可憐な母娘との禁断の関係-第5話
中学校で数学の教師をしているひろしは、高校時代憧れていた同級生、由紀恵の娘アリサを担任することになった。ひろしと由紀恵はやがて関係をもつ。由紀恵にアリサの家庭教師を依頼されたひろしは、アリサにも肉体関係を迫られる。ひろしは可憐な美少女アリサの誘惑を拒絶できるのだろうか?
作家名:城山アダムス
文字数:約2560文字(第5話)
管理番号:k119
「だめ、そんなことしたら帰れなくなっちゃう。」
由紀恵はシャワーを止めると、僕を避けるように浴室を出て行った。僕はさっとシャワーを浴びると、由紀恵を追いかけるように浴室を出た。
由紀恵は身体を拭き終え、すでにショーツを履きブラジャーを身に着けるところだった。由紀恵の下着姿に見とれているうちに、由紀恵の身体は白いワンピースで覆われてしまった。
身支度を整えた由紀恵が、
「今度はいつかしら?」
と聞いてきた。
「できるだけ会えるように時間を作るよ。また、連絡する。」
「楽しみに待ってるわ。」
そう言うと由紀恵はドアに向かって歩いて行った。由紀恵の後ろ姿を見つめていた。
由紀恵は部屋を出て行った。由紀恵がいなくなった部屋のソファーに座り、フーッとため息をついた。
22年ぶりに再会した由紀恵と、一度の逢瀬で僕たちは再婚まで約束した。あまりにも急な展開に僕は少し戸惑いを感じていた。現実がどんどん思わぬ方向に進んでいく。由紀恵と再婚できることは嬉しい。しかし、妻と離婚する覚悟はまだできていない。
「僕はこのままどうなっていくんだろう。」
「妻にはどうやって離婚の意思を伝えればいいのだろう?」
僕の心は不安な気持ちでいっぱいになっていた。
自宅に帰ると、妻はキッチンで夕食の支度をしていた。
「あら、お帰りなさい。」
「ただいま。」
普段通りにそっけない会話を交わし、僕はリビングのソファーに座るとテレビのリモコンを手に取り、スイッチを押した。テレビではニュースを流していたが、由紀恵とのことが頭を離れず、ニュースの内容が頭に入って来なかった。
「あなた、夕食の準備ができましたよ。」
キッチンから妻の声がした。キッチンのテーブルで妻と向き合って夕食を食べた。普段通り会話がない。妻は昼間僕がどこに出かけ、誰と会っていたのか聞こうともしない。僕も妻が昼間どこで何をしていたのか全く興味がなかった。
僕と妻は完全に冷え切っていた。
夕食を終えると、シャワーを浴び、そのまま自分の部屋に入った。ベッドに仰向けに寝ながら、今後のことに思いを巡らせていた。
「妻に離婚のことをどう切り出そうか?」
「由紀恵といつ再婚しようか?」
その時だ、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。ドアを開けると妻が立っていた。薄いピンクのパジャマ姿だった。パジャマの奥に、下着が透けていた。
「どうしたんだ。」
と僕が聞くと、妻ははにかむようにうつ向きながら
「ねえ。今夜、久しぶりに一緒に寝ましょう。」
妻の顔は紅潮し、目は潤んでいた。妻が誘ってくることは結婚以来数えるほどしかない。しかも、ここ数年妻と肌を重ねたことはなかった。いわゆるセックスレスの状態が数年間続いていたのだ。
突然どうしたのだろう。昼間由紀恵と何度もセックスして、何度も果てた。妻とセックスする体力と気力は残っていなかった。僕は戸惑いながら妻を部屋に入れた。
妻とベッドに並んで座ると、僕は、妻の手をそっと握った。妻も僕の手を握り返し、僕の肩にもたれてきた。僕の頬に妻の髪が触れた。とてもいい香りがする。僕はハッとした。由紀恵と同じ匂いだった。僕はそっと妻の髪を撫でた。
妻は静かに目を閉じた。僕の唇がそっと妻の唇に触れた。数年ぶりの妻とのキスだ。妻の唇がかすかに開く。妻の柔らかい唇が僕の唇を吸う。僕は舌を妻の口の中に差し込んだ。僕の舌先が妻の舌先に触れた。妻は舌を強く絡めてきた。
妻はパジャマの上から僕のペニスに手を伸ばしてきた。昼間、由紀恵とキスした時は硬く勃起したペニスが、まだ柔らかだった。
昼間の由紀恵とのセックスの疲れが残っているのだろうか。それとも、妻には興奮しない体になってしまったのだろうか。
妻は、ペニスをぎゅっと握り締めながら、激しく扱き出した。微かにペニスは硬くなった。
僕は右手を妻の胸に添えた。妻の胸はふくよかで、僕の手のひらには収まらないほどの大きさだ。
指をパジャマの襟の隙間に忍ばせる。ブラジャーの隙間から指を入れた。指先は胸のふくらみをたどりながら、乳首に触れた。
昼間の由紀恵の乳首の硬さと比べると、明らかに柔らかかった。妻も興奮していないのだろうか。
僕は手を妻のパジャマからそっと抜き裾をつかんだ。そして、パジャマの中に手を入れショーツに触れた。そのまま指先をショーツに忍ばせようとしたが、ゴムが固く指が入っていかない。しかたなく、そのままショーツの上をなぞった。
ショーツの上から恥骨の部分を撫でると、布越しに陰毛のざらざらした感触が伝わってくる。指先をショーツの中に忍ばせる。妻の陰毛は濃く、性器に覆いかぶさるように生えている。
濃い陰毛をかき分けながらさらに指を先に進める。指先が割れ目を捉える。明らかに潤いが足りない。指先でていねいに撫でるとやっと愛液が滲んできた。
指先を滑らせクリトリスに触れようとした。クリトリスは包皮に覆われ、直接触れることができない。妻の下半身は性欲を感じていないようだ。
突然妻は上半身を起こし、
「私たち、やっぱり駄目なのね。濡れない。」
そう言い捨てると部屋を出て行った。
妻が突然僕の部屋を訪れた目的は何だったのだろう。僕とセックスしたかったのだろうか。それにしては、妻の身体は冷め切っていた。僕の身体も、妻には反応しなかった。男と女の関係は完全に終わっていると感じた。
次の日、目が覚めると妻は家にはいなかった。リビングのテーブルに置手紙があった。
「あなた、おはようございます。昨夜は突然ごめんなさい。実は、私、ずっとあなたとの離婚を考えていました。でも、なかなかそれを言い出せなくて。昨夜は、あなたと私の関係をもう一度確かめたかったの。
やはり、私とあなたはもう終わってる。昨夜そのことを確信しました。
私は実家に帰ります。実家の両親には、あなたと離婚したいという気持ちをすでに伝えてあります。両親も同意しています。あなたとの離婚後の生活について、しばらく両親と相談してみます。
今度あなたとお会いする時は、離婚届を持っていきます。」
妻からの突然の離婚話。少し動揺したが、僕も離婚を考えていた矢先、渡りに舟とはこのことだろうか。僕から妻に離婚話を切り出す手間が省かれた。
夫婦とはこんなにもあっけなく幕切れするものなのか?これまでの妻との関係は何だったのか?少しだけ寂しさも感じた。
(続く)
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