当て付け不倫の相手は青い目-第3話 2940文字 バロン椿

当て付け不倫の相手は青い目-第3話

結婚して16年、39歳の高沢啓子が香川県高松市に単身赴任の夫を訪ねると、そこには井川遥に似た女がいた。
「あ、いや、い、今、説明するから」と狼狽する夫に「なら、抱いてよ。私だって3ケ月もしていないんだから!」と裸になって跨ったが、ペニスはだらんとしたままで勃起しなかった。
「ごめん。もう止めにしよう」と言われ、啓子は悄然として東京に帰ってきた。
そんな啓子に、心配した親友が「ヨガでもしたら」と誘うと、そこには「カール」というヨーロッパ系の顔だが、細身で髪を後ろで束ねた、いかにも「修行者」といった感じのする外国人の男性が現れた……

作家名:バロン椿
文字数:約2940文字(第3話)
管理番号:k120

母との諍い

「啓子、やり直せないの?」
心配した母が静岡から上京してきた。
「それは無理よ」
啓子は香川県高松市での出来事も、そして家庭裁判所でのことも含めて、母に説明したが、「そうは言ってもねえ」と簡単には認めてくれなかった。

冷静に話していても、「一時の遊びってこともあるでしょう。子供たちのこともあるし、許してあげたら?」と母が夫を庇うと、「あれは遊びじゃない。お母さんには分からないのよ」と、啓子はついつい感情的になる。

実の母と娘であるがゆえ、思いをストレートにぶつけ合う。これ以上話し合えば、本当に喧嘩になってしまう。
諍いは避けたい
そう考えた母は「そうかねえ。お父さんも話を聞きたいと言っているから、お前も、一度、静岡に帰ってきなさい」と言い残して帰っていった。
「ママ、パパと離婚するの?」

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話を聞いていた14歳の長男、芳樹は心配そうな顔をしている。
「ごめんなさい。パパはママよりも好きな人がいるの」
「そうか…でも、僕はママの味方だよ」
「ありがとう」

啓子は泣きそうになったが、子供の前では弱音は見せられない。
「レストランでご飯食べようか?」
「なら、回転寿司がいい!」
「ふふ、いいわよ。さあ、彩花にも知らせて頂だい。ママはお化粧しなくちゃ!」
この幸せだけは守らなくちゃ、啓子は心に誓った。

運命の出会い

レッスンに通って2ケ月。
実家からは「考え直せ」と言ってくる。家庭裁判所では、「詳しくお聞かせ下さい」と、何度も同じようなことを聞かれる。「いい加減にしてよ!」と叫びたくなることは一度や二度ではない。何時ノイローゼになってもおかしくない。

だが、インド音楽に乗って体を解し、「はい、手を上に伸ばして……」とヨガに没頭すると、不愉快な日常から解放され、全てを忘れられる。だから、家事の合間にも、「こんな感じだったかしら」と手を伸ばしたり、体を捻ったり、レッスンの復習に余念がない。

その介もあり、「お母さん、きれいになった」と子供たちからは喜ばれ、牧先生からも「高沢さん、凄いわよ!」と褒められた。だから、家計にはちょっと響くが、週1回のレッスンを2回に増やし、啓子はヨガに夢中になっていた。
そして、今日も柔軟体操で体を解すと、「それでは息を吸いながら腕を挙げて」とヨガが始まる。

しかし、ベーシッククラスとは言え、学ぶポーズはどんどん難しくなる。「はい、そのまま息を吸いながら、顔を上げて……」と牧先生はうつ伏せから体を反り返らせ、続けて「今度は息を吐きながら、お尻を上げて……」と体を「ヘ」の字に変えるが、体が絞れ、動きが良くなった啓子は先生と同じペースでついていける。

そんなレッスンの途中、ヨーロッパ系の顔だが、細身で髪を後ろで束ねた、いかにも「修行者」といった感じのする外国人の男性が入ってきた。
誰かな?と思ったが、彼は牧先生の少し後ろに回ると、牧先生の動きに合わせ、ポーズを取り始めたが、それが何とも美しい。

レッスン終了後、「ご紹介します。グレゴール先生です。先生はドイツでインド哲学を学び、その研究を深めるため、インドに留学され、そこでヨガも学び、哲学もヨガも極めた世界的な資格を保有する有名な指導者です」と紹介してくれた。

