満員電車の濡れ事-第2話
ひろしのマンションの隣の部屋に山本律子という女性が引っ越してきた。女性は夫を福岡に残し単身赴任。ひろしと律子は次の日から、同じ電車で通勤を始める。満員電車の中でひろしと律子の身体が密着する。そこで二人の濡れ事が始まった。
作家名:.城山アダムス
文字数:約3010文字(第2話)
管理番号:k088
次の日の朝、マンションのエレベーターの前で律子の姿を探した。律子の姿はなかった。エレベーターを降りると急いでマンションを出た。そこにも律子の姿はなかった。駅まで伸びる道路を見渡しても律子の姿はない。今日は、律子のあの身体の感触を味わえないのか・・・僕は少しがっかりした気持ちで駅まで歩いた。
駅に着き、改札口に差し掛かると、改札口の横に律子が立っていた。律子は僕を見つけるとにっこり微笑んで、軽く会釈した。
僕も会釈を返すと、律子は僕の後に続いて改札口を通った。プラットホームに並んで立つと律子は僕に顔を向け
「ひろしさんを改札口でお待ちしてたんです。」
僕は思いがけない律子の言葉に一瞬ドキッとしたが、すぐに嬉しさがこみあげてきた。
「僕もマンションから駅まで、律子さんの姿を探したんです。僕を改札口で待ってくださってたなんて、嬉しいです。」
僕がそう言うと、律子は嬉しそうにほほ笑んだ。
電車が到着した。僕は律子と一緒に乗り込んだ。
電車が発車すると、加速する度に揺れが激しくなる。律子はすぐに僕の手を握ってきた。
気がつくと手の甲が律子の膝に触れていた。スカート越しに膝の温もりと弾力が手の甲に伝わってくる。
律子は僕の手を律子の膝に強く押し付けてきた。僕の手の甲が律子の膝にピッタリと密着している。律子も僕の手の感触を味わっているようだ。僕は思い切って手のひらを返した。僕の手のひらが律子の膝に触れている。律子の膝を覆うストッキングのザラザラした感触が手のひらに伝わってきた。
律子は手に力を込め、僕の手をスカートの奥に導いていく。僕の手は少しずつストッキング越しに律子の膝を上に滑っていく。指先がショーツに届いた。ストッキング越しにショーツの温かい湿り気が伝わってくる。律子は僕の手のひらに下半身を強く押し付けてきた。
ストッキング越しではあるが、律子の秘所の割れ目の感触を中指に感じた。中指で割れ目の奥を圧迫すると、指先に温かい湿り気を感じた。
律子は目を閉じ、耳を真っ赤にして、僕の指の感触を噛みしめている。
その時、電車は僕の降りる駅に到着した。
「電車を降りないと。」
僕は律子の耳元でささやいた。律子は僕の手を離した。僕は電車を降りた。指先に律子のスカートの奥のぬくもりが残っていた。
————
次の日の朝、マンションのエレベーターにも駅に向かう道路にも律子の姿は見えない。今日は金曜日。律子のご主人が福岡から律子に会いに来る日だ。
「今日も改札口で待っていてくれるかな?」
僕の期待通り、律子はその日も駅の改札口の横に立っていた。
僕と律子はプラットホームに並んで立った。電車が停まると二人一緒に乗り込んだ。律子はすぐに僕に身体を密着させ、僕の手を握ると膝に押し付けてきた。律子も通勤電車での僕の手の感触を楽しんでいるようだ。
僕は手を律子のスカートの中に入れた。律子は下半身を僕の手に押し付けてきた。手のひらで律子のショーツに触れた。布越しに律子の秘部の熱を帯びた湿り気が伝わってきた。僕は律子のストッキングの腰ゴムをショーツの位置まで下げ、ショーツの中に手を入れた。指先が陰毛に触れた。指をさらに陰毛の奥に伸ばすと割れ目をとらえた。そこはすでに熱く潤っていた。
その時電車は僕の下りる駅に到着してしまった。
「僕は電車を降りないと・・・」
僕がそう言うと、律子は
「次の私の駅まで一緒に乗ってください。」
と言って、僕の手を強く握りしめた。
とうとう電車は発車してしまった。僕は指先で律子の秘部をまさぐった。指先はびっしょり濡れた。
