満員電車の濡れ事-第7話 3130文字 城山アダムス

満員電車の濡れ事-第7話

ひろしのマンションの隣の部屋に山本律子という女性が引っ越してきた。女性は夫を福岡に残し単身赴任。ひろしと律子は次の日から、同じ電車で通勤を始める。満員電車の中でひろしと律子の身体が密着する。そこで二人の濡れ事が始まった。

作家名:.城山アダムス
文字数:約3130文字(第7話)
管理番号:k088

不安を感じながら僕はベッドに仰向けに寝た。先ほど射精したばかりのペニスはだらしなく萎んでいる。
「私が食べてあげる。」
そう言うなり妻は僕のペニスをしゃぶり始めた。妻の舌遣いは絶秒だ。クチャクチャ音を立てながら妻の舌が僕のペニスに絡まる度に、ペニスはどんどん硬さを増していく。

「あなたのペニス・・・大きくなってきた。」
僕のペニスはいつの間にか天井に突き刺さるくらい硬くいきり立っていた。
妻は、腰を上げると足を開いて僕の下半身にまたがり、割れ目を固くいきり立ったペニスに当てがった。

妻の温かく柔らかい割れ目の感触をペニスの先端で感じている。ペニスはさらに硬さを増した。
「入れるよ。」
妻の温かく柔らかい割れ目に、僕の固くなったペニス全体が包まれた。妻は僕のペニスを膣で締め付けながら、腰を前後に大きく振っている。僕も、妻の動きに合わせて、下半身を上下に動かす。

ペニスが妻の子宮の真ん中を激しく突く。妻の膣はさらに強く締め付ける。ペニスと膣が擦れ合う度にピュッピュッと愛液が飛び散る。僕の下半身はびっしょり濡れている。
「ああん イキそう イキそう」

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妻は騎乗位の体勢のまま体を前に倒し、僕を抱きしめてきた。僕も妻を強く抱きしめる。
「イ  イ イイ イク イク イッタア~ 」
妻が断末魔のような雄叫びをあげた。膣が大きくうねりながら激しく痙攣している。

僕のペニスも限界に達し、ピクンピクンと脈打ちながら白い精液を妻の割れ目に撒き散らした。
妻は僕の身体の上でぐったりしている。僕も今日3度目の射精でさすがに疲労感を感じた。
妻は僕の胸に顔をうずめ、額を僕の胸にそっと押し当ててきた。僕は妻のストレートな髪を撫でながら、妻を抱きしめた。そして、僕と妻はそのまま深い眠りについた。

————

目が覚めると朝になっていた。ベッドルームに妻の姿はなかった。いつもは、セックスした次の朝は妻のキスで目覚めるのが普通だった。セックスの次の朝、ベッドに妻がいないのは初めてだ。
「今日はどうしたんだろう?」

僕はバスローブを羽織るとベッドルームを出て、リビングに入った。妻はソファーに座ってテレビのニュースを見ていた。表情が少し暗かった。
「おはよう。」
僕があいさつしても、妻から挨拶が返ってこない。僕は挨拶を無視されたことに少しいらだった。

「いったい、どうしたの?」
妻に声をかけると、妻は攻撃するような鋭い目で僕をにらみつけた。
「律子って誰?」
僕は、一瞬心臓がドキッと震えた。妻はなぜ律子のことを知っているんだろう?

「律子がどうかしたの?」
僕は震える声で妻に尋ねた。
「あなた、夕べ寝言で律子、律子って何回も叫んでた。」
「寝言で律子って叫んだ?」

「そうよ、律子、とっても気持ちいいよ。感じるよって・・」
僕の心臓は今にも止まりそうだった。必死に平静を装いながら
「いやあ・・・ドラマの見過ぎかな?」
僕は笑顔を繕ったが、明らかに顔が引きつっていた。

「律子って何のドラマに出てくるかしら?怪しいわ。」
妻は明らかに僕を疑っている。それから妻と朝食を摂ったが、妻は終始無言だった。朝食を終え、スーツに着替え玄関を出ようとしたら、妻もスーツに着替えて玄関で待っていた。
妻の出勤は毎朝僕より30分遅いので、僕が出勤する時スーツに着替えていることは珍しい。

「今日は早く出勤するの?」
僕が怪訝そうに聞くと、
「あなたと駅までご一緒するわ。」

僕と一緒に玄関を出ようとしている。明らかに僕を疑っている。駅の改札口にはいつものように律子が待っているはずだ。このままでは、妻と律子が改札口で鉢合わせになってしまう。

