我愛你-第5話 3250文字 バロン椿

我愛你-第5話

39歳の主婦、高木弥生は4つ年上の夫、壮一、一人息子で中学一年の智之と小田急線新百合ヶ丘の一戸建てにつつましく暮らしていた。
だが、大学の先輩、大手商社に勤める寺田麗子の昇進祝いの会で、中国からの研修生、27歳の王浩と出会ってから、人生がガラッと変わってしまった。
王は優しく、かつての夫のようにグイグイと引っ張ってくれる。そんな王と男女の関係になった弥生は彼とは離れられなくなっていた。
編集注※「我愛你」は中国語で (あなたを愛しています)の意味

作家名:バロン椿
文字数:約3250文字(第5話)
管理番号:k098

2019年8月末、暑い土曜日

それから金曜日までの4日間、弥生は気が気でなかった。夫と最後にセックスをしたのは、王と初めてデートをした、あの6月中旬の前の晩のこと。それから3ケ月もしていない。もし、求められたら、どうしよう?出来れば、このまま、きれいな体で王を受け入れたい。

だが、その心配は杞憂に終わった。夫はただでさえセックスに淡白な上、携わるプロジェクトの締め切りの9月が1ケ月後に迫り、今が一番忙しい。だから、連日、帰宅は午後10時過ぎ。口から出るのは「疲れた……」ばかり。お風呂から上がると、「先に休むから」だった。
こうして迎えた土曜日。「じゃあ、行ってくる」と、夫は休日返上で出勤し、息子も「ママ、行ってくるね」と、昼前にはサッカースクールに飛び出していった。

さあ、いよいよ……鏡の前に座ると、そこに王の顔が映り、「ミィシォン」と呼ぶ声さえ聞こえてくるように感じる。既に心の中は王のことで一杯。顔が火照っているけど、少しでもきれいに見せたいから、しっかりお化粧して、ちょっとキャリアウーマンみたいなノースリーブの白ニットに緑のレースタイトスカートに着替えると、ローズのピンヒールを履いて出掛けたが、新百合ヶ丘駅で、「こんにちは」と、息子の同級生の母親に会ってしまった。
まずいわ。この人、お喋りだから……

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調布に住む寺田麗子のマンションで女子会と言ったから、夫は「狛江からバスか」と。しかし、その近くにラブホテルがあるか、そんなことは知らない。知っているのは王と宮前区の県立東高根森林公園や麻生区の王禅寺ふるさと公園など出掛けた時に見かけた東名川崎インター付近のモーテルだけ。そのためには狛江なんかに行かず、鶴川駅で待ち合わせるのに、このまま話し込み、同じ電車に乗ったら、夫と会った時「先日、奥様と鶴川まで一緒でした」なんて言われることもある……

頭の中で色々と考えを巡らし、「あ、いけない忘れ物……ごめんなさい」と弥生は一旦戻る振りをして、彼女を振り切り、上り、下りとも1本づつ見送った後、改めて、各駅停車で鶴川へ。

そして、午後3時前、王の車がロータリーに入ってくると、弥生は助手席に滑り込み、二人は迷わず東名川崎インターに向かう。
王もいつものTシャツにジーンズではなく、薄いピンクのチェック柄の半袖のボタンダウンのワイシャツに濃紺のスラックスとおしゃれしている。

「ワンさん、素敵ね」、「謝謝(ありがとう)。ミィシォン、你非常漂亮(あなたはとても美しい)」と互いを褒め合うが、それが済むと、喋ることがなくなる。そして、東名川崎インターが近づいてくると、「この先500m」なんて看板に続き、「休憩5000円、ご宿泊10000円」等と書かれたものが見えてきた。弥生は緊張し、ハンドルを握る王も前を見たまま、何も言わない。

早く、どこでもいいから……弥生が下を向いた時、「這里(ここだ)」と王はハンドルを左に切った。緊張しているから、日本語にならず、中国語が出てくる。目の前にはコテージ風の建物が並び、車が「空」とランプのついたガレージに入ると、自動的にシャッターが降りてきた。

初めてのセックス

弥生はこんな場所に入ったのは初めて。緊張して体が強張り、車を降りると、王の胸に飛び込んでいた。
それから、王がモスグリーンの鉄製のドアを開けると、木製の引き戸が。寄り添ったまま靴を脱いで、戸を左に引くと、シックなワインレッドの絨毯を敷き詰めた別世界があった。

右側のドアのトイレ、左側には洗面所が。その奥には浴室か……そして、目の前には豪華なソファーの応接セットが置かれ、その奥にはキングサイズのダブルベッド、白いカバーの大きな枕が仲良く並んでいる。

