こちら週刊エキサイトです-第3話 2790文字 バロン椿

こちら週刊エキサイトです-第3話

インターネット時代、もはや紙媒体は消えゆく運命か?
低調な売上に悩む「週刊エキサイト」は花形のWeb事業部次長の佐々木を編集長に迎えたが、やる気を失った古参記者たちにお手上げ。
そこに、やり手の樋口恵理子局長が「見てらっしゃい!」と乗り込み、実録「あなたの知らない熟女の性」路線を打ち出し、売上は急上昇。
しかし、思わぬ出来事が……

作家名:バロン椿
文字数:約2790文字(第3話)
管理番号:k108

負けたくないのよ!

局長が消えてくれたのはラッキーだったが、洋子さんが作った艶めかしい空気に、誰も席を立つに立てない。
もやもやした早川記者は、「洋子さん、酔いつぶれている場合かよ。こんな中途半端じゃ帰れねえだろうよ」と体を揺さ振るが、いくら揺す振っても、酔いつぶれているから起きはしない。

そこに、「早川ちゃん、そんなことだから局長にバカにされるのよ」と、洋子さんの相棒、熟女の鶴田さんが絡み出した。
「何だよ、あんたまで苛めなくていいじゃないか」
「ふん、『中途半端じゃ帰れない』だって、ふざけないでよ」

普段は物静かな彼女だが、やはり今夜の酒が悪いのか、「早川ちゃん、したいんでしょう、黒木さん」とトンでもないことを言い出した。
「な、何を言っているんですか!」と早川記者は気色ばんだが、「知ってんのよ、黒木ちゃんが好きだってことは。だから、『中途半端じゃ帰れない』よね」と、早川記者は「バ、バカな……」と言葉に詰まるが、「『黒木さんって、女優さんと同じ名前なんですね。どおりで美しいと思いました』だって。笑わせるわよね」とくれば、ぐーの音も出ない。

テディプレイスーツ一覧01

誰も来ないと思って、給湯室で言ったことだが、給湯室は「女の情報源」、記者として甘かった。
「そ、それは……」と早川記者は狼狽えるが、鶴田さんの矛先は「全く、いい迷惑よ」と被害者面している黒木さんに向かう。

「黒木さんって、その唇、フェラチオが得意なんでしょう」
「や、やめて下さい……」
黒木さんはグラスを落としそうになったが、「ははは、図星なのね」と鶴田さんは大きな声で笑う。そこに、「いいじゃないの、処女じゃないんだから。今晩、早川ちゃんの夢を叶えて上げなさいよ」と、寝ていた筈の洋子さんが加わり、熟女二人がとぐろを巻いている。

どう始末をつけるか……
「これ以上はヤバいですよ」と、中堅の吉野記者が最年長の吉田記者の肘を突いたが、白けていた筈の吉田記者は「ほほぉー、早川君が羨ましい」と無責任なことを言い出した。

これには、洋子さんと同期ながら、〝良識あるお局さん〟の松野さんが「吉田さんまで何を言っているんですか!」と怒り出し、場は鎮まりかけたが、こんなことで終わってしまえば、「やっぱり、あなたたちはその程度。ダメね」と樋口局長に笑われるに違いない。

「よし!」とコップの日本酒を飲み干した鶴田さんが「負けたくないのよ、あの局長に。みんな、そうでしょう!」と焚き付けると、「そうよ!」、「おっしゃるとおり!」と再び火は燃え上がってしまった。
こうなったら止まらない。勢いに任せ、「吉野ちゃん、相手してよ」と鶴田さんが行動に出た。

相継ぐ仰天行動に、松野さんは「つ、鶴田さん……」と絶句したが、その松野さんに対し「お願いします。僕の相手になって下さい!」と、何と22歳の伊藤記者が手を上げた。その衝動的な行動に、場は一瞬凍りつき、北村記者が「バカ!伊藤、それはまずいぞ。謝れ」と窘めようとした。だが、「若さの特権よ。伊藤ちゃん、よく言ったわね。松野さん、相手して上げなさいよ」と鶴田さんが、さらにバツイチ加藤さんも、「童貞かもよ」と囃し立て、「わ、私は……」と慌てる松野さんを伊藤記者に押し付けてしまった。

