セックスフレンズ-第2話 3030文字 ステファニー

セックスフレンズ-第2話

謎の美青年レオンを取り巻く女たちの物語。

作家名:ステファニー
文字数:約3030文字(第2話)
管理番号:k127

ラブホテルに入ったレオンと舞は、部屋に入って早々キスをした。さっきまで見知らぬ関係であったとは思えぬほど、長く濃厚なキスを二人は交わした。まだコートを脱いでもいないのに、強く互いを抱擁し合った。
『シャワー浴びる?』

やっとひと息ついたタイミングでレオンは訊いた。
『うん』
ピンクのダッフルコートを脱ぎ、舞はハンガーにかけた。さらに茶色いチェックのワンピースのファスナーに手をかけている。

交互にシャワーを浴びると、ガウンを脱ぎ捨て、ベッドになだれ込んだ。続きを欲すかのように、唇を貪り合った。 レオンはまだ湯の熱さが残る舞の肌に触れた。艶と張りが漲る、若い身体だ。濡れた名残りのある髪からは、甘めのシャンプー香が放たれている。
「あぁん…」

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乳房を揉み立てると、舞はベッドに横たわった。それに続いてレオンは舞に覆いかぶさった。 舞はキャンディのような丸くて張りのある乳房をレオンの口元に突き出す。チュッパチャプスでも舐めるかのように、レオンは舞の乳首をしゃぶった。
「いやぁぁぁ…」
舞は背を仰け反らせる。ベッドがズドンと沈んだ。

右乳首を吸いながら、レオンは左乳首を指で弄んだ。みるみるうちに舞の乳首は突起した。
「きっ、気持ち…いい……」
深い吐息とともに舞はそう漏らしたが、レオンには聞こえていなかった。レオンは手を舞の下半身へと移動させた。すでにもう一つのお口からは涎が滴っている。半島の叢に隠れた蕾とその下に潜む女特有の洞窟を、レオンは同時に指で刺激した。

「わっ、わっ、わっ、……えっ、しっ、潮っ…」
一筋の間欠泉が舞から上がった。舞は感度が高い女のようだ。
恥ずかしい、と舞は顔を手で覆っている。長く艶のある髪が、飴玉みたいな乳房にかかり、 それがひどく色っぽい。
レオンは舞の太ももを広げ、女窟の奥へとゴムボートを進めた。

「ひぁっ、…いっ、いいっ………」
尚も舞はとめどなく水滴を垂らしている。その水の先へと、レオンは揺らした。
強く、激しく、硬く。
最初とは比べものにならないぐらい太く夥しい水柱を舞は飛ばした。
そのタイミングでレオンは果てた。

日曜日の池袋は賑わっている。
サンシャインシティはレジャースポットを訪れる家族客で溢れ、その向かいにある乙女ロードにはアニメグッズを目当てに若者が群がっている。また最近ではガチ中華を味わいに西口にも観光客の姿が見られるようになった。

この街の喧騒をよそに、レオンは歩を進める。目的地は昼の顔をしていない北口だ。
都心の繁華街を休日の昼間に来ることは、フリーランスで働くレオンはほぼない。人混みが嫌いであるし、一人で出歩くには危険すぎるからでもある。

だが、今日は先方から土日の面会を指定されてしまったのだから、致し方ない。きっと堅い仕事に就いているのだろう。
本日のお相手は純子、38 歳。
レオンはその名前に魅かれた。レオンの周囲は、年代柄もあるだろうが、キラキラネームが多い。漢字を見ただけでは読み方の想像がつかない者だらけだ。そのせいか古風な名にひどく心惹かれてしまうものだった。

出がけにレオンは少しばかり気分を害した。母親と諍いになったのだ。
外出先の詮索が言い争いの発端だった。日曜日に独りでどこへ行くの、と母は言い出した。
まさかセフレと約束があるとは死んでも言えないため、レオンはうるさい、うざいを通した。 それが母の逆鱗に触れたらしい。私はこんなにレオンを想っているのに、と延々と説教されてしまった。なんとか友人と会う、と言いくるめてきたが、ついてきていないか気が気でない。ここへ来るまで何度も振り返って母の影を探したものである。

