稀代のヒットメーカー小室哲哉が音楽業界から引退!

こんにちは、インナージュエリー店長です。

90年代を代表する稀代のヒットメーカー小室哲哉さんが、先週音楽業界からの引退を発表したと聞いてビックリしました。

多感な中学生時代、小室さん率いるTM Networkというグループを知り、シンセサイザーを全面に押し出した新しいロックサウンドに魅了され虜になっていきました。

週末、近くのレンタルショップで借りた彼らのCDをまだ主流だったカセットテープにダビングして何度も聴いたものです。

↓今となってはむちゃくちゃ懐かしいカセットテープ

その中で大好きな曲のひとつがアニメ「シティーハンター」のエンディングテーマになった「Get Wild」です。

1987年に発売され大ヒットしたこの曲はベル系の美しい旋律のイントロから始まるアップテンポの作品で、高速を駆け抜けるような疾走感がたまりません。

シンセのリフがほんとにカッコいいんですよね。

「Get Wild」はいろんなバージョンがあるんですが、アニメで使われていた元祖の音源がなかったんでこのダンサブルなバージョンを紹介しておきます。

↓歌ものとしてはイントロが異様に長い(苦笑

バナナマンの日村さんもこの曲が大好きで、たびたびネタにしているので知っている方も多いかもしれません。

ちなみにこの曲、原曲ではスネアの音が使われていないんです(上のユーチューブの音源は別バージョンなのでスネアも入ってます)。

ふつうロックなどの歌ものはリズム隊としてドラムのキック・スネア・ハイハットがビートを刻み、ベースとともに曲の土台を支えるんですが、この曲ではスネアが使われていません。

そういったアレンジも含めて革新的なサウンドがほんとかっこよくてしびれました!

安室奈美恵やtrf、globeなどで一世を風靡した小室サウンドですが、下火になると宇多田ヒカルさんといったニューカマーが時代をリードしていくようになりました。

行き詰まりを感じていた小室さんは宇多田さんの「Automatic」について、「すごい難しいグルーヴ感。ヒカルちゃんが僕を終わらせたって感じですね」と評していました。

その宇多田ヒカルさんは一番好きな邦楽曲として、なんとTM Networkの「Get Wild」を上げていたそうです。

いつの世も栄枯盛衰といいますが、世代交代の波の中でお互いの才能を認め合っていたんだなぁと感慨深くなりました。

私はその後、ロックからクラシック・テクノ・R&B・EDMなどいろんなジャンルの音楽を聴くようになり小室サウンドからは離れてしまいましたが、素晴らしい音楽の世界へ導いてくれたのは間違いなく小室哲哉さんでした。

音楽業界から身をひいてしまうのは寂しいですが、たくさんの夢をありがとうございました!!

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