新妻の君と-第1話 3030文字 ステファニー

新妻の君と-第1話

夫婦となった井崎と美香の性生活を描く。

作家名:ステファニー
文字数:約3030文字(第1話)
管理番号:k091

ドアを開けると、食欲をそそる香りが井崎の鼻孔をついた。本日の夕食はビーフシチューのようだ。
「おかえり」
部屋の奥から美香の声が響いた。井崎は外套を脱ぎ、ラックにかけ、手洗いを済ますと、居間へ入った。
食卓にはビーフシチューとサラダ、それにバケットが並べられている。井崎は席に着き、早速、銀食器を口に運ぶ。

結婚して10ヶ月近くが経った。井崎がプロポーズしたその週末、互いの両親に挨拶を済ませ、入籍した。そして先月、挙式をし、バリ島へ新婚旅行に出掛けた。
美香は年度末の更新をせずに雄英社を退職した。担当していた業務は、昨春入社した新人の説田が引き継いだ。仕事を辞めた美香は、テレビ局附属の語学学校に通い始め、同時通訳を目指して勉強中だ。

井崎は新居として横浜駅前に新築されたタワーマンションを購入した。夫婦二人で住むには少し広いが、後々のことを見据えて思い切った。井崎が藤林の担当を離れ、副編集長に就任したことも後押しした。

住み慣れた街を初めて離れた美香は、当初寂しがっていたが、休日ごとに井崎が市内へと連れ出し、やっと気にいってくれたようだ。特に、井崎が行きつけにしている中華街の店が美香の口に大変合ったようで、平日に美香の母親が遊びに来た折にも連れて行ったそうだ。

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一緒になってみて美香がかなり優秀な女性だと井崎は改めて感じた。密着取材を通して仕事ぶりは知っていたし、その時も出来る女だとは思ったが、ここまでとは想像もしていなかった。井崎が思うに、美香はそんじょそこらのOLとは次元が全く違う。

バリ島でも英語力を存分に見せつけられたが、美香の能力はそれだけではない。井崎が仕事用に買い揃えた漫画を読んでいるのだが、そのペースが速い。約1000冊をひと月もせずに読破している。読書のために他を疎かにしている気配もない。しかも井崎は美香が読んでいる姿を一度も目にしていない。さらにただ読んでいるだけではない。

作品の内容を、時にはセリフでさえ、一回読んだだけで覚えているのだ。また分析も鋭い。作品の世界観を深く読み取り、編集者の井崎でさえ気づかなかった作者の意図をよく汲み取っている。そして美香は世界各国の歴史や文化、宗教及び風習といった教養にも精通しており、作品中の細かな描写の補足や訂正をする場合さえある。狭き門である国際部になぜ美香が採用されたのかが身に染みてわかった。

結婚式で井崎にとっては招きたくない客だった山川陽子が帰り際に吐き捨てた言葉を忘れられない。
「会社の財産を奪ったんだから、重宝しなさいよ。泣かせたら罰が当たるわよ」
雪本によれば、国際部にとって美香は初の女性部員であり、かつ歴代部員中最高の英語力保持者だそうだ。大学での専攻は中東情勢であり、雄英社での当初の希望は国際特派員であったらしい。残念ながらそのポジションはベテラン社員が担当していたため、美香は文化担当に落ち着いたのだ。

仕事にも熱心で、非の打ち所がない部員だったが、その一方で周囲は扱いに戸惑っていた。社内の幹部は美香を是非管理職に、と期待を寄せていたようで、これが他の男性部員からブーイングとなった。元々、特に夏場は、たった一人の女性部員に対し、目のやり場に困っていたという。しかも当の本人は、まったく周りの目など気にせず、マイペースだ。肩や首筋が露出した服やスカート履きで素足にサンダルで出勤してくる。女性に慣れていない部員たちの中で、美香は鼻つまみ者となってしまった。

国際部には必ず一人だけ社員が室長として管理に当たる。三年前より井崎の友人、雪本が配属されている。雪本は美香の能力については申し分ないと認めてはいるものの、存在感についてはやはり懸念を示していた。扱いについて悩んでいたところ、あの湘南での会合があり、それ以降は是非とも井崎に、と持ち掛けてきた。