物心ついた時からレオンは母が鬱陶しかった。
聴覚障害があるとわかったのはレオンが出生してすぐだという。新生児に行う産婦人科の検診で発覚したらしい。すぐに大きな病院を紹介され、精密検査を受け、正確な診断がくだった。母は赤ん坊のレオンを抱え、泣いてばかりいたそうだ。

だが、障害がわかり、行政での手続きを経る中で、手を差し伸べる人(レオンから言わせればプライバシーを侵害する輩)と触れ合い、母は考えを変えた。障害はひとつの個性であると捉え、積極的に認知してもらうよう社会に働きかけていこう、と前向きな活動に足を突っ 込んでいくようになったのだ。

聴覚障害のある子どもたちが集まるイベントを開いては、情報交換と精神的共有の場を設けた。その他の障害がある子どもも参加していることもあった。メディアの取材を受けて、行政に対しさらなる支援を訴えたりもしていた。
それらすべてはレオンのためだ、と母は口では言う。だが、当事者のレオンからしてみれば、違和感しかなかった。

母が自分を盾に悲劇のヒロインを演じているようにしか見えないからだ。
レオンが生まれてから母はどのぐらい自身への投資をしたのか。あるいは自身の人生と向き合ってきたのか。
答えはゼロだろう。おそらく母の脳内は自分の人生=レオンの人生、の公式で成り立っていよう。
そこがレオンの苛立ちの原点だ。

自分は母の承認欲求を充たすための人形ではない。なぜ母はそれがわからないのか。
すでにレオンは 20 代後半で、収入もある。家を飛び出したっていいものだが、母がそれも許さない。過保護ではあるが、仕事のやり取りは母を通してでないと成り立たないため、致し方ない。

『純子です。ポンドバッグホテルの 205 号室にいます』
『わかりました。もうすぐ着きます』
すでに純子の指定したホテルの前に着いている。レオンは念の為、周囲をもう一度見回してからホテルへ足を踏み入れた。
『初めまして。純子です』

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38 歳のわりには純子は若く見える。細い黒縁メガネに薄化粧、黒髪を緩くポニーテールに結び、ベージュのスーツ、と決して派手とは言えない容姿だが、色白で細身の長身だからであろうか。
『レオンです。よろしく』

純子は穏やかな笑顔を絶やさない。子どもの頃に見たアニメの「赤毛のアン」みたいな雰囲気だ。
『お昼買ってあります。食べませんか?』
応接セットにパンの有名チェーン店の紙袋が置いてある。男に奢ってもらうのが当然、という姿勢の女性ばかり出会ってきたレオンにとって、これは新鮮だった。

二人は向かい合ってサンドウィッチを食べた。純子は洗練されていた。パンをちぎって食べるなど、マナーが身に付いた女性だった。話しかけるのも、レオンの食事の頃合を見計らって、タイミングよく送信をかけてくる。余計な詮索をするような質問は一切なく、天候など当たり障りのない話題に触れ、しかも聞き上手でもあった。

これはプライベートをあまり聞かれたくないレオンにはありがたかった。レオンは基本、セフレに対して自身の素性を一切話さない。もちろん、女性の身の上についても問わない。だから先日、舞に対してうっかり出身大学を伝えてしまった際は、後に後悔した。

昼食を終え、純子がいれた紅茶を飲んでいる時、純子はテレビをつけてもいいか、聞いてきた。レオンは構わないと答えたが、日曜日の昼下がりは再放送ばかりでつまらないはずだ。純子は何を観たいというのか。

おおよそ、レオンにとっては退屈でしかないゴルフや競馬でも観るのだろうと高を括っていた矢先だ。純子のつけた番組にレオンはギョッとした。
画面には女性の下半身が丸出しになっている様が映し出された。そのチャンネルのまま、変更する気配はない。純子は依然として穏やかな笑みのまま、茶をすすっている。レオンの方が目を逸らしてしまう。
『驚いた?私の趣味』

(続く)

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