電車はあっという間に次の駅に着いてしまった。僕と律子は一緒に電車を降りた。改札口の手前で律子は立ち止まり、僕の顔をじっと見つめながら
「ひろしさん。今日の夕方お会いできませんか?」
「今日はご主人が会いに来る日ではないんですか?」
「主人は明日福岡で接待ゴルフがあるそうなので、今日は私のマンションには来ないんです。」
僕は今日、妻が職場の女子会で帰りが遅くなることを思い出した。
「私の妻も今日、職場の女子会で帰りが遅くなるんです。」
「だったら今夜うちへいらっしゃいませんか?一緒にお食事でも。」
思いがけない律子の誘いに、僕の胸は高鳴っていた。
「いいですね。今日は5時に仕事が終わるので6時過ぎにお宅に伺います。」
「ごちそうは作れないけど、お待ちしています。」
律子はそう言うと、嬉しそうにほほ笑んだ。そして改札口を出ていった。
改札口の手前で律子を見送ると、僕は急いで下りの電車に飛び乗った。急がないと会社に遅刻してしまう。
下りの電車に乗ると、律子の秘部を触った手を顔に近づけた。鼻の奥をツーンと刺激する甘酸っぱい匂いが微かに残っていた。電車を降りると駅のトイレで急いで手を洗った。
結局その日は会社に遅刻した。
————
午後5時に仕事が終わり、急いで会社を出た。午後6時過ぎに律子が隣の部屋で待っている。ところがマンションに帰ったら、妻がいた。
「今日は女子会があるんじゃなかったのか?」
「女子会が中止になっちゃったの。午前中で仕事が終わったから、お昼過ぎに帰って来たの。」
マンションの隣の部屋で律子が待っている。でも、妻が帰っているからには隣に行きようがない。律子の携帯番号もメールアドレスも知らない。今日は行けなくなったということを連絡したいが、連絡の取りようがない。メールアドレス、携帯番号を聞いておけばよかったと後悔した。
結局その日は隣の律子の家に行けなかった。
————
月曜日の朝、エレベーターにもマンションを出た道路にも律子の姿は見えない。
律子はいつものように駅の改札口に待っていた。ただいつもと違ってとても不機嫌そうだった。
「おはようございます。」
僕があいさつしたが、あいさつが返ってこない。僕が改札口を通過するとすぐ後から追いかけてきた。
「夕べはパスタ作ってお待ちしていたんですよ。」
律子は不満そうな顔をしていた。
「妻の女子会が急に中止になってしまって、家を出られなかったんです。」
「そうだったんですね。でも、寂しかったな。」
「本当にごめんなさい。あのう、これからお互い連絡が取れるように、携帯番号教えていただけますか?」
ホームで電車を待つ間、お互いの携帯番号とLINEを交換した。
電車が到着するといつものように二人一緒に乗り込んだ。
律子はすぐに僕の手を握り、律子の膝に誘った。僕は貪るように手のひらを律子のストッキングの中に入れた。指先がショーツのゴムに届いた。ショーツの中に手を入れた。
指先が陰毛に触れた。律子の陰毛は濃く割れ目を覆うように生えている。
律子は目を閉じたままうつむいている。耳を真っ赤にして、僕の指の感触を噛みしめている。
陰毛をかき分けると、指が割れ目に触れた。そこはすでに熱く潤い、膣の奥から泉のように愛液が溢れていた。僕の手のひらはすぐに愛液でまみれた。指の間から愛液が漏れ、ショーツの内側に流れていく。ショーツもびっしょり濡れている。
あっという間に電車は僕の駅に着いた。僕は律子の耳元で
「降りなくちゃ。」
とつぶやいた。律子はいやいやするように首を振ったが、今日も遅刻するわけにはいかない。
「後でLINEで連絡取りあいましょう。」
そう言って、律子を振り払うようにして電車を降りた。手のひらがびっしょり濡れていた。駅のトイレで手を洗うと急いで会社に向かった。
————
午前11時を回った頃、律子からLINEが届いた。
「ひろしさん。今、LINEできますか?」
(続く)
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