性エネルギーは地球を救う-第2話
ナオミは地球人、セイヤは金星人、二人はツインレイ（この世に存在するたった一人の運命の相手）の関係にある。
ナオミの住む地球が、温暖化の影響で気温上昇が急激に進み、人類が滅亡する危機を迎えた。
ナオミは性エネルギーを金星に飛ばし、セイヤに救いを求めた。
性エネルギーはナオミがオナニーして激しいオーガズムに達した時、ナオミの下半身に沸き起こる。ナオミは性エネルギーを会陰から金星に飛ばし、セイヤとコンタクトを取ることができるのだ。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ナオミの住む地球を救うことができるのだろうか？
作家名：城山アダムス
文字数：約1640文字（第2話）
管理番号：k141
２．性エネルギー
ナオミがセイヤに初めて性エネルギーを送ったのは１２歳の時だ。
銀河系に生息する高等生物は性的興奮が高まりオーガズムに達すると、体内で性エネルギーが活性化する。
活性化された性エネルギーは会陰（第１チャクラ）から宇宙に向けて発せられる。
その性エネルギーを、銀河系にいるツインレイがキャッチする。
その瞬間、ツインレイ同士の性エネルギーの交流が可能となるのだ。
性エネルギーの交流は、体が未成熟な年齢ではオーガズムの瞬間だけしかできない。
大人の体に成熟すると、性エネルギーの長時間の交流が可能となる。
１２歳の誕生日、ナオミは子宮がモゾモゾするのを感じた。
はじめはそのモゾモゾが何なのか分からなかった。
モゾモゾしていた子宮が次第にキュンとなり、性器がジワッと濡れた。
ナオミは濡れた性器を指で触った。
とても気持ちよかった。
そのまま指で性器を触り続けていたら、痺れるような快感を感じた。
クリトリスに触れたのだ。
ナオミはクリトリスを指で触り続けた。
性器全体に快感が広がり、子宮が熱くなった。
突然膣が激しく痙攣を始めた。
その瞬間、全身を電気のような鋭い快感が走り抜けた。
生まれて初めて味わうオーガズムだった。
オーガズムの瞬間、目の前に男性が現れた。
セイヤだ。
ナオミのツインレイであるセイヤは、前世ではナオミの夫だった男だ。
「ナオミ、お久しぶり！」
ナオミに前世の記憶が蘇った。
セイヤを見て懐かしさがこみあげてきた。
「セイヤ」
ナオミはセイヤに抱きつこうとした。
その瞬間、セイヤの姿が消えた。
「セイヤ、セイヤ」
ナオミはセイヤの名前を何度も呼んだが、セイヤの姿はなかった。
ナオミの体はまだ未成熟なので、オーガズムの瞬間だけしかセイヤの姿が見えないのだ。
それから毎晩、セイヤの姿を一目見たいという想いで、ナオミは性器を指で触るようになった。
ナオミが性器を触りながらオナニーすると、突然強烈な快感が体中を走り抜ける。
オーガズムの瞬間だけ、セイヤの姿が見えたり、声が聞こえたりした。
もっと長くセイヤとコンタクトを取りたかったが、ナオミの体が未成熟なうちは、性エネルギーの交換はいつもオーガズムを感じる一瞬で終わっていた。
セイヤの姿を一目見たい！セイヤの声を聴きたい！
ナオミはその一心で、毎晩オナニーに耽っていた。
ナオミは２０歳の誕生日を迎えた。
その夜、いつものようにオナニーに耽っていると、子宮が燃えるように熱くなった。
突然体が宙に浮くような不思議な感覚に襲われた。
その瞬間、会陰から大量の虹色の光が宇宙に向かって放出された。
ナオミの性エネルギーが成熟した瞬間だった。
ナオミの性エネルギーは、子宮で活性化し、会陰（第1チャクラ）から宇宙に発せられた。
その性エネルギーをツインレイであるセイヤがキャッチした。
ナオミの性エネルギーをキャッチしたセイヤは、ペニスの勃起という身体反応が起きた。
その時、セイヤの性エネルギーも活性化し、セイヤのチャクラからナオミのチャクラに性エネルギーが送られた。
ナオミの膣の奥から大量の愛液が溢れてきた。セイヤの性エネルギーをキャッチしたナオミの身体反応だ。
こうしてナオミとセイヤの性エネルギーの長時間の交流が可能となった。
ナオミが成人の身体に成熟するまでは性エネルギーの交流はオーガズムを感じる一瞬で終わっていたが、ナオミの身体が20歳の成人に成熟したので、長時間の交流が可能になったのだ。
「ナオミ」
目の前にセイヤが現れた。
「セイヤ」
ナオミもセイヤの名前を叫んだ。
「ナオミ、二十歳の誕生日おめでとう。」
「セイヤ、やっとあなたとこうして長時間交流できるようになったのね。」
「ナオミが二十歳になるまで、本当に待ち遠しかったよ。」
「セイヤ、愛してる！」
ナオミはセイヤのもとに駆け寄り、抱きつこうとした。
しかし、ナオミとセイヤは異星人同士なので、性エネルギーの長時間の交流は可能でも、直接の身体接触はできない。
2人が直接身体接触するためには、プレアデス星人の立会いの下、厳しい精密検査を受けなければならないのだ。
（続く）
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