美香の美しさに心奪われた井崎は、とにかく早く手に入れたい一心で動き、雪本の助太刀もあり、意外とすんなり結婚にはこぎつけた。だが、いざ美香を深く知ってしまうと、やはり本当にこの選択をさせてしまってよかったものかどうか、と複雑な心境にならざるを得なかった。

麻宮一家は真面目だ。美香の父親は千葉県庁に、母親は県内の市役所で非常勤職員をしている。二人とも穏やかで品がある。だが、話しているとどこか感覚がズレていると感じることがある。それは美香にも言えることだ。

また美香のひと回り離れた弟が優秀なのにも驚いた。都内男子御三家のひとつである高校を卒業し、今は東京工業大学に通っているということだ。彼は物静かで、蚊の鳴くような声でしか話さない。美香の母親によれば、美香も小学生の頃はそんな感じであったらしい。

「シチュー、ちゃんとあったまってる?」
美香は入浴が終わったタイミングだったのか、脱衣場から声がした。井崎の帰りは遅いため、いつも夕食は別になってしまう。
「うん、大丈夫だよ」
戸を隔てた先にいる美香に聞こえるよう、井崎は少し声を張った。

「そう、よかった」
そう言いながら扉を開けて出てきた美香を見て、井崎は握っていたスプーンを落としてしまった。
美香が素肌にエプロンだけをつけて、つっ立っていたからだ。
「どっ、どうしたの?美香さん…」

「えっ?どうもしないけど」
したり顔の美香は、髪を掻き上げ、戸に左肩をもたれかけている。エプロンは真っ白なメイド風デザインだ。
「どうもしなくないでしょ。その格好はなんなの?」
「ちょっと盛り上げてみようかなと思って」

いたずらっぽく美香は笑う。それに合わせて肩紐から胸元のフリルにかけて盛り上がる箇所が鈍く揺れる。
そうだった。美香は間もなく排卵日だ。
挙式が済んだため、二人は遂に子作りへ踏み切ることにした。この週末は箱根に行き、高級温泉宿でたっぷり楽しむ予定だ。
「そうか。じゃあ、こっちにおいで」

井崎は椅子を後ろに下げ、机との間に空間を作った。
「いいの?まだ食事中でしょ。全部食べるまでぐらいなら待てるよ」
「もうほとんど食べたよ。それより別なものが食べたくなっちゃったんだ」
「別なものって何?」

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美香が井崎に跨りながら訊いた。その太腿は何物にも覆われていない。
「わかってるくせに」
犬が匂いを嗅ぐように井崎は鼻先をエプロンのフリルに這わせた。
「もーぅっ、悪い子でしゅね!ほらっ、どーぞっ」

白いエプロンの肩紐を美香はズラした。桜色をした乳首が現れた。井崎はそこにかぶりついた。
「あらあら、そんなにママのおっぱいが恋しかったんでちゅか?いっぱいお腹空いてたんでしゅかね?」
美香は尚も赤ちゃん言葉を続けていたが、行動は母親ではなく、メスのそれだった。井崎が乳首に舌を立てると、身を捩らせ、アーンと唸っている。
「アソコは大丈夫でちゅか?なんだか硬くなってるように感じましゅが」

素股を前後に揺らしながら、美香は井崎の下半身をせっついた。ズボンの中で既に屹立している井崎のナニは、今にも飛び出さんばかりの勢いだ。
「じゃあ、開けちゃいましょうかね」
ジジジ、と音を立て、美香は井崎のジーンズのジッパーを開帳した。そしてまるでプレゼントの包みを広げる子どものように、井崎のボクサーパンツに手を入れ、抜け穴からイチモツを取り出した。

「まぁ、元気なボクでちゅね。さあ、坊や、おいで」
そう言うと美香は井崎の上に座り直した。
ブチュッ、グチャッ……
「アアァァン………」
当然のように美香は振り上げた井崎の刀に自身の穴をはめ込んだ。快感そうな表情を浮かべている。

(続く)

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