まさか母娘としてしまうとは-第2話
「親子どんぶり」、そんな言葉がありますが、本当に母娘とセックスしたという経験のある男はあまりいないと思います。
実は、私、高校1年生の秋、ひょんなことから、中学の同級生の母とセックスしてしまい(勿論、初体験です)、その約20年後、その娘である、同級生とセックスをした、幸運というか、希有な経験の持ち主です。
しかし、そんなことを他人に話したら、「えっ、おまえ、嘘だろう?」と驚かれますが、「おい、あいつ、あの娘だけじゃなく、母親ともやっちゃったんだってよ」となりますから、誰にも打ち明けたことはありませんでした。
でも、今夜は貴女だけにこっそりと打ち明けます。
作家名:バロン椿
文字数:約2030文字(第2話)
管理番号:k149
こうなると、言葉の接ぎ穂がなく気まずくなって、今度は私が目を逸らせて窓の外を眺めていると、「ねえ」と呼ぶ。振り向くと、「健ちゃんといるとドキドキするの」と妙なことを言い出した。揶揄われているのか、何なのか、言葉も見つからず、黙っていると「君となら、どうなってもいいと思っているのよ」と妖しく笑う。ドギマギしていると、「本気よ」と吐息を吹きかけてきた
雰囲気がおかしくなったが、夕方の喫茶店は混み合う。背後で、「あら、待った?」、「いや、今来たばかり」と他の客の声がして、明子さんは「出ましょう」と立ち上がった。
喫茶店はビルの3階。私は顔が火照っていた。エレベーターに乗ると、明子さんは下りボタンも押さず、「どうする?」と顔を近づけてきたが、私はオロオロするばかりで、言葉も返せずにいると、そのまま唇を重ねてきた。ファーストキスだが、味わう間もなく、ウォーンというモーターの音がしてガクンとエレベーターが動き出し、明子さんはすぐに私から離れた。
1階で入れ違いに乗り込んできたのは、大学生のカップル。
「アハハハ、そうなの」、「そうだよ。ひどいよな」と楽しそうに肩を寄せ合っていたのを恨めしく見ていると、背中から「意気地が無いのね」という声が聞こえてきた。
その瞬間、頭にカアーと血が上った私は「ち、違うよ」と振り返ると、明子さんの腕を掴んでいた。すると、「何が違うのよ?」と目を覗き込んできたので、反射的に「僕だって、僕だっておばさんとなら、どうなってもいいと思っているんだ」と言い返していた。
もう行き交う人のことなんか目に入らない。
「言葉だけじゃダメよ」と明子さんが顔を近づければ、私も「言葉だけじゃないよ」と顔を近づける。時間にすれば数秒のことだっただろうが、「分かったわ」と言った明子さんが私の手を握って歩き出した。
「どこに行くの?」
全く間抜けな問い掛けには明子さんは何も答えず、足は飲食街の外れにあるラブホテルに向かっていた。
ラブホテル
今、考えてみても、明子さんは思いきったことをしたものだと思う。私服がOKな学校だったから、学生服こそ着ていないが、紺の薄手のセーターに白いワイシャツ、グレーの替えズボン、どう見たって高校生。明子さんも地味なブラウスに紺のスカートで、どう見ても母親と一緒の高校生。
こんな格好のまま、飲食街の外れにあるラブホテルの門を潜ったのだから、部屋に入ると緊張感から解放され、ドアにもたれ掛かって「ふぅぅ……」と大きく息を吐いた明子さんの顔はよく覚えている。
そういう私も、「どうなってもいい」と言ったものの、こんなことは想像もしていなかったので、ドキドキを通り越して怖くなっていた。
でも、そうして向き合っていたのはほんの短い間で、気を取り直した明子さんが「健ちゃん!」と私に抱きつくと、ブチューって感じで私に唇を合わせてきた。喫茶店のエレベーターで唇が触れたのとは全く違う。吸って、吸って、吸って・・勢いに押され、そのまま座敷に上がった私たちは奥まで進み、部屋の真ん中に敷いてあった布団の上に縺れ合うよう倒れ込んでしまった。
時間にしたら、5分、いや、僅か1分か2分かも知れないが、私たちは重ねた唇は離さず、そのまま抱き合っていた。
私はチンチンがカチンカチンに勃起して、そのまま体を弄られたらズボンの中で暴発しかねない状態。それは明子さんにも分かっていたのか、「ふぅぅ……」と唇を離した彼女は「シャワーを浴びなくちゃね」と起き上がって、腕時計を外した。
私も起き上がったが、ズボンが尖っているのを知られたくなく、へっぴり腰。もたもたしている間に、スリップ姿になった彼女は、「先に行っているから」と浴室へと入って行った。
私は喉がカラカラ、このまま帰ろうかと弱気の虫が顔を出してきたが、突然、座敷とは薄曇りのガラスで仕切られた浴室の明かりが点き、ガラスの中に人影が浮かび上がった。もう引き返せない。慌てて着ていた物を脱ぎ捨て脱衣室に入ると、下着類が籠に入っているのが目に入った。マズイとは思いつつも、水色のショーツらしき布をちょっと摘むと、ツルッとしたとてもソフトな触り心地の生地に、彼女の体温が残っていた。他にも、縮んで靴下みたいになっているベージュのストッキングやショーツとおそろいの水色のブラジャーなど、明子さんの秘密の部分を隠す物が全てあった。その時、浴室の扉が開き、「何しているのよ」と、その明子さんが私の腕を引っ張った。
浴室で
眩く輝く浴室。シャー、シャーと勢いよく飛び出した湯がタイルを打ち付ける。その湯を浴びた明子さんのオッパイは少し垂れていたが、瑞々しく、股間の陰毛はかなり濃くて・・・堪らず、私が「おばさん!」と抱きつくと、抱き留めた明子さんは、「こんな時は、〝おばさん〟なんて言わないで、〝明子〟って呼び捨てにするものよ」とたしなめる。というより、教えてくれた。それで、「明子!」って呼ぶと、「大好きよ!」と唇を合わせてきた。
(続く)
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