デリヘル嬢になった紗耶香先生-第1話 3210文字 城山アダムス

デリヘル嬢になった紗耶香先生-第1話

ひろしの憧れの先生シリーズ第6弾。高校時代憧れていた紗耶香先生が、クレアという名でデリヘル嬢をしているという噂を聞いた大学生のひろしは、事実を確かめるためホテルでデリヘル嬢のクレアを呼んだ。クレアは紗耶香先生だった。紗耶香先生とクレアのあまりのギャップの大きさにひろしは戸惑いを感じる。

作家名:.城山アダムス
文字数:約3210文字(第1話)
管理番号:k089

「紗耶香先生がデリヘルで働いているらしいぞ。」
居酒屋で高校時代の同級生と数人で飲んでいた時、突然飛び出した話題だ。
紗耶香先生は、高校時代の英語の先生で、男子生徒のマドンナ的な存在だった。

紗耶香先生は僕が高校2年になった4月、大学を卒業して新規採用教員として僕たちの高校に赴任してきた。色白でストレートヘアーのよく似合うスレンダーな美人だ。
2年生に進級してから、僕は英語の授業がいつも楽しみだった。いつも胸ときめかせながら、紗耶香先生の授業を受けていた。

紗耶香先生はいつも薄い布地のブラウスとミニスカートという姿で授業をしていた。先生がいつも着ているブラウスの布地が薄く、ブラジャーが透けて見えていた。ブラウスの胸元も広く開いていて、先生が前かがみになると、ブラウスの中の乳房の谷間がはっきり見えることがあった。

そればかりではない。ミニスカートから伸びたスラリとした白い足が授業中気になって仕方がなかった。先生が時々膝を曲げるとスカートの奥が見えそうになる。そんな時、僕は、先生のスカートの裾の奥の太ももを凝視した。しかし、スカートの奥は見えそうで見えなかった。

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僕は、スカートの中の太ももの奥をいつも想像し、授業に全く集中できなかった。
「先生のスカートの中を覗きたい、一瞬でもいいから先生のパンティを見たい。」
という衝動に駆られていた。

僕は先生の太ももやスカートの中、そしてブラウスから見える胸の谷間のことが気になり、勉強が頭に入らなかったのだ。そして、夜になると紗耶香先生の裸身を想像し、先生とのセックスを思い浮かべながら自慰に耽っていた。
授業に集中できないのは、僕ばかりではなかった。

「紗耶香先生のパンティが見えた。今日はピンクだった。」
「ブラジャーが少し浮いてて、茶色の乳首が見えてたぞ。」
授業が終わると生徒が教室の隅に集まり、紗耶香先生のパンチラ、胸チラの話題で盛り上がっていた。

紗耶香先生が英語を担当するようになって、僕たちの学年の男子生徒の成績は軒並みガタ落ちだった。
そのことが原因で、3年生になったら紗耶香先生は僕たちの学年の担当を外れてしまった。3年生は大学受験が控え、大事な学年であるという理由で、ベテランの男性教諭が英語担当になってしまったのだ。男子生徒はとても後悔した。

僕たちが高校を卒業した年の6月に紗耶香先生は結婚した。相手はIT企業の若手社長だった。紗耶香先生の大学の英語サークルの先輩で、紗耶香先生が高校の英語教師を続けるという条件で結婚したらしい。

僕たちは紗耶香先生の結婚相手をとてもうらやましく思った。噂によると、身長180を超えるイケメンで、高校時代はバスケットボールの選手としてインターハイにも出場した経験のあるスポーツマンらしい。ベンチャー企業の社長として年収も1億を超え、紗耶香先生の結婚相手としてふさわしい男性であった。

ところが昨年、紗耶香先生のご主人が経営するIT企業が事業に失敗し倒産してしまったのだ。紗耶香先生もその企業の取締役に名を連ねていたので、経営責任を問われることになったらしい。

「貴婦人という高級デリヘルでクレアの名前で出ているらしいぞ。ご主人の経営していた会社が倒産し、その後離婚したらしいが、借金の返済を紗耶香先生も迫られているらしい。」

僕は、憧れていた紗耶香先生が昼間は高校教師として授業しながら、夜はデリヘル嬢として働いていると聞いて、とてもショックだった。あんな清楚で綺麗な紗耶香先生が、デリヘル嬢として毎晩淫らな姿で、不特定多数の男に抱かれていると考えるだけで胸が締めつけられそうだった。
しかし、大学生の僕には紗耶香先生のために何もしてあげることができない。自分がとても無力で惨めに思えた。

