産婦人科病棟看護師はミタ-最終話 4130文字 ステファニー

産婦人科病棟看護師はミタ-第5話

日本一の不妊治療実績を誇る大学病院にて、若手看護師が見たものとは...。

作家名:ステファニー
文字数:約4130文字(第5話)
管理番号:k122

テレビでは出していない、結菜さんの色っぽい声がだんだんと大きくなりました。さらにはガンガン、と抵抗するような軋みも聞こえます。その時でした。
「大前君!」

短く太く、私を見学室のマイクで院長は呼びました。私は手術台の下から飛び出し、絡まる夫婦を眼下にしました。 星崎さんが結菜さんの上に跨り、膣に指を入れ、振りかざした刀剣を差し込もうとしていました。ですが、結菜さんの太腿は閉じようとしており、また足の裏は地団駄を踏むようにバタバタと手術台に打ち付けています。

すぐさま私は結菜さんの太腿を押さえ、左右にパカッと開脚させました。さすが女優さんのお肌です。脚といえどもケアを怠っておらず、スベスベモチモチです。 開かれた結菜さんの秘部へ、星崎さんは伝家の宝刀を抜かんとします。
しかし、です。刀は進んでいきません。

「いっ、いったぁっ………」
結菜さんは嫌そうに涙目になります。私はすかさず結菜さんの女陰に触れました。
やはりです。結菜さんの膣孔はカラカラでした。 私は星崎さんの手を結菜さんのココナッツみたいに丸くて張りのあるおっぱいへと誘導しました。とっても可愛くてボリュームのあるお胸ちゃんで、女性の私でも触ってみたくなっちゃうほどです。だから星崎さんが触れた途端に結菜さんのおっぱいを激しく揉み出したのも頷けます。

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「あっ、あぁ………」
やっと結菜さん、気持ち良さそうに瞳を閉じて口を丸く開けます。 星崎さんは結菜さんの右胸を揉みながら、左胸を口で吸いたてます。時折、舌で乳首を転がしました。

結菜さんの膣孔を覗くと、ついに一筋の小川が流れ出ているではないですか! でもまだ少し足りません。私は結菜さんの小さな蕾を押しました。この前、友梨亜先生が私にしたように、リズミカルに、絶妙な力加減で、刺激します。 私はフィギュアスケートをやっていただけあって、何かを体得するのがとても速いのです。おそらくそれを院長と友梨亜先生は見抜いていたから、私をこの業務に抜擢したのだろうと思います。 友梨亜先生直伝の膣マッサージを結菜さんに施しているうちに、小川は泉へと変貌しました。

さあ、今です。私はそっと星崎さんの手を結菜さんの蜜壺に誘います。星崎さんの指が結菜さんの会陰で上下しました。
「はぁっ、あぁ……」
結菜さんの美貌が歪みます。 私は綺麗な結菜さんの脛を掴み、太腿を全開させました。
いざ、行かんか!とばかりに私は結菜さんを開脚させました。

ところが、です。肝心の星崎さんの動きが停止したのです。
なっ、何?どういうこと? 想定外の出来事に私は焦りました。あたふたと、結菜さんの女性器と星崎さんの横顔を、首を回して何回も往復しました。
と、その時です。手術室の扉が開く音がしました。 視線を移すと、そこには、白衣に身を包んだ友梨亜先生がいました。

あの有名な口笛みたいなメロディーから始まるスーパードクターの登場シーンを彷彿とさせます。
キターッ! 私は救われた思いがしました。
友梨亜先生は必死に結菜さんの脚を開いている私を見て、不敵な笑みを浮かべます。そして結菜さん、星崎さんの性器を一瞥し、すべてを把握したようにふぅとひと息つきました。

次の瞬間、私はあっけにとられました。
友梨亜先生が白衣を脱いだのです。しかもその下は、一糸も纏っていなかったのです。 それは本当に見事な裸体としか言いようがありませんでした。林檎のようにまあるくて形の良い乳房が美しいお顔の下に二つ、なっています。「おっぱいまでが顔」なんて名言を放ったタレントがいましたが、それはまさに友梨亜先生のために出たように感じます。

さらにはコーラボトルの如くくびれて引き締まったウエストと、稜線を描くヒップが女体を如実にします。長く均整の取れた美脚の頂きには、刈り揃えられているけれども、美しく生い茂った原生林が広がります。女優である結菜さんは仕事柄、ほぼ刈り取っていて、それはそれでキレイですが、友梨亜先生のようなボリュームある林もオトナのオンナを際立たせ妖しい魅力に溢れてます。

脱いだ友梨亜先生は、星崎さんの頭を掴み、自分の胸に押し付けました。
「ほらっ、お舐めっ!」
二つの津軽林檎で星崎さんの顔を挟みます。まさにアップルパイです。星崎さんは友梨亜先生のピンクのへたへと、舌がまっしぐらです。
「莉乃っ!」
「大前君!」

友梨亜先生と院長が同時に私を指名しました。星崎さんの男性器が蘇ったのです。 私は星崎さんの指を再び結菜さんの膣孔に入れました。間もなく、星崎さんは結菜さんの中に入りました。
「あぁ…」

結菜さんが官能の吐息を漏らしました。私は星崎さんのすべてがしっかりと挿入されたことを確認しました。その上で結菜さんの脚を離します。二人の後ろに廻ると、星崎さんの腰が上下に揺れ出していました。
グチュグチュグチュ、と、性器同士が擦れ、結菜さんの愛液が吹き出す音が手術室にこだまします。

