている。男性のセクハラまがいの行為に何も疑問を感じていないのだろうか。
女性は僕の方を見て、
「お疲れさまでした。それでは良い旅行を。」

にっこり笑顔で挨拶した。この女性との関わりはこれで終わりなのだろうか。僕はこの若くて綺麗な女性ともう少し親しくなりたかった。僕は女性に声をかけようとしたが、女性はそのまま脱衣場へ消えて行った。僕は仕方なく男性用の脱衣場へ行くと、身体に着いた砂をシャワーで流した。

脱衣場の奥には大浴場があった。この旅館の客さんは砂蒸し温泉に入った後、この大浴場で温泉を楽しむのだろう。きっとあの女性も、女性用の大浴場にゆっくり浸かるはずだ。
「そうだ、この大浴場の出口であの女性を待とう。」

僕は、早めに大浴場を出た。そして、出口近くのソファーに座って、女性が大浴場の女湯から出てくるのを待った。偶然を装いながら、女性に親しく話しかけようと思った。どんな話題にしようか・・・?

思案していると、あの若い女性が出口から出てきた。思ったより早く女性が出てきたので、僕は焦った。女性は僕を見つけると、軽く笑顔で会釈して僕の前を通り過ぎようとした。
「もうお上がりですか?」

僕はとっさに声をかけた。女性は少し驚いた表情で立ち止まると、僕の方を振り返った。
「はい。これから外で食事するので、ゆっくりお湯に浸かってる時間がないんです。」
女性は旅館で食事しないのだろうか?僕は不思議に思った。
「旅館では食事しないのですか?」

すると女性は恥ずかしそうな表情で、
「私、この旅館素泊まりなんです。だから、食事は外で取るんです。」
少し顔を赤らめた。
「外に美味しいお店があるのですか?」

と僕が聞くと、
「わかりません。近くにファミレスがあったので、そこで食べようと思っています。」
ファミレスと聞いて、僕はこの女性を食事に誘おうと考えた。せっかく指宿の旅館に泊まっているのだから、旅館の食事を一緒に楽しみたいと思った。
「よかったら、一緒に食事しませんか?」

僕の誘いに、女性はびっくりした表情で、
「一緒にファミレスに行きますか?」
僕は慌てて否定した。
「違いますよ。僕の部屋で一緒に食事しませんか?」

すると女性は困惑した表情で、
「せっかくですけど・・・私、この旅館で食事するほど贅沢できないんです。」
そう言うと、僕の前から立ち去ろうとした。
「食事は僕のおごりですよ。」

女性は急に明るい表情になり、
「本当ですか?」
女性の声は弾んでいた。
「もちろん本当ですよ。」
「わあ、嬉しい。私、ここの旅館の料理食べてみたかったんです。」

女性の嬉しそうな表情を見て、僕は今夜のこれからの展開に思いを馳せていた。今夜この女性とどこまで親密になれるだろう?
「午後7時に夕食を予約しています。それまでに、開聞の間に来てくださいね。」
「おじさん、開聞の間ですか?私、隣の錦江の間なんです。」
女性は嬉しそうに微笑んだ。この女性と隣の部屋だったとは。僕はこの女性と縁があると強く感じた。

「ねえ、おじさん・・・名前教えていただいていいですか?」
「名前ですか?田中ひろしです。」
「ひろしさんですね。私、片桐渚です。」
僕と渚は一緒に部屋に向かった。隣の部屋なので方角は同じだ。楽しくおしゃべりしているとすぐに部屋に着いた。

「では、7時ちょっと前にお邪魔しますね。」
渚は手を振りながら錦江の間に入って行った。僕は、開聞の間に入るとすぐにフロントに電話した。
「あのう、食事を一人分追加してください。」
「お食事の追加ですね。承りました。」
フロントも快く食事を追加してくれた。時計を見ると、午後5時を少し過ぎていた。食事の時間が待ち遠しかった。

午後6時50分になった。そろそろ渚が僕の部屋を訪ねてくる頃だ。僕は、渚の来室を心待ちにしていた。しかし、なかなか渚は来ない。
午後7時を過ぎた。渚はまだ来ない。
「一体どうしたんだろう?」
僕は不安になった。思い切って隣の錦江の間に電話してみようと受話器に手を伸ばした時、
リンリンリンと電話が鳴った。

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「渚からだろうか?」
僕は急いで受話器を耳に当てた。
「田中様、お食事のご用意ができました。今からお運びしてよろしいでしょうか?」
「はい、よろしくお願いします。」

電話はフロントからだった。僕は思い切って隣の錦江の間に電話をかけた。しばらくコールした後、
「もしもし・・・どちら様でしょうか?」
渚が電話に出た。寝ていたのだろうか?声が少しかすれていた。
「ひろしです。食事の時間ですよ。」

すると渚は慌てた様子で、
「ごめんなさい。私寝てました。すぐ行きます。」
すぐに電話が切れた。しばらくすると、
トントントン
と、ドアをノックする音が聞こえた。

「どうぞ。」
と声をかけた。
「ぐっすり寝てしまって、ごめんなさい。」
申し訳なさそうに浴衣姿の渚が入ってきた。私は笑って出迎えた。

「失礼します。」
渚は部屋に入ると、テーブルを挟んで僕の向かい側に座った。渚の身体を白地を基調とした浴衣が包んでいる。浴衣の生地は薄く、白い肌が微かに透けて見えている。

「お茶入れますね。」
渚は急須にポットのお湯を注ぎはじめた。前かがみになった渚の浴衣の襟元から胸の膨らみが見えている。色白でもち肌だ。若い渚の肌は艶と張りがある。僕は目のやりどころに困ってしまった。

「どんな料理かしら。とても楽しみです。」
渚は僕の視線をまったく気にしていなかった。
トントントン、
ドアをノックする音が聞こえた。料理が運ばれてきたようだ。
「どうぞ。」

仲居さんが部屋に料理を運んできた。
ここの旅館は四季折々の食材をふんだんに取り入れた豪華な料理でも有名だ。テーブルの上に、次々と料理が並んだ。
「わあ、すごい。豪華!」
渚は満面の笑顔だ。

「お飲み物はどうされますか?」
と仲居さんから聞かれたので、僕が、
「飲み物どうしますか?」
渚に聞くと、
「私、ビールと焼酎ください。」

「じゃあ、僕もビールと焼酎飲もうかな?」
すぐにテーブルの上にビールと焼酎が並んだ。渚は僕にビールをお酌してくれた。僕も渚のコップにビールを注いだ。
「では、ごゆっくり。」
仲居さんは部屋を出て行った。
「乾杯。」

僕たちはビールで乾杯した。そして、テーブルの上に並べられた料理に舌鼓を打った。
「渚さん、このカツオの刺身、新鮮で美味しいですね。」
「近くの山川港でカツオが上がるそうですよ。指宿はカツオの産地なんです。」

「渚さん、詳しいんですね。」
「もう、1週間鹿児島にいますから。」
渚は少し自慢げだった。

(続く)

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