「今度バイト代が入ったら、貴婦人で紗耶香先生を呼んでみよう。」
「高級店だから60分2万5千円らしいぞ。」
今夜の飲み会は、紗耶香先生の話でもちきりだった。
僕は紗耶香先生が気の毒でならなかった。デリヘル嬢として働く先生の姿を想像すると、とても複雑な気持ちだった。

午後10時に飲み会が終わり、同級生と別れてアパートに帰った。
シャワーを浴び、ベッドに横になった。なかなか寝付けなかった。紗耶香先生のことが気になって仕方がなかった。
ふと、スマホを手に取り、風俗サイトを検索した。
風俗サイトで貴婦人のオフィシャルサイトを見つけた。貴婦人のサイトを開くと在籍女性の一覧表があった。すぐにクレアの名前が見つかった。

クレアの名前をクリックすると、クレアの画像とプロフィールの画面が現れた。
クレアの画像をクリックすると紺色のミニのワンピースを着た女性が拡大された。顔にモザイクがかかり、紗耶香先生であるか判別はできない。しかし、ストレートな髪形や体つきから紗耶香先生の姿であることが想像できる。

プロフィールでは、26歳、人妻、血液型はA型。星座はうお座と紹介されていた。紗耶香先生は3月生まれだったので、星座は一致する。
クレアの出勤情報を調べた。今日の出勤は午後9時から明日の午前1時までの4時間だ。予約は電話だけで当日のみの受付になっていた。
時計を見ると午後11時が少し過ぎている。今ならクレアを呼べるかもしれない。僕は、クレアを呼びたいという気持ちより、紗耶香先生に会いたいという気持ちでいっぱいだった。

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気が付いたら、貴婦人に電話をかけていた。
「もしもし、貴婦人ですか?クレアさんを呼びたいのですが。」
「クレアさんなら午前0時から予約できますよ。」
「では、午前0時にお願いします。」

「了解いたしました。クレアさんを午前0時で予約します。ホテルはどこになさいますか?」
僕は、ホテルまではまだ考えていなかった。僕のアパートに呼べないだろうか?
「あのう、自宅に呼びたいのですけど・・」
「申し訳ございません。当店ではホテルにのみデリバリー致しております。ご自宅に呼ぶことはできません。」

自宅で呼べないとすれば、ホテルを選ばなければならない。自宅から歩いて10分ほどのところにラブホテルがある。確か、セラというホテルだった。
「それでは、セラでお願いします。」
「了解いたしました。これからセラに向かわれるのですね。お部屋にお着きになりましたら、もう一度お電話ください。その時点で正式に予約を受け賜ります。もし、その前に他のお客様からの予約が正式に決まりましたら、申し訳ございませんがそちらを優先させていただくことになります。」

僕は急いで身支度するとアパートを出た。セラに向かって速足で歩いた。早くホテルに着いてクレアを予約しないと他の客に予約を奪われてしまう。
10分ほどでホテルセラに着いた。
入り口の自動ドアを通り抜けると、ロビーに部屋のパネルが展示され、かろうじて501号室が一つだけ空室だった。
「よかった。満室だったら紗耶香先生に会えないところだった。」

僕はその部屋のパネルを押すと、ロビーの奥のエレベーターに乗り込んだ。
501号室に着いた。時計を見ると11時40分だ。
「クレアの予約が埋まっていなければいいが。」
僕はさっそく貴婦人に電話を入れた。

「もしもし、セラに着きました。501号室です。クレアさんを予約したいのですが。」
「501号室ですね。クレアさんのご予約は承りました。もうしばらくしたらクレアさんをセラに向かわせます。」
「よかった。間に合った。」
僕はクレアの予約が取れてほっと胸をなでおろした。しかし、すぐに複雑な気持ちになった。

もう少ししたら向かわせるということは、紗耶香先生は今、別のお客さんを相手にしているのだろうか?紗耶香先生が、裸で他の男性に抱かれている姿を想像したら、少し胸が苦しくなった。

時計を見ると午後11時50分だ。あと10分で紗耶香先生がデリヘル嬢のクレアとしてこの部屋にやって来る。紗耶香先生の到着の時刻が近づくにつれて不安な気持ちが強くなってきた。

(続く)

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