「いっ、いっ、いやっ、あぁ…」
順調に見えたその時、結菜さんがまた暴れ出しました。腰を浮かせようとしています。 これでは星崎さんが抜けてしまいます。おそらく星崎さんの男根が膨らんだため、痛みが生じたのでしょう。 私は結菜さんの腰を押さえつけました。大丈夫、あと少しだから頑張ろう、の励ましとともに。 結菜さんの動きが収まり、私はまた手を離します。

「大前君、そろそろ最終局面に入りなさい」
院長からのマイク指示が飛んできました。私は、今度は星崎さんの腰を支えます。
星崎さんは手術台に上り、頭上に跨った友梨亜先生の割れ目を舌で転がしながら、その手は友梨亜先生の林檎をもぎ取ろうとせんばかりにしています。その傍ら、結菜さんの中で分身が暴れ回っているのです。その腰の動きは次第に激しくなっています。

近い。
私は直感的にそう感じました。
「せーのっ」
あの夜、見学室から日野さんがしていたように、私は星崎さんのお尻を思いっきり押します。より一層、星崎さんの腰運動が速くなります。私は全身でそれを支えます。

「いくのよっ、思い切って、さぁっ!!!」
友梨亜先生が叫びました。それとともに、結菜さん、星崎さんの咆哮が上がりました。 行った。
終わったのだ。
星崎さんのお尻がピタリと止まったのを見て、私はそう気づきました。

いつの間にか私は肩で大きく息をしていました。こんな呼吸はフィギュアスケートの練習をしていた時以来かもしれません。
「お疲れ様です」
息からがら、私はそう言いました。当然、だれも返答してくれませんでしたが。

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友梨亜先生にかじりついていた星崎さんは、へたったように首部を垂れました。露わになった友梨亜先生の陰部からは、一筋のキラリと光るモノが太腿を伝っています。半分濡れた陰毛も艶やかです。友梨亜先生は私を見て、ふっと笑いました。
星崎さんから離れた私は、ふと目線を上へと向けました。その先には見学室の院長と日野さんがいました。二人とも穏やかな笑顔を浮かべています。

「あらあ、お久しぶり、大前さん」
病院の食堂でお昼ご飯のための食券を買おうとした時、私を呼んだ方がいました。聞き覚えのある中年女性の声です。
「古舘さん。お久しぶりです」
笑顔の古舘さんが目の前にいました。

「外来ですか?」
「そうよ。おかげさまであれからずっと元気。この前なんか台湾に旅行に行っちゃった」 「まぁ、本当に?それは良かったです」
お元気になられたようで私は嬉しくなりました。
「あっ、そうだ。これ、台湾のお土産なんだけど、よかったら食べて」

肩にかけていた白いトートバッグから古舘さんはゴソゴソと小さな包みを出しました。 「パイナップルケーキっていうの。台湾の名産よ。美味しいからね」
「わあ、ありがとうございます。いただきますね。前にいただいたお菓子も美味しかったですよ。なんだかいつもいただいて、すいません」
「いいのよ、あなたにはお世話になったから」

古舘さんがその場から離れると、私はいただいたパイナップルケーキをポケットに入れました。そしてランチ選びに戻りました。
今日の日替わりランチはオムライスです。私は券売機にお金を入れて、日替わりランチのボタンを押しました。
結菜さん、星崎さんの夫婦の治療に立ち会ってから三ヶ月が経ちました。お二人を皮切りに、私は数回の同じ治療に関わりました。最近では私の夜勤はほぼ毎回あります。初日は日野さんが見学してましたが、今はもう来てません。それだけ私は成長したんです。

戸惑いも、とっくに消えました。 院長と友梨亜先生の二人について、治療に関われることに、誇りさえ感じるようになりました。
オムライスが載ったお盆を持って、私は窓際の席に座ります。いただきます、と小さく呟いて食事を始めました。
明明後日にはまた新しいご夫婦が入院予定です。20代後半の奥様と40代前半のご主人のカップルですが、結婚相談所を通したお見合い結婚だったということで、性交渉の経験に乏しく、子作りに苦戦されているそうです。

今日は晴れて外の景色が美しいです。私はオムライスを食べながら、風景を眺めて、次の任務に向けてああでもないこうでもない、と試行錯誤しました。
お昼を食べ終わって、私はポケットにしまった古舘さんからもらったお菓子を取り出し、口に入れながら、スマホでニュースをブラウジングします。新着記事が目に飛び込んできました。

『新井結菜、第一子妊娠公表』
四角いパイナップルケーキを口にポンと放り込み、私はそのニュースをタップします。 『女優の新井結菜が、夫で歌手の星崎純との待望の第一子を妊娠していることを公表した。今秋出産予定。今後は体調をみながら仕事を続ける』

口をモグモグさせながら、私は記事を読みました。 そっか。結菜さん、ご懐妊したのね。おめでとうございます。
私は感慨深くなってうるうるしちゃいました。記事にアップされた笑顔の結菜さんと星崎さんの写真を見つめて、よかったね、と何度も心の中で呼びかけちゃいました。

いかん。これ以上見ていると、本気で泣いてしまう。
私はその記事を消しました。 ちょうどお昼休憩もおしまいの時間。カラになったお皿とお盆を食堂の返却ボックスに置きに行きます。
さあ、午後も気合い入れて仕事に励もう。
私は伸びを一回して、病棟に戻りました。

(終わり)

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