勢いとは恐ろしいもの。たった今、「伊藤、謝れ」なんて良識派の素振りを見せた北村記者が節操も無く「お願いします!」と、若妻の安井さんに土下座すれば、最年長の吉田記者はポケットから怪しげな錠剤を取り出し、それをゴクンと飲み込み、「加藤さん、三回は出来るぜ」と売り込んでいた。

こうして、組み合わせが決まれば、もうこんな場所に用はない。
鶴田さんの「いいわね、体験記は明日の朝一番です。樋口局長に叩きつけること、分かった?」の激に、全員が「了解!」と答え、さっそく今夜の宿に散って行った。

しかし、洋子さんは?元々、男性5名に対し、女性は6名。1人溢れてしまう計算。それに一旦起き上がったとは言え、今は大広間の座布団の上にマグロのように横たわっている。「酔った洋子さんには逆らうな」と言われている通り、編集部員にとっては「触らぬ洋子さんに祟りなし」である。
相棒の鶴田さんも、「いいのよ。寝かせとけば、ゆっくり」と、洋子さんを一人残し、吉野記者の手を取ると、いずこかに消えてしまった。

どうにかしてよ

一方、負け犬のように割烹旅館「若松」から逃げ出した樋口局長は、やはり佐々木編集長のマンションにいた。
「おい、どうしたんだよ、そんなに怖い顔をして」
「うるさいわね」
社内で“恵理子様”と恐れられる樋口局長もこの部屋に来た時だけは「可愛い女」に戻れる。

「どうせ、怒鳴りまくってきたんだろう、あいつら相手に」と佐々木編集長に抱き締められると、「もう嫌よ、あんな人たちは」と泣き声になった。
樋口局長とて、あの洋子さんの喘ぎ節には頭も股間も搖さ振られていた。
だから、「どうにかしてよ!」と佐々木編集長の首にすがりつくと、その勢いのまま彼をソファーに押し倒していた。

「恵理子、恵理子、どうしたんだ?」
佐々木編集長は事情が分からず、戸惑いはしたが、局長・編集長会議で泣かされた分、ここでは泣かせてやろうと思っていたから、さっそくスカートの中に手を入れ、ストッキングと一緒にパンティも引き下ろし、股間に顔を埋めた。

「あっ、いや、シャワーも浴びてないのに……」
樋口局長は体を捩って逃れようとするが、今さっき「どうにかしてよ!」と言ったのは誰だ?
オシッコや色んな臭いを知られ、恥ずかしいだろうが、開けてしまったものは舐めなくてはいけない男の生理を理解して、我慢してもらわなくちゃいけない。

舌は割れ目を下から上に向かい、クリトリスをペロリ。「あっ……」と声が出た局長の反応を確かめ、ペロリ、ペロリ。戻って下から上に、何度も繰り返し、濡れて割れ目が開いたところで、中に舌を挿し込む。

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もはや局長ではない、ただの女。「はっ、あぅぅ、はっ、あぅぅ……」と指を噛んで大きな声が出るのを我慢していたが、子宮の奥底からこみ上げてくる震え、もはや抑えきれなくなった。

「はっ、はぁぁ……あなた……あっ!ああ…うぅぅ……」と叫び、ついには「ダメ、もうダメよ。我慢できない。ねえ、あなた、お願い、オチンチン入れて……」とせがんできたが、せっかちな佐々木編集長は待ってましたとばかりにペニスを熱く潤んだ秘肉にぬるっと挿入した。

「あぅぅ……」と体が反り返る局長、その腰を掴んで体を打ち込む佐々木編集長、パンパンという音がリビングに響き、「あっ、あ、あ、あなた……い、いぃぃぃ……」と切ない声が段々大きくなってきた。

そして、「ああ、あなた、いいっ、逝きそう、いいわぁ、あなたぁ…逝く、逝く……」と局長が言えば、編集長は「恵理子、いいよ、お、俺も、い、い、逝くよ……」と腰を強く突き出し、二人は同時に頂点に登り詰めて行った。

(続く)

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