月夜の秘め事-第6話
ひろしはウォーキングの途中で不思議な石積みを見つけた。その石積みには美佳という美しい石霊が宿っていた。ひろしは美佳という石霊に惹かれていく。ある月夜の晩、石霊である美佳はひろしを秘め事に誘う。
作家名:城山アダムス
文字数:約2470文字(第6話)
管理番号:k146
次は騎乗位だ。
僕は桜の絨毯の上に仰向けに寝た。
僕のペニスは星空に突き刺さるくらい硬くいきり立っていた。
「美佳さん、上に乗って」
「上に乗るのですか?」
美佳は戸惑っていた。
「騎乗位で入れて欲しい」
「騎乗位って、どうすればいいの?」
「僕の下半身にまたがって、そのままペニスを挿入すればいいよ」
美佳は腰を上げた。
僕の下半身にまたがった。
「こうですか?」
美佳は性器をペニスの先に置いた。
少し腰を下げ、硬くなったペニスの先端を膣口で塞いだ。
美佳の温かく柔らかい性器の感触をペニスの先端で感じた。
「そのままゆっくり挿入して」
ゆっくり腰を下ろしていく。
「あああ・・ああ・・・ん・・」
美佳は、切なく声を上げる。
体をのけ反らせたり、前かがみになったりしながら、ゆっくり腰を下ろしていく。
ペニスは温かく柔らかな膣に包み込まれていく。
「あああん・・・ひろしさんのペニスが入ってる」
膣がペニスを一番奥まで飲み込んだ。
温かく柔らかな膣壁がペニスに絡みついてくる。
ペニスは数の子天井の膣壁に包まれ、さらに固さを増す。
「ひろしさんのペニス、入ってる!・・・あああん・・・気持ちいい・・」
美佳はゆっくりと前後に腰を動かし始めた。
「美佳さんの膣、数の子天井だ!・・気持ちいい・・」
美佳は前後左右に腰を振る。
自ら腰を動かしながら、膣の奥にある快楽のポイントを探しているようだ。
やがて、そのポイントをとらえたのか、一気に動きが激しくなった。
美佳は髪を振り乱し、腰を激しく前後に振っている。
腰を振る美佳の姿は妖艶なエロティシズムに溢れている。
柔らかく温かい膣壁は吸着度が増し、強くペニスをとらえている。
ペニスを包んでいる襞が大きく波うち、小刻みに震えている。
「あああ・・・ああ・・」
美佳の顔は引きつり、髪が乱れ、腰を激しく振っている。
膣壁がペニスに絡みつき、きつく締め付ける。
膣壁は暴れ狂う蛇のように激しく律動している。
「ああん・・・だめえ・・・イッちゃう」
オーガズムが近づいてきたのか、子宮が膣の中程まで下りてきた。
ペニスの先が子宮に激しくぶつかる。
「・・・グ グ イグ イグ グ グゥー・・・・ 」
喘ぎ声を上げた。
「あっ、あぁぁ・・うぅ、あっあぁ・・・イっちゃう、イク、イクぅ・・・」
美佳はついに、オーガズムに達した。
膣が蛇のように大きくうねりながら前後左右に暴れまわる。
子宮が激しく上下運動を始めた。
僕も、もう射精衝動を抑えられない。
彼女の体が硬直し、膣が収縮し痙攣し始めた。
「美佳・・さん・イク イク イク・・・美佳・ううう」
あまりの快感に僕のペニスも限界を超えた。
「アアア…アアア・・・出・・・出るう・・」
ペニスの先端から白い精液が飛び散った。
暴れ狂う膣の中で、ペニスが爆発している。
彼女の中に熱い精液をぶちまけた。
激しい快感とともに、僕と美佳の身体が一つに溶け合っている。
「あふ・・・ううーん」
イキ果てた美佳の身体が力を失い、崩れ落ちてきた。
僕は美佳の身体を必死で支えた。
やがて性器の動きが静まった。
すっとペニスを抜いた。
ドロッとした精液が膣口からこぼれてきた。
「ひろしさん、私、とても気持ちよかったの」
「僕も、気持ちよかったよ。美佳さん、最高だよ」
「私、ダメですね・・・」
「どうして?」
「だって、あの人を忘れられないようにと思っていたのに、あの人じゃない、ひろしさんとセックスしてこんなに感じてしまうなんて。でも、気持ちいいの」
美佳は僕に抱きついてきた。
「私、ひろしさんとずっとセックスしていたい」
僕と美佳は激しくキスした。
その時、頭の中で何かが爆発したような気がした。
それが何か分からなくてもいいや。
彼女と一緒に行くところまで登りつめてしまいたい。
幸せな気持ちでいっぱいだった。
突然、ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきた。
薄紅の桜の花びらを伝った雨粒が、静かにぽつりと頬に触れた。
桜雨だ。
桜雨は桜の香りをまとい、春の儚さと優しさを肌に染み込ませるようだった。
雨粒はひとつまたひとつ、美佳の体に溶けるように落ちてきた。
桜雨に濡れた美佳の白い肌は真珠のように輝いていた。
美佳は僕に身を寄せてきた。
二人で桜雨に打たれた。
いつの間にか桜雨は土砂降りになった。
二人ともびっしょり濡れていた。
びしょ濡れの美佳を強く抱きしめた。
美佳も僕に強く抱きついて来た。
僕と美佳に大きな雨粒が激しく打ちつける。
「ひろしさん。もう一度、私を激しく襲って」
僕は、美佳の美しい乳房を激しく揉んだ。
美佳は僕の下半身に手を伸ばした。
美佳の手がペニスを掴んだ。
美佳は大声で叫んだ。
「お願い!入れて!」
美佳は足を大きく広げた。
「はやく、私を犯して!」
僕は太く硬くなったペニスを美佳の性器に押し当てた。
美佳の性器は雨でびっしょり濡れていた。
僕のペニスも濡れていた。
ペニスを美佳の性器に突き刺した。
「あなたのペニスが私に入ってる。身体中が・・・あああ・・・痺れる」
「美佳さんのあそこ、締め付けてくる」
「もっと激しく突いて」
美佳を激しく突いた。
「私を狂わせて。めちゃめちゃにして」
「美佳さん。もっと締めろ。もっと締めつけろ」
「ああん・・あなたのペニスが私の身体を突き抜けていくの」
桜雨はさらに激しさを増した。
僕と美佳は、それからずっと激しい桜雨の中、激しくお互いの身体をぶつけ合った。
桜雨が降り注ぐ中、僕と美佳はただ抱き合い、お互いの体を求め合った。
冷たい雨粒とともに舞い落ちる桜の花びらが、僕たちの体をそっと包み込む。
やがて、桜雨に濡れた花びらの柔らかな香りと触感が、僕と美佳を現実から切り離し、まるで夢の中にいるような感覚をもたらした。
時間が止まったかのようなその瞬間、僕たちはただ激しくお互いを貪り合った。
桜の花びらが降り積もり、僕と美佳の姿を覆い隠していく。
辺りは静寂に包まれ、ただ二人の体がぶつかる音だけが響いていた。
やがて、夜が明ける頃、僕と美佳は激しく果てた。
その瞬間、桜雨は止み、空には一筋の月の光が差し込んだ。
それはまるで、僕と美佳を祝福するかのように輝いていた。
二人は月の光に包まれながら、ゆっくりと空に昇って行った。
(終わり)
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