奥様の火遊び-最終話 3040文字 ステファニー

奥様の火遊び-第5話

欲求不満の主婦が一晩の火遊びを体験!

作家名:ステファニー
文字数:約3040文字(第5話)
管理番号:k136

子宮の淵を突かれる度、茉莉子は大きく叫んだ。
こんなに絶頂を極めるのはいつぶりだろうか。
自慢ではないが、茉莉子はそれなりに経験豊富である。テクニシャンと言える男に抱かれ、喘ぎに喘いだこともあれば、怪しげなプレイを愉しんだことだってある。

だからこそ、夫のような床下手は言うまでもなく、平凡な通り一辺倒の性交ですら、満足できない。余程の快楽を与えてもらえない限り、良かった、とは口にしないし、リピートしない。
だが、目の前にいるこの男は、すべてを超越している。テクニックは持ち合わせているのだろうが、それだけでは説明できない何かがある。
詰まるところ、それは自分との身体の相性なのだ、と気がついた。

互いの性器が擦れ合う度に、茉莉子の間欠泉は吹き出す。その際、思わず叫び声が漏れ出てしまう。意識もナツメの上下に合わせ、遠のいてしまう。
嗚呼。
ナツメ、ナツメ、ナツメ… もっと、もっと、来て。
奥へ、私の真髄へ。

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たまらず茉莉子は両脚をナツメの背に回し、ロックオンした。より一層、近くに振動を感じ、全身を突き抜ける快感が茉莉子にもたらされる。
いい。
いい、実にいい。
「まっ、茉莉子…さん…、とっ、とても…、気持ち、……いっ、いい…ですっ…」

息を切らしながら、ナツメは囁いた。その息遣いで茉莉子は背中がゾクゾクしてしまった。
「わっ、私も…よ…」
茉莉子は膣を閉じ、ナツメをぎゅっと握り締めた。ナツメはああっ、と呻いた。
「もっ、もう…すぐ…、いっ…、イキそう…です…」
きつく締められながらもナツメは動きを止めず、茉莉子を悦ばせることを忘れない。そんなナツメを茉莉子は愛おしくなった。

「いっ、いい…わよ…。思い切り、……どう…ぞ…」
ナツメの腰の揺れがより激しくなった。茉莉子はしっかりとそれを受け止めた。
ドス、ドス、とナツメは茉莉子の女窟を突く。大波が溜まり切った茉莉子の洞窟は、とめどなく放水する。
ナツメのアソコの熱が茉莉子は心地いい。
ああっ、どうか終わらないで。

長く、長く、私の中にいて。
一秒でもいいから、長く…。
パンっと、自分の下腹部が盛り上がるのを茉莉子は感じた。ナツメの腰の動きが止まった。二人の荒い呼吸が船室に響く。
茉莉子さん、と言ってナツメは茉莉子の手の平を撫でた。茉莉子はナツメの手を包んだ。愛おしみながら…。

「…というわけだったのよ」
恵比寿の理紗が経営するドッグドレスメイキング教室にて、茉莉子はナツメとのアバンチュールの一部始終を語った。
「あんたさ、この時間が貸し切りだと思って赤裸々に話してるけど、外で口にしていい内容じゃないのはわかってるよね?」
呆れたように眉を顰め、理紗は声を少し荒らげた。
「堅いこと言わないでよ。親友なんだし、今はここの顧客でもあるわけだし、何より他に誰もいないんだから大丈夫よ」

「あんた、人の店を何だと思ってるの?ここは私の職場なのよ。突然、取り引き先が入ってくる可能性だってあるんだからね」
「その時はさすがに止めるわよ。安心して」
お願い、というように茉莉子は胸の前で合掌した。それを見て理紗はふぅっとため息をついた。
「でね、私、本気になっちゃったかも、なの」
「何に?」

「もちろん、ナツメ君に、よ」
はあ、と理紗は驚いた。
「あんた、何馬鹿なこと言ってんの?ナツメ君は法科大学院生でしょ。お金に困って、あくまで仕事としてあんたを抱いたにすぎないのよ。しかも年下でしょ。私生活について何にも知らないじゃない。彼女だっているかもしれないわよ」

「そうかしら。私はこの出会いは運命的だって確信してる。だってひとときの逢瀬であそこまで相性の良かったことなんてないもの」
「向こうは仕事なのよ。誰もが悦べるような技術を持ち合わせてるだけじゃないの」
「最初はそう思った。でもね、帰り際に彼、こう言ったの。茉莉子さん、すごく良かったです、是非またお会いしたいです、ってね。彼も私とのセックス、気持ち良かったってことよ」

理紗は額に手をやった。
「あんた、それも営業のひとつだとなんで思わないわけ?疑うことを覚えないと、痛い目見るわよ」
「ひどーい、理紗。冷たーい」
茉莉子は口を尖らせた。
「あんたのためを思って言ってるのよ。だいたいあんたは人妻でしょ。子どもだっているのよ。そんな女に若くて将来のあるナツメ君が見向きするとでも思ってるの?それと、これは立派な不倫よ。これ以上関係を続けてご主人にバレたらどうするの?それこそ破滅するわよ」

パチン、と音を立てて理紗は裁断した。冬用のコートを作るための厚手の生地を切ったのだ。
「もうっ、このプランを薦めたのは理紗だったくせにぃ」
「薦めてなんかないわよ。あんたがダンナの悪口しこたま言い続けてばっかりだから、発散のアドバイスとして提案したにすぎないでしょ。それに最初に言ったと思うけど、これは自己責任よ。なんだかんだ言っても、行動に移した自分自身に全責任があるの。人のせいにしないでちょうだい」

「厳しーい、理紗」
「あんたが甘いのよ。悪いことは言わない。ナツメ君の件はいい思い出だったに留めておくべきよ。それにナツメ君に会うのは無料じゃないのよ。それはわかってるの?」
「そうそう。そこなのよね」
ミネラルウォーターが入ったペットボトルの水をひと口飲んで、茉莉子は言った。

「だからさ、折り入って頼みがあるのよ、あんたに」
「頼みって何?」
「お願い、私を雇って」
机に手をついて頭を下げ、茉莉子は頼み込んだ。
「嫌よ、あんたみたいな非常識で社会経験もない女。他を当たってちょうだい」

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「そこをなんとかお願いしますわ」
「この会社は人を雇う余裕なんかないの」
「お父様にお願いしてよ。友達が困ってるからって」
「無理。この会社への出資が最後のお前への投資だって言われてんの。こっちだって命懸けなのよ」
「世知辛ーい」

「当たり前でしょ。私たちだってすでにいい大人だもの。いつまでも親の脛をかじってるわけにはいかないでしょ」
つまらなそうに茉莉子は頬を膨らませた。
「じゃあいいもん。パパ活でもしてやるからっ」
理紗はため息をついた。
「子持ち人妻を買うおじ様がいるわけないでしょ」

「年齢誤魔化して、未婚ってことにするもんっ。自慢じゃないけど、妊娠中はケア怠らなかったおかげで妊娠線ないのよ、私」
「そういう問題じゃないでしょ。そんなことしてバレたら、あんた路頭に迷いかねないのよ」
「えーっ、じゃあどうやって金策すればいいわけ?」
茉莉子の目を見て理紗は言った。
「ちゃんとした仕事を見つけて、お金作るしかないでしょ」

「それができれば苦労しないわよ。だって私、社会経験ゼロよ。今更、真っ当な求人募集にチャレンジできないでしょ」
「じゃあ、それこそあんたのお父さんを頼ってみたらどうなの」
おおっ、と茉莉子は驚いた顔をした。
「そうね。そんな手があったわね。早速、パパに訊いてみようかな。理紗、ありがと」

「言っとくけど、私はあんたとナツメ君の関係は応援してないからね。むしろ手を切るべきだと思ってる。だから何かあっても絶対、助けないからね」
「わかってるって」
父親に電話するためにスマホを耳に当てながら、茉莉子は理紗にウィンクした。理紗はそれを見て再びため息をついた。
「探してみるってパパ言ってくれた」

通話を終えた茉莉子は嬉しそうに笑顔を見せた。
「そう、良かったわね」
「うん。頑張るね、私」
匙を投げたように薄ら笑いを浮かべた理紗をよそに、茉莉子は意気込んだ。
奥様の火遊びは、まだまだ始まったばかりなのかもしれない。

(終わり)

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