性エネルギーは地球を救う-第1話 710文字 城山アダムス

性エネルギーは地球を救う-第1話

ナオミは地球人、セイヤは金星人、二人はツインレイ(この世に存在するたった一人の運命の相手)の関係にある。
ナオミの住む地球が、温暖化の影響で気温上昇が急激に進み、人類が滅亡する危機を迎えた。

ナオミは性エネルギーを金星に飛ばし、セイヤに救いを求めた。
性エネルギーはナオミがオナニーして激しいオーガズムに達した時、ナオミの下半身に沸き起こる。ナオミは性エネルギーを会陰から金星に飛ばし、セイヤとコンタクトを取ることができるのだ。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ナオミの住む地球を救うことができるのだろうか?

作家名:城山アダムス
文字数:約710文字(第1話)
管理番号:k141

1.ツインレイ

ナオミはシングルマザーの27歳。
愛娘のセナと二人暮らしだ。
セナの父親はセイヤ、金星人である。
セイヤは銀河系の平和と秩序を守るために組織された銀河連合の司令官を務めている。
ナオミはセイヤとセナの3人で暮らしたいのだが、地球と金星の環境の違いから、一緒に暮らすことはできなかった。
ナオミとセナは地球で、セイヤは金星で生活し、別居を余儀なくされていた。
ナオミとセイヤはツインレイ(この世に存在するたった一人の運命の相手)の関係にある。

ナオミには生まれつきスピリチュアルな能力があった。
ふとした瞬間に未来の映像が見えるのだ。
セナが6歳を迎えた誕生日、親子二人で誕生パーティーをした。
セナが、バースデーケーキの6本のロウソクに息を吹きかけ、最後の1本のロウソクの炎を消そうとした瞬間、ナオミは炎の奥に、恐ろしい映像を見た。
その映像はセナの6歳の誕生日から1週間後の地球の姿だった。
地球は赤茶けた荒涼とした台地が広がり、草木は枯れ果て、生命の痕跡はなかった。

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セナの誕生日の翌日、世界中に山火事が発生し、地球温暖化にブレーキが利かなくなった。その後1週間で気温が急激に上昇し、地球上のほとんどの生物が絶滅した光景だった。
ナオミは炎の中の光景を茫然として見ていた。・・・・・
・・・「ママ、ママ、ロウソクの火消したよ。」
セナの声で、ふと我に返った。
ロウソクの炎とともに、恐ろしい映像は消えた。
「セナ、誕生日おめでとう!」
ナオミは笑顔でセナを祝福した。
しかし、心の中では恐怖に怯えていた。

「このままでは地球が危ない!」
ナオミはセイヤに救いを求めようと思った。
その夜、ナオミは金星に向けて性エネルギーを送った。
「セイヤ!地球が危ない、私とセナを助けて!」

(続く)

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