月夜の秘め事-第4話
ひろしはウォーキングの途中で不思議な石積みを見つけた。その石積みには美佳という美しい石霊が宿っていた。ひろしは美佳という石霊に惹かれていく。ある月夜の晩、石霊である美佳はひろしを秘め事に誘う。
作家名:城山アダムス
文字数:約1920文字(第4話)
管理番号:k146
「大人にする?」
意味が分からず言葉に詰まった。
美佳はぽつりぽつりと語り始めた。
「私、結婚を約束した人がいたんです。でも、両親が決めた相手と結婚することになって・・・だから、私、彼にお願いしたんです。あなたを忘れたくない、忘れられないように抱いて欲しいと。あの日、峠を下った桜の木の下で落ち合おうと約束したんです。だけど、私、行けなかった・・・」
美佳の目から涙が零れ落ちた。
「両親の目を盗んで家を出ようとしたのに、その日に限ってなかなか出られなくて
約束の時間に遅れそうになって、いつも通らない近道を通ったの。ほら、あそこが崖になっているでしょう?」
美佳が指差した先は、今は緩やかな50段ほどの階段になっている。
以前は、崖だったのだろう。
「崖の向こうに桜の木が見えて、急いで崖の横の坂道を登って、桜の木まであと少しというところで、足を滑らせて・・・・」
暫しの沈黙があった。
「私、崖から落ちて死んじゃったんです。ドジでしょう?あの人は私が死んで最初の頃こそ悲しみました。でも3年後に他の女性と結婚したんですよ。私のことなんて忘れてしまったみたい」
その彼を想い遠くを見つめる美佳の目はとても寂しそうだった。
「誰かに抱かれてあの人を忘れたいの。それに・・・」
「それに?」
「私、セックスをしてみたいの」
美佳は私に体を寄せた。
甘い桜の花の香りがする。
僕の性器が熱く硬くなっていく。
でも、幽霊とセックスなんて・・・
「なぜ、セックスの相手が僕なの?」
「桜の木の下の石が落ちていても、みんな素通りしていくだけ。でも、ひろしさん、気付いてくれたでしょう?そして、積み上げてくれた。そんなことされたの初めて。優しいひろしさん、ひろしさんに私の初めてをあげたいの・・・」
幽霊とは言え、娘ほど年の離れた若い女性に迫られるのは悪い気はしない。
それよりも、僕の性器はすでに反応しきっていた。
「ここでセックスするの?」
「私、初めてのセックスはこの桜の木の下でしたかったの」
「人に見られないかな?」
「今、夜中の2時です。こんな時間、ここには誰も来ません」
周りを見渡すと、人の気配は全くなかった。
僕は美佳をそっと抱き寄せた。
美佳はそっと目を閉じた。
桜の木の下で僕と彼女はキスした。
白いワンピースの背中のファスナーを開ける。
ワンピースがストンと落ちて、上下白い下着姿になった。
「私、まだ経験が無いんです」
美佳は恥ずかしそうにうつむいた。
その表情が愛らしかった。
「ひろしさんも脱いで」
僕も下着姿になった。
絨毯のように敷き詰められた桜の花びらの上で、僕と美佳は下着姿のまま向かい合って立っている。
月明かりで、美佳の姿が鮮やかに輝いている。
「ブラジャー外して」
僕が指示すると、美佳は二本の肩ひもを下ろした。
背中に手を回し、ブラジャーの中央部分をつまみ、プチッ・・ホックを外した。
肩ひもがスルッと腕から抜けた。
ストンとブラジャーが花びらの上に落ちた。
地面の花びらがフワッと舞い上がった。
美佳の上半身が裸になった。
胸は大きく膨らみ、綺麗なお椀のような形をしている。
なんという美乳だ。
乳房は盛り上がり、張りと弾力がありそうだ。
形の整った乳首がツンと突き出している。
美佳が真っ白なショーツ姿で立っている。
ショーツから、細いスラリとした綺麗な足が伸びている。
「ショーツも脱いで!」
美佳はショーツのゴムに手をかけ、ゆっくり下げた。
膝まで下げると、片足ずつ足を抜きながら完全に脱いでしまった。
全裸の美佳が目の前に立っている。
スレンダーな身体は程よく引き締まり、腰は細くくびれている。
盛り上がった恥丘から縮れた陰毛が生え、割れ目を覆っている。
「ひろしさんも脱いで!」
僕もブリーフを脱いだ。
硬く勃起した男性器がまっすぐ美佳に向いている。
美佳は僕の男性器をじっと見つめている。
僕も美佳の性器をじっと見つめた。
「ひろしさん。私のあそこ見たいですか?」
美佳が顔を赤らめながら聞いてきた。
「うん、見たい」
僕の声は少し上ずっていた。
「じゃあ、見せてあげますね」
美佳は花びらの絨毯の上に腰を下ろした。
そして、僕の方に足を伸ばし、膝を曲げた。
太ももの奥に、美佳の性器が見えている。
月明りにうっすらと輪郭が微かに見えるだけだ。
「ひろしさん、見えますか?」
「見えるけど・・・もっとよく見たい」
美佳は、足を大きく広げた。
美佳の秘密の部分が丸見えになった。
陰毛の奥にアーモンドピンクの陰唇が縦に裂け、内側は鮮やかなピンク色だ。
美佳は両手で陰唇を左右に開いた。
ピンク色をした膣が、ぱっくり口を開けた。
膣の左下には小さなほくろがある。
美佳の膣に顔を近づけた。
桜の花のような淫臭が微かに香った。
心地よい淫臭が体内を通り抜け、ペニスをジンジン刺激する。
(続く)
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