弥生は部屋に入ったものの、その雰囲気に気圧され、「今なら戻れる」と理性が顔を出してきたが、「ミィシォン」と王に抱き寄せられると、息子のことも、夫のことも、そんなものは一瞬にして消えてしまい、「わー」と叫んで、手にしていたバッグを離すと、その手を彼の首に絡め、ぶら下がるようにしながら唇を求め、チュッ、チュッ、チュッパッ、チュッパッ……吸い続けた。

同年代の日本の若い男性がどうだか知らないが、王はこういうことに慣れていないらしく、唇を合わせただけで、上手くはない。しかし、若いだけに、一旦、弥生を抱き締めると、武骨ながら、絶対に離さないとでも言いたげに吸い付き、逆に「ワ、ワンさん……」と苦しくなった弥生が唇を離しても、それを許さず、「ミィシォン」と直ぐに唇を合わせる。

ワンさん……背骨が折れ曲がりそうなくらいにギュッと抱き締められた弥生は全身から力が抜け、王に抱き上げられ、ベッドに運ばれると、もう彼がするがまま。白いニットの裾を掴んで捲られると、自ら体を起こして首から抜き取るのに協力し、グリーンのタイトスカートを引き下ろそうとすれば、腰を浮かしていた。だが、処女で結婚したくらいだから、夫以外には体を見られたことがなかったので、だんだん恥ずかしくなり、ブラジャーが外れ、大きなおっぱいがポロンとこぼれると、もう目を開けていられなかった。そして、パンティを引き下ろされた時、「いやぁー」と両手でそこを隠してしまった。

だが、裸になった王が「ミィシォン」と囁きながら肌を合わせてくると、恥ずかしさよりも愛おしさが上回り、もう前後の見境がつかなくなる。
「ワンさん……」と彼に抱きつき、チュッ、チュッ、チュッ……再び唇を合わせると、王はおっぱいに触れてくるが、弥生はそこがとても敏感。「ああ……」と甘い吐息が漏れ出し、鷲掴みのように揉まれるだけでも乳首は堅く尖っているのに、揉まれて、しゃぶられたら……、「あ、あ、ワンさん……」と声がかすれ、繰り返されると、「あ、あ、あああ……」と喘ぎが始まった。そして、体を押し下げた王が股間に顔を埋めて、小陰唇に舌が触れると、「あ、ダメ、ダメ、あ、あ、あああああ……」とそれは一段と大きくなる。

それは、夫の時と同じだが夫は自分本位でやめてしまう。だが、王は弥生を悦ばせるためだから、小陰唇をしゃぶったり、膣の中を舐めたり、掻き回したり、とにかく休みなく続ける。だから、「あっ、あっ、あ、あ、いや、いや……いっ、逝っちゃう……」と弥生は首を振って身悶え、シーツはぐっしょり濡れていた。

最後にクリトリスに触れ、しゃぶられた時には、「あ、あ、あ、だ、ダメ、ダメだったら……」と弥生は身を捩って一度は振り切ったが、グッと引き戻され、再びしゃぶられると、頭が真っ白。ベッドをきしませ、「い、逝っちゃう、いっから……」と喉仏が見える程に体が反り返っていた。

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「………」と王は何か言ったが、そんなものは耳に入らない。
「あっ」と気が付いた時には、太腿を抱えた王がコンドームを付けずに、亀頭の先を膣口に宛がっていた。「ま、待って……」と弥生は腕を突っ張ったものの、上に乗ってくるから止められない。

3ケ月振り。たっぷり濡れてはいるが、夫のよりも太くて硬いものが、一気に入ってくるから、きつくて、弥生は「あ、あ、あぅぅ……」と、喉の奥から絞るような声が出てしまった。しかし、入ってしまうと、きついだけに何もしなくても刺激がある。それが、腰を使ったら、膣とペニスが擦れ合って、悦びは倍加する。たちまち、「あ、あ、あ、いや、いや、あ、あ、ああああ……」と弥生が喘ぎ、口が開く。「はあ、はあ、はあ……」と王も息を荒げながらも、腰を振る。

頭がおかしくなるような快感。弥生は眉根を寄せ、ただただ、「ああっ、あっ、あっ、あっ、うっ、うっ、うっ、ああっ、あああっ……」と大きな声を上げて身を捩るが、同時に膣も拡張と収縮を繰り返し、締め付け奥へ奥へと蠕動して射精を促すから、「う、う、うぅぅぅ……」と王も危なくなってきた。

間もなく、「あ、あ、ミ、ミィシォン……」と体を強張らせ、弥生の腰を引き寄せると、膣の中でペニスが膨らみ、「うっ!」と息を吐いた瞬間、亀頭の先から大量の精子が飛び出した。

(続く)

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