新妻の君と-第3話 3120文字 ステファニー

新妻の君と-第3話

夫婦となった井崎と美香の性生活を描く。

作家名:ステファニー
文字数:約3120文字(第3話)
管理番号:k091

「そっ、そうだね」
ケラケラと笑う美香に連られて、井崎も自我を崩壊させた。羽織りから透ける白肌と柔らかい女体が井崎をそそる。
二人はベッドになだれ込んだ。すぐさま井崎は美香の唇を塞いだ。歯を浮かせ、美香は井崎を受け入れる。互いの舌が触れ合った。
井崎の力に美香は負けない。押されたら押し返し、積極的に応戦してくる。

羽織りがハラリとはだけた。紫の生地から白とピンクのさくらんぼが露わになる。
「アアン」
乳房を一揉みされた美香は官能の吐息を上げる。みるみるうちに桜の蕾が固く、屹立していった。片膝は立ち、草原に覆われた岬が全開になる。
井崎は右手を下げ、叢を掻き分け、小さな種をつついた。美香のクリトリスは小さい。だが、白く美しい。そして感度が高い。つつけばすぐに第二の涙が溢れ出す。

それだけではない。美香のGスポットは尿孔だ。触れると身を悶えて恍惚とする。
「ハァ………」
クリトリスを人差し指で、尿孔を中指で、井崎は美香を同時に責めると、美香はひと息漏らした。下にしている井崎の手首にヌルヌルとした液体が絡みつく。

セクシーコスプレ03

「ああっ…、……もうっ、…ダ……メ!…これ……以上、待て…な……い。いっ…、挿れて!」
羽織りの裾にある秘部が開帳された。
ズブッ、ズズズッ……
いとも簡単に井崎のナニは美香の奥部へと入り込む。美香は早くも喘ぎ出す。
「…あっ、ああっ……、…いっ、いいっ……」

美香の膣は非常に感じやすい。突く箇所がそこかしこと指定のある女性も多いが、美香はどこを突いても悦ぶ。美香曰く、奥には奥の、浅めには浅めの、良さがあり、どこを突かれても違った心地良さを得られるのだという。前後左右上下、どれもが美味しいと思えるなんて、私は贅沢よね、と言っている。この体質故に、井崎自身が良いと感じるポイントを攻め続けても、美香も同じように感じてくれる。だから、身体の相性が合うのだろう。

「みっ、…美香……さん、…いや…、みのり……かな?………きっ、…今日…は………一段と…気持ちい…いよ……」
胸をはだけさせて波打つ羽織りに身を捩らせる美香。ポニーテールとリボンもともに妖しく揺れる。
みのりも脱げばこんなに凄いのか?
いや、そんなはずはない。みのりは肌を晒すことなどありえない。

少年の心を持った藤林が産み出したキャラなのだから。
あるいは自主規制コードに抵触してしまうから。
「きっ、今日は…この……辺で…おしまいに…して……おこ…うよ………」
井崎は美香の中からイチモツを抜いた。美香は不満そうにプッと頬を膨らませた。

「あーん、物足りないよー。でも、おつかれだろうから、勘弁したげる。そんかし、週末はよろしくねぇ」
「もちろんだよ。二人の大仕事だもんね。頑張ろう」
美香の艶やかな黒髪を井崎は撫で、宥めた。服を脱ぐのもためらっていた数ヶ月前の美香ではないと、井崎は改めて思った。

その週末、二人はマイカーで箱根へと向かった。
結婚後、二人は方々の温泉街に出かけたが、箱根は初めてだ。さらに意外なことに、美香は箱根を訪れた経験がないという。千葉方面からだと行きにくいためなのだろうか。数十回と箱根歴のある井崎には不思議だった。

道中の車内で、美香は米軍ラジオを聴いていた。ここは基地が近いからよく入っていいよね、と話していた。週末恒例のカウントダウン番組が流れていたが、井崎には曲もMCもさっぱりわからない。時折、美香は通訳を入れてくれたが、それでもジョークの沸点はちっとも理解できなかった。

昼食を取ってから少しばかり観光をし、夕方、芦ノ湖湖畔に佇む、和風老舗旅館に到着した。井崎が子どもの頃から御用達にしている宿だ。見知った顔の仲居もいる。結婚後、初ということもあり、若干気恥しいものはあるが、湯の質と料理を考えるとここしかなかった。
部屋は内風呂もついているスイートルームだ。芦ノ湖を一望できる景色が自慢の、旅館きっての最上級ルームを予約した。