なるほど、そういうことなのね、と啓子が頷いていると、「今は大学でインド哲学を教える傍ら、ここでもレッスンを受け持って頂いています」と詳しいことを話してくれた。

智子さんのプルシェンコ似のミィシャさんもいいけど、こんな哲学者もいいわね……帰り支度を始めた啓子はそんなことを考えていたが、それが啓子の人生を変えてしまうことになるとは、この時は露とも思わなかった。

思わぬ告白

7月、何をしなくても汗ばむ。
「お疲れさま!」
「はい、お疲れさま!」
レッスンが終わると、何もかもびっしょり。一刻も早くシャワーを浴びたいと、我先にとシャワールームに駆け込み、コックを捻る。

「ふぅぅ……気持ちいい……」と啓子も汗を流していると、インストラクターの牧由美子が「啓子さん、後でインストラクター室に来てね」と声を掛けてくれた。
始めた頃は、「諦めちゃダメよ」と叱られてばかりだったが、最近は「凄い、凄いじゃないの」と褒められることが多くなり、それに伴い「高沢さん」から「啓子さん」へと呼び方も変わった。啓子も今では「由美子さん」と呼んでいる。

だから、シャワーを浴びて、すっきりした素肌にネービーのブラトップを身に着け、ジーンズのミニスカートとラフな格好でインストラクター室のドアを開けると、「コンニチワ、ケイコサン」とグレゴール先生が待っていた。

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レッスンのたびに顔を合わせているが、声を掛けられるのは初めて。しかも、名前まで知っている……ちょっとびっくりしたが、「ふふふ、『Very Nice!』だって」と牧由美子が笑っていた。そして、「彼、あなたにぞっこんよ」と耳元で囁くと、「え、そ、そんな、私、困るわ」と戸惑う啓子をよそに、「じゃあね」と言って、出て行ってしまった。

初めて見かけた時、細身で髪を後ろで束ねた、修行者のような風貌に、こんな哲学者もいいわね、と思ったことは間違いないが、こんなことになるなんて……啓子がチラッと彼の顔を見ると、哲学者然とした顔に微笑みが浮かんでいる。慌てて目を逸らしたが、「『カール・ハインツ・グレゴール』デス」と一歩前に出てくる。

39になったといっても、処女で結婚したくらいだから、この手のことは奥手。まして、相手は外国人。どうしていいか分からず、ただただ胸がドキドキしてきた啓子は「あ、あの、高沢、高沢啓子です」と答えたものの、「ヨロシカッタラ、オツキアイクダサイ」と日本式に頭を下げられると「あ、は、はい」と口が勝手に動いてしまった。

そして、「コーヒーデモノミマショウ」と誘われるまま、外に出たが、他人に見られはしないかとキョロキョロと辺りを見回していると、グレゴール先生がそっと肩に手を回してきたから、「あ、いや、ダメ、ダメ」とパニックになるが、彼はそんなことに構わず、抱き寄せると、「You are very beautiful」なんて言う。もう何が何だか分からない。顔どころか、首筋まで赤くなってしまった。

だが、グレゴール先生は大学でインド哲学を教えるくらいだから、コーヒーショップで向き合うと、「トツゼンオサソイシテスミマセン」と極めて紳士に接してきた。しかし、舞い上がってしまった啓子はウエイトレスが運んできたグラスの水をゴクッと飲み干したり、バッグからハンカチを取り出し、額に浮かぶ汗を拭いたり、とにかく落ち着かない。

その後、何を話したかよく覚えてはいないが、彼は週3日は大学でインド哲学を教え、残りの2日はヨガを教えていることや、住まいはここから2駅離れたところにあるマンションだということは覚えている。
別れ際、「これからは『カール』とヨンデクダサイ」と手を握られた。

お茶を飲むくらいだったら、そんなつもりだったが、ファーストネームで呼び合うようになるとは……しかし、翌朝、「Good morning!」とメールが入ると、啓子は自然に笑みがこぼれ、「Thank you for your e-mail.
I am fine. Are you fine?」とつたない英語でメールを返していた。
鏡を覗くと、そこに映る顔は5つも6つも若返ったようで、思わず「ふふ」と声が出てしまった。恋の始まりだ。

(続く)

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