僕は律子に連絡したかったが、ここで不穏な動きをするとますます妻に疑われてしまう。僕は駅でうまくごまかすしかないと諦めた。
妻は僕と一緒にマンションを出た。二人並んで歩いていたが、終始無言だった。

約5分で駅に着いてしまう。駅の改札口ではいつものように律子が待っているだろう。律子と妻はまだ面識がない。律子が気を利かして他人のふりをしてくれればいいのだが・・・いつものように、律子が僕に向かって手を振ったりしたら・・・その時、僕はどう言い訳すればいいのか・・・

駅が近づくにつれ、僕の不安な気持ちは膨らんでいった。
とうとう駅に着いた。妻は急ぎ足で改札口に向かっている。改札口にはやっぱり律子がいた。
律子は僕の姿を見つけると、嬉しそうにほほ笑み、僕に向かって手を振った。僕の顔はこわばっていた。無意識に律子から目を逸らした。律子も僕の様子がいつもと違うことを察したようだ。すぐに手を振るのをやめた。

「誰なの?」
妻が厳しい表情で僕に聞いてきた。妻は律子に気づいてしまったようだ。
「この間お隣に引っ越してきた山本さんだよ。」
「ふうん・・・?」

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妻は僕と律子の関係を明らかに疑っている。妻はつかつかと律子のほうに歩いて行った。
「おはようございます。」
妻は律子に挨拶した。
「おはようございます。奥様でいらっしゃいますか。先日お隣に引っ越してきた山本です。」

律子も挨拶を返した。妻は律子に軽く会釈すると、改札口を通り駅のホームに向かって歩いて行った。僕も妻の後を追うように改札口を通りホームに急ぎ足で歩いて行った。律子は少し遅れて改札口を通り、僕たちとは離れてホームに立っていた。

妻は無表情でホームに立っている。電車が到着した。僕は妻と電車に一緒に乗り込んだ。律子は別の車両に乗ったようだ。僕と妻は向かい合って立っていた。電車は満員で、僕と妻の身体は密着した。しかし、律子の身体に密着した時のような快感はなかった。
「いつも山本さんと一緒なの?」

妻は揺れる電車の中で僕に聞いた。
「たまたまだよ。」
「でも山本さんは明らかにあなたを待ってた。」
「気のせいだよ。」

「山本さん。なんというお名前かしら?」
「し・・・知らない。」
僕の声は震えていた。山本律子という名前を妻が知ってしまったら・・・
僕はいつもの駅で降りた。妻は降りなかった。

————

会社に着くと、律子からLINEが来た。
「私たちのこと、奥さんに気づかれたの?」
「疑っていることは確かだ。」
「奥さん、私が電車を降りたら私の後をつけて来たの。」

「やっぱり疑ってるな。」
「明日も奥さんと一緒なの?」
「分からない。また僕についてくるかもしれない。」
「私どうしよう。明日も改札口で待ってていいかしら?」

「改札口での待ち合わせはしばらくやめたほうがいい。」
「そうね。しばらく我慢するわ。毎朝の楽しみだったのに・・・。でも、どうして奥さんに疑われたのかしら?」
「僕が寝言で律子の名前呼んだらしい。」
「ええ!・・・それはちょっとまずいわね。」

「ごめん。僕の不注意だった。」
「しかたないわ。でも、ちょっと嬉しいな。」
「嬉しいだって?」
「だって、私の名前寝言で呼んだってことは、私の夢見てくれたのね。」

「覚えてないけど・・たぶん律子の夢見たんだと思う。」
「どんな夢かしら?しばらくの間、朝、電車では会えないけど、昼間ホテルで時々会ってくれる?」
「しばらく会うのやめたほうがいい。」
「いやだ。私、我慢できない。今でも疼いてる。バレなきゃ平気よ。」

「大丈夫かな?」
「大丈夫よ。今度いつ有給休暇とれるの?」
「来週かな?」
「嫌だ。来週まで待てない。一日でも早く会いたい。今日の午後は会えないの?」

僕はスケジュール表を見た。今日の午後は、会議は入っていない。特に業務もない。律子にLINEを送った。
「今日の午後は会議がない。今日の午後、有給休暇を取ろう。」
「今日の午後ね。約束よ。午後2時、駅の改札口で待ってるね。」

律子と今日の午後会う約束をした。今朝妻に疑われたばかりなのに、大丈夫だろうか?少し不安を感じたが、律子を早く抱きたいという気持ちも強かった。

(続く)

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