「これってサービスで食べていいの?」
美香は応接セットの机に飾られた和菓子を見て言った。
「そうだよ」
「じゃあ、遠慮なくいただきます」

美香は嬉しそうに温泉まんじゅうを頬張った。この旅館がウェルカムデザートとして出しているまんじゅうは、箱根一の品質を誇る老舗の和菓子屋のものだ。
「うん、美味しい。これ、本当に無料なの?」
「そうだよ。宿からのおもてなし。気に入ったなら売店で買って帰りなよ。お義母さんにお土産としてあげたら」

「そうだね。そうする」
美香はまんじゅうの包みを見て、商品名の確認をした。
「ねぇ、美香さん、訊いていい?」
「何?」
顔を少し傾けて美香は井崎を見た。

「美香さんはあんまり家族旅行とかしなかった家庭?」
「うーん、そうかもね。小5の時、那須高原に行ったのが、家族全員ってのは最後かも。その後は、受験があったり、弟が生まれたりで、それどころじゃなかったかな。でも最近は母と二人でアジアはいろいろ行ったよ」
「大学時代もサークルとかで旅行は行かなかった?」

「女子大だからサークルは活発じゃなかったからね。私は入ってなかったんだ」
なるほど、美香は家族とも友人とも旅行はあまりしなかったのだろう。わずかに出かけたのも、行き先は海の外であったようだ。美香が年甲斐もなく行く先々ではしゃぐわけに井崎は合点がいった。

テディプレイスーツ一覧01

「美香さんはいつも旅館で和菓子が無料なことに驚くけど、それはなんで?」
「だって、海外でそんなサービス受けたことないもん。もちろん、プライベートで行った高級ホテルは別だったけどさ」
「仕事の時はどんなだったの?」

「もうっ、ほんっとに安宿。何10泊もするからそうじゃなきゃやってけなかった。めっちゃ狭くて、スーツケースすら開くのやっと、なんて所。浴槽もないし、お湯出すのも一苦労。壁は薄くて隣のつけてるテレビから音はダダ漏れ。当然、歓迎のお菓子なんかないし、あっても有料。しかもお茶ですら」
「すごいな、想像もできないよ。美香さんは逞しいな」

「まあ、国際部あるあるだよ」
「そんな所じゃ、日本語も通じないよね?」
「もちろん。普通、日本人なんか使わないような所だからね」
「気になってたんだけど、美香さんは英字新聞に出てくる単語はほとんど知ってるの?なんかスラスラ読んでる感じがしたんだけど」

「全部ってわけじゃないけどだいたいは知ってるかな。新聞レベルなら市販の単語帳に載ってる語がほとんどだし。でも見たことないのもポツポツあるよ」
「そっか、すごいな」
井崎は無性に喉が乾き、仲居がいれたとっくに冷めたお茶をすすった。

「通訳の学校はどう?順調?」
「そうでもないよ。最近は帰国子女とかハーフが多いからハードル高いんだ。私なんか通用するか微妙な感じ」
これは意外だった。井崎は美香が通訳として活躍するのも時間の問題なのかと勝手に思い込んでいたのだ。
「そっか、大変だね」

「まぁ、雄英社にいた頃も忙しくて大変だったからね。国際部は変わりないかな?説田君はうまく慣れたか心配だよ」
「雪本から聞いた話だと、とりあえず説田はちゃんと引き継いでやってるって」
「そっか、良かった。仕事増やしちゃって悪いな」
説田は文学や演劇、映画を担当していた。

「なんとか適当にやってるみたい。ただ、美香さんの領域だったサブカルについては、国際部の担当は外れたらしい」
「えっ?じゃあ、どうしてるの?」
「最近は欧米よりアジアの方がサブカルの需要は多いから、国際部が担当しなくても対応可能になったって。だからそれぞれの部署が必要なら自分たちで情報を手に入れる感じ」

サブカルの情報はファッション誌ぐらいしか需要がなかったのもある、と言いかけ、井崎は止めた。
「そうなんだ。変わるね」
美香は少し寂しそうに窓の外に視線を馳せた。

(続く)

※本サイト内の全てのページの画像および文章の無断複製・無断転載・無断引用などは固くお断りします。
リンクは基本的に自由にしていただいて結構です。

▼セクシーランジェリー通販サイト
インナージュエリー
ベビードール
セクシーショーツ
セクシーブラ&ショーツ
セクシーコスプレ
メンズパンツ
セクシーテディ
網タイツ・ストッキング
ボディストッキング
ガーターベルト
無料で読める官能小説一覧

コメントの入力は終了しました。