リゾート地でカミングアウトする女達-その2 2070文字 淫夢

リゾート地でカミングアウトする女達-その2

珊瑚礁の島に移住した男がはじめた小さなショットバー。
そこに立ち寄る女が旅の解放感からか、赤裸々なセックスをカミングアウトする。

作家名:淫夢
文字数:約2070文字

夫を愛してるはずなのに

志津子が、そっと開いたドアの隙間から恐る恐る顔を覗かせて「良いですか?」と尋ねた。
薄化粧で、少し翳のある細面は悪くない。
軽く染めた長い髪をアップに纏め、紺のタイトスカート、同色のシルクのブラウスの下にやはり上品なデザインの同色のブラジャーが透けている。

上品な細面に艶香が漂う。
カウンターに入ると、彼女が正面に座り、棚の酒やリキュールのボトルを見回した。
「何飲む?」
「あまり知らないので、何か軽いお酒を下さい」
マルゲリータを作ってやる。

一口飲んで溜息を付き、表情を緩めた志津子を見て、カウンターに座る。
問わず語りに、東京在住で37歳のOL、33歳で結婚して子供は未だいないと話した。
独り旅の女性はホテルのチェックインはともかく、こんな場所で名前や素性に関して真実を言わない事があるが、何か事情があって独り旅をしているのだ。

まして結婚しているのなら、何もなければ夫婦で旅するはずだし、夫婦で来ているのに独りでショットバーに入ったりしない。
「美味しいから同じ物を」とマルゲリータの3杯目に口を付けた。
互いの身の上の他愛もない話をしながら時々視線が合うが、少し眼が潤んで来ていた。
一つ空けて座っていた志津子が、私に正面を向けたので、私も志津子の方に向いた。

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「マ、マスターは、30年の夫婦生活の中で、う、浮気した事ありますか?」
志津子が何かを吹っ切るように、しかし恐る恐る口を開いた。
潤んだ瞳、火照った頬、濡れた唇がセクシーだ。
夫が浮気しているのか?

「うーん。多分、ない。あったかも知れないが記憶にないな」
視線を下げると、タイトスカートがずれて艶っぽい太腿の付け根まで覗けそうになった。
華奢な肢体にしてはやや大き目の乳房が、少し粗くなった呼吸に併せて起伏する。
「や、やっぱり、そうなんですね。しないですよね」

「ご主人が浮気してるの?」
彼女の夫の味方をしても話が面白くならないな。
そう想った瞬間だった。
「わ、私が、し、してるんです」
あらら。

「夫とは絵画教室で知り合って、2年程交際って、セ、セックスするようになって。結婚してからも優しくて、セ、セックスも充たされてて、あ、愛してるんです」

「でも、私が経理をしていた会社の配転で上司になった男性に、食事に誘われるようになって。夫と違う、み、魅力のある人で、既婚って判ってても誘われて。い、1年程前、食事の帰りに公園で抱き締められて、キ、キスして、ホテルに行って、セ、セックスして」
「それから離れられなくなっちゃったんだ」

「夫を愛してるし、セックスも満足してるんです。でも、彼に誘われると、彼とのセックスを想像しちゃって、ついふらふらと」
こんな上品で貞淑そうな人妻が、夫以外の男のセックスの虜になって。
「彼の人柄じゃなくて、彼のセックスが良いのか?」
「私って、い、いやらしいですよね」

「ご主人のセックスと彼のセックスってどう違うの?」
「主人のセックスが不満じゃないんです。ちゃんと満足出来るし、でも、彼は主人のセックスよりもっと丁寧で、主人は黙って愛撫するんですけど、彼は『おっぱいがきれいだね』とか、オ、『オマ〇コがすごく良い』って、こ、言葉で褒めてくれるし。あ、あれも、主人のよりもずっと、お、おっきくて、私の、あ、あそこがきついくらいで。だ、だけど、そ、それが堪んなくて」

酔った勢いでも、10年もセックスしてなくて欲求不満のおれに、そういう露骨な言い方はしないで欲しい。
女性は、男性の勃起の大きさを意識して、比較したりするのだろうか?
おれは、自分の勃起を大きいと言われた事がないから、大きいと思ってはいない。

女性の乳房を大きいとか小さいとか、女陰の襞やクリトリスが大きいとか小さいとか感じた事はあるが、それは無意識であって、具体的に比較した事はない。
清楚で上品な志津子が、セックスを淫猥に表現する。

「私、どうして良いのか、判らなくなって」
好きにしてくれ。
「離婚して、彼と一緒になったら?」
「彼も結婚してるんです」

最近、たまに耳にする“ダブル不倫”ってやつか。
男女の関係に正解などあるはずがない。
多分、しないだろうな。
彼女は、自分で口にする卑猥な表現で明らかに興奮し、熱い吐息を吐き、乳房を起伏させ、露わになった太腿を頻りに擦り合わせる。

多分、女性器が濡れて疼いているはずで、私を視る表情が官能的になっていた。
触れなば落ちん、という風情だ。
「でも、夫を愛してるんです」
「難しいな」

「彼を忘れたくて。でも、同じ職場で、顔を合わせただけで、へ、変になっちゃうの」
「他の男とセックスしてみたら?忘れられるかも」
と言って誘ってみるか。
酒を飲み干してお代わりをしようとカウンターに入ったら、志津子が腕時計を視て、我に返った。

9時頃に来て、11時になっていた。
「ああ、もうこんな時間。明日の飛行機の時間が早いの」
明日の飛行機?今夜しか出来ないじゃないか。
「へ、変なお話して、ご、ごめんなさい」

志津子は立ち上がって会計を済ませ、二度振り返って私を視てドアの外に消えた。
喉元まで出掛かっていた「帰らないでくれ」と言う言葉を飲み込んだ。
ちくしょう!

(続く)

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