闇の男-第5話 2540文字 バロン椿

闇の男-第5話

日本の夜の世界を支配する男、武藤(むとう)甚一(じんいち)と、それに立ち向かう元社会部記者、「ハイエナ」こと田村編集長らとの戦いを描く、官能サスペンス長編。

作家名:バロン椿
文字数:約2540文字(第5話)
管理番号:k077

ようやくきれいになったペニスは細いが、華奢な体に似合わず、大きく、皮を剥かれた亀頭は瑞々しいピンク色、穢れの無い童貞そのものだった。
「入ろう」
「うん」
二人は一緒に湯に浸かったが、雄介は恥かしさが先だち、悦子の体に触れるどころか、目を逸らしたままだった。
「どうしたの?」
「な、なんでもない……」
「おっぱい、触っていいのよ」
「え、あ、いや」
「ほら、こうして」

見かねた悦子がおっぱいに手をあてがってあげると、遠慮がちながら、揉んできた。
(本当に子供なのね……)
悦子は童貞と経験があったが、16は初めてだった。
これではなかなか前に進まないと思った彼女は、「あん、そう、そうよ……」と悩ましい声を出しながら唇を合わせた。
「あ、あ、う……」と最初こそ、もがいたが、雄介は直ぐに悦子を抱き締めてくる。

バチャ、バチャ……
湯が溢れる中、悦子は雄介の首に腕を回してぶら下がるようにして、唇を貪り、舌を挿し込む。雄介も先程で慣れたから、舌を絡めてくる。
チュッ、チュッ、チュッパッ、チュッパッ……
夢中で吸い合う二人は体をぶつけ合うが、その度に、硬くなっていた雄介のペニスがツンツンと悦子の下腹部を突いてくる。
悦子は唇を離すと、右手を雄介の下腹部に伸ばし、ペニスを掴むと、指先で亀頭を弄ぶ。
「あ、そんな…あ、え、悦子さん……」

セクシーショーツ一覧02

悶え、喘ぐ雄介のペニスはカチカチになっている。
(いいわ。このまま一気に行ってしまうわ……)
悦子は湯船を背にした雄介の下腹部に跨がると、「え、悦子さん……」と不安気に見つめる雄介に妖しく微笑み、腰を浮かせて、亀頭の先を膣口にあてがう。
「あっ、それは」

雄介は驚いたような顔をしたが、構わずに、何度か馴染ませるようになぞらせた後、ゆっくりと腰を下ろして亀頭を膣の中に沈めていった。
その瞬間、「あっ……」と声が出た雄介は顔が変わった。
何が何だか分からないが、亀頭がきつい輪っかを通り抜け、ヌルヌルした管に納まり、ペニス全体が生温かいものに包まれていた。

やったんだ……そんなことを考えたら、急に腰の奥の方がモヤモヤしてきた。
おまけに、悦子が腰を上げたり、下げたりするから、亀頭が擦られ、ひとたまりもない。
「あ、ダメ、ダメだよ」と雄介は悦子にしがみついたが、もうどうしようもない。
精液の塊がペニスの管を一気に駆け登り、亀頭の先をこじ開け、雄介が「あっ!」と呻くと同時に、悦子の膣の中で噴き出した。

次は布団の上で…

風呂から上がった雄介は素肌に浴衣を着せてもらっていた。
「どうしたの、ニヤニヤして?」
「何でもないよ」
無事に童貞を卒業した彼は、それだけで嬉しかった。
だが、悦子の目的はそれに止まらず彼をセックスで狂わすこと。
「さあ、戻るわよ」
「うん」

同じく素肌に浴衣を羽織った悦子は彼の手を引いて寝室に戻ると、そのまま布団に倒れ込んだ。
「これからは私の言うことをちゃんと聞くのよ」
「うん」という返事をするまでもなく、抱き付いてきた雄介に悦子は唇を合わせた。
チュッ、チュッ、チュッ……
何度、唇を合わせてもいい。
雄介は悦子を抱き締めたが、悦子は次なる攻め手を繰り出す。
手を伸ばして紐を解き、浴衣の前を肌蹴けさせると、雄介の唇を離れた舌が胸を這い、腹部、そして股間へと進み、そこに顔を埋めた。

「ああ、そんなとこ……」
期待に声も震える。
悦子は雄介のペニスを握ると、亀頭を口に含んで弄ぶが、逝かぬよう、途中で緩め、またしゃぶる。
「あ、ああ、ぼ、僕……」と身悶える雄介は頭がおかしくなる。
その雄介に、悦子は「見たことないんでしょう?」と、浴衣を脱ぎ去り、お尻を向けて彼の顔の上に跨った。

湯上りでちょっと湿った陰毛が邪魔になるが、周りの肉よりも少しこげ茶色に染まった大陰唇と小陰唇が、目を移せば、すり鉢のようになった皺々のアナル、それだけでも頭がクラクラするのに、「こうなのよ」と悦子は小陰唇を指で広げ、瑞々しく鮮やかな膣まで見せた。
雄介は「あ……」と言ったきり声も出ない。
そして、悦子は「舐めて」と言いながらも、わざと雄介の顔の上に腰を落として、「あ、いやん」と甘い声を出した。

テディプレイスーツ一覧01

押しつけられた雄介は「あ、う、うぅぅ……」ともがいたが、陰毛のざらつき、しっとりした秘肉の感触、そして甘酸っぱくて妖しげな臭いに興奮し、悦子の腰を掴んで、そこに吸い付いた。
ズッパッ、ズッパッと吸ったり、ペロペロと舐めたり、テクニックなど何も無い。
ひたすら、それを繰り返しだけだが、ぱっくりと口を開けた小陰唇はヌルヌルになってきた。
すると、「あ、そこ、そこ……」などと言っていた悦子が、「あ、あ、あああ、いい、あ、い、いい……」と喘ぐ。

女体の変化に雄介は夢中になった。
しゃぶり付き、舌をつぼめて中を掻き回し、ひたすら舐める。
体を捩る悦子は「あ、あ、あああ……いい、たまんない、もっと、もっと、グチョグチョにして……」と喘ぎが大きくなり、雄介が舌で中を掻き回す度に、愛液が溢れ出し、お尻まで濡れてしまった。
「もう、もう、いいから……」

息の荒くなった悦子は腰を掴んでいた雄介の手をようやく振り解くと、体を入れ替え、布団に仰向けに横たわり、「早く、早く……」と雄介を急かして、上に乗せると、ペニスを掴んで膣口に挿し込みながら、彼の腰を引き寄せた。
「あっ……」
雄介はまたも声が出たが、今度はペニスが悦子の中に入るのが分かった。
しかも、「いいわ、素敵よ……」と耳元で囁いてくれるから、「本当にやってるんだ」と悦子を抱いているという実感もあった。

だが、悦子が腰を使い始めると、またしても腰の奥の方がモヤモヤして、落ち着かなくなってしまう。
「ふぅ…あ、う…ふぅ……」と悦子の腰を掴まえ、しがみつくと、「この子、危ない」と悟った悦子は逆に腰をしなやかに振って、射精を急がせる。
すると、「ぼ、僕も、ダメ、もう…ダメ、出る、で、出る…」と足を突っ張らせていた雄介は腰が持ち上がり、「う、うう……あっ!あっ!……」とペニスが弾けてしまった。

悦子は全てを放出してぐったりとする雄介の上に被さり、「可愛いのね」と唇を重ねた。
「僕は悦子さんが大好きだ。好きだよ」
16歳の少年に大人の企みなど分かる筈はない。
その日、雄介は何度も精を放ち、狙い通り、すっかり悦子の虜になってしまった。

(続く)

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