リゾート地でカミングアウトする女達-その3 2090文字 淫夢

リゾート地でカミングアウトする女達-その3

珊瑚礁の島に移住した男がはじめた小さなショットバー。
そこに立ち寄る女が旅の解放感からか、赤裸々なセックスをカミングアウトする。

作家名:淫夢
文字数:約2090文字

セクシーツインズ

「開いてますかー?」
応えもしないうちに女性が2人入って来て、薦めもしないうちにカウンターに座った。
似てる。
「双子か?」
「うん。うちら、一卵性やねん」

「マスター、何飲んではるん?」
コテコテの関西弁だ。
「焼酎の野菜ジュース割。マズいけどクセになる」
「マスターが飲んでんのやったらええわ。ちょうだい」
「私も」

焼酎の野菜ジュース割を二つ作ってやると、グラスを捧げられたから意味もなく乾杯する。
「ホンマやわ。マズいかウマいか分からへんけど飲めるわ」
「で?どっちがどっちだ?」
40歳、いや、50歳前か。
細身で化粧の濃い方が姉の由希子、化粧は薄くても姉に見劣りしないほどセクシーな貌立ちが愛子。

由希子が黒のタンクトップに短パン、愛子が肩紐で吊ったグリーン系のサマードレス。
胸元に乳房の谷間が覗いている。
当たり前かも知れないが、髪型が違うだけで背格好も乳房の膨らみも同じくらいだ。
「で?ここには旅行か?」
「せやねん」

セクシーブラショーツ一覧03

「可哀想に、男とじゃなくて姉妹で旅行か」
からかうと愛子がニヤリと笑った。
「離婚祝いやねん」
「離婚祝い?って」
「離婚出来ておめでたいからお祝いや」

由希子も微笑んでいる。
何時もの独り旅の女性と違って、この島に癒しに来た訳ではなさそうだ。
「で?どっちが?」
「両方。一緒に」
「両方?って?二人共離婚?」

しゃべるのはもっぱら妹の愛子で、由希子は飲みながらずっと微笑んでいる。
双子が同時に離婚するなど聴いた事がない。
「なんかあったのか?」
「大した事やあらへん。2人とも結婚して25年、子どもも社会人やし、もーええかって。二人で話し合って第二の人生やろーって」

「もーええか?旦那が良く納得したな」
「する訳ないやんか」
「もめたんだろうな?」
由希子が初めて口を開いた。
「簡単や。ある時2人で相談して、ダンナ二人を酔わせてからうちらが入れ替わってダンナとオ⚪︎コしたんやわ」

ウソッ!
「以前から、してみたかったんや。想像してたよりずっと良かったわ」
「うちもめっちゃイキまくったわ」
「で?」
「朝、眼が醒めたらヨメが違う、ゆうて」

「ひでぇ女ども。恐ろしい」
「非道くなんてないわ。ダンナ達もヨメと違うオ⚪︎コ愉しんだんやし。それからも互いに内緒や、ゆうて何回もオ⚪︎コさせてあげたんやから。悦んではったわ。でも不倫は不倫やから離婚やゆうて。慰謝料はカンベンしたったけど。最後までバレへんかったわ」

「ダンナ達もマンネリなってたやろけど、うちらも新鮮やってん。なあ」
「マンネリ?はいはい」
「うん。もち、チ〇ポの形も大きさも違うし、遣り方も違ってたから」
「ダンナも、うちらの貌は似てるけどおっぱいの柔らかさやオ⚪︎コの中が違う言うて、濡れ方もイキ方も違うって」

「フェラチオの仕方も違う言うてはったわ」
こらこら。
おぞましき浪花のセクシーツインズが顔を見合わせて笑った。
「おれも欺されないようにしよっ」
酒のお代わりを作ろうとカウンターに入ると、愛子がサマードレスの肩紐をずらし、私に手招きした。

「ほら」
左の乳房の膨らみが半分以上覗いた。
もう少し下げたら乳首まで観えそうだ。
見せ付けるなよ。
「マスター。うちらのオ⚪︎コの違い、知りとうない?」

「二人でフェラもしてあげるし」
半年ほど同棲同然の暮らしをしたレズカップルとのセックスを愉しんだ遠い記憶が脳裏に蘇る。
由希子もタンクトップのティーシャツの両肩を肘辺りにずらし、乳房の上部を覗かせた。
知りたい。
レズカップルとの遠い記憶が蘇る。

眼の前で妖しく蠢く二人の唇が私の勃起を咥えて歪む。
二人の濡れた女陰が妖しく開いて私の指を咥え込む。
しかし。
「知りたくない」
「うそ」

「したいでしょう」
念願?の離婚が出来て、お祝いの旅先だからって、ハメ外し過ぎてません?
「君達二人相手なんて、地獄を見そうだからいやだ」
「あらっ。地獄なんて。ちゃうわ。天国やん」
「良い想いさせてあげるわ」

こいつら、なんなんだ!
迂闊に相手すると、後々何をされるか。
いや、後々どころか、セックスしている最中、どんな目に遭わされるか。
記憶の中のレズカップルは短大生で、もっと初々しかった。
想わずカウンターの中で後退りしそうになる。

どうしよう。
したい。
いや、やっぱり怖い。
でも、成り行きに負けそうだ。
局部に力が湧き上がる。

「未だ飲めるかー」
「おー、色っぽい女が2人いるぞ」
いきなりドアが開いて、何時もの酒飲みどもが入って来た。
助かった!か?
しかし、タイミング悪過ぎ、かな?

セクシーツインズが慌てて身繕いして居ずまいを糺す。
酒飲みどもはセクシーツインズを舐めるように見ながら背後に立ち、2人が財布を取り出して立ち上がった。
「私らもう帰るし、どーぞ」
「未だ良いだろう?」

「明日ダイビングやるから早起きやねん」
「それ目当てにこの島に来たんやから」
嘘つけ。
男漁りに来たんじゃないのか。
2人は同時に振り返り、申し合わせたように私に投げキッスをして、ドアの外に消えた。

もう来ないかな。
明日も来て欲しい。
いや、来て欲しくない。
結局翌日も、翌々日もセクシーツインズは姿を現さなかった。

何処か、他の飲み屋で他の男と?
これを幸とすべきか、不幸とすべきか? 
ちくしょう